鉄道シリーズ その41。今年の12月で東京駅が設立100周年を迎えるが、どれくらい山の手線に関して知識があるのか、幾つか質問を用意してみた。
第1問『山の手線で最後にできた区間はどの駅とどの駅の間か、そしていつから環状運転しているのか。』この問いに答えられたら、かなりの鉄道マニアである。
元々山の手線は1909年に品川から新宿周りで赤羽までと池袋と田端間で開業した際に名付けられた。その12月に新橋~品川、1910年6月新橋~有楽町、9月有楽町~呉服橋、1914年12月東京駅が開業、そして1919年に神田駅が開業するとともに中野~東京~品川~池袋~上野という『のの字』の運転を開始した。しかし、1923年9月の関東大震災で新橋や上野などの駅舎を焼失、大きな打撃を受けた。そして、1925年11月にようやく神田~上野が開業し、秋葉原駅が開業、今の環状運転が始まった。つまり、最後まで残っていたのは神田~上野で1971年開業の西日暮里を除くと新しい駅は秋葉原駅ということになる。秋葉原駅は1890年に貨物駅としては開業しているが、旅客扱いを始めたのは1925年である。
次に第2問『山の手線ではミドリの電車はグルグル回っているが、正式に山の手線と分類できるのはどの区間か?』
正解は品川~新宿~田端と池袋~赤羽が山の手線、田端~東京は東北本線、東京~品川は東海道本線に分類される。
第3問『山の手線ではどの区間が最も混んでいるのか?』。
これは意外な区間かもしれない。小生は池袋~新宿かと思ったくらい。答えは混雑が激しいのは上野→御徒町で約200%の乗車率となっている。小生が感じている区間は埼京線の完成以降、少し緩和されたらしい。
最後に第4問『京浜東北線も乗り換えに含めると、乗り換える線(私鉄、地下鉄、JRなど)がないのはどの2つの駅か?』
これは東京に暮らしていれば、易しすぎる質問かもしれない。答えは目白と新大久保である。
それにしても、一周34.5kmを29の駅をつなぐ東京の大動脈、色々と調べると面白い。