今日はヨットの操船について書きます。
小さな「ディンギー」と呼ばれるキャビンが無いヨットの場合、帆の操り方を間違うとすぐに転覆します
元々転覆することが前提に造られているので、ディンギーの講習では転覆したヨットを起こす方法から練習が始まります。
しかし今まで書いてきた様なキャビンがあるクルージングタイプのヨットはどのように帆を間違って操っても・・・(風が強いと急激に大きく傾いたりはしますが・・・)
船底にオモリが付いているので強風でもある程度(45度か50度)位まで傾くと風が逃げ、それ以上傾きません
最初から強い風の時に練習しなければ・・・どんなに間違っても進まないだけで、それ程傾く事もありません
だから・・・帆の扱い方は簡単な帆走技術を書いている本を読む位で充分。
後は海に出て、実際に色々試しながら覚えられます(マストから横に出ている「ブーム」の動きにだけは注意してください。「ブームパンチ」と言うんですが・・・これの直撃を受けると大怪我しますので・・・)
普通の理解力を持っている人なら一日海に出れば殆どマスター出来ます
とは言っても「ヨットレース」に出れるように帆走できる訳ではなく、それなりに目的地へ帆だけで到着できる程度です。
但しこれは「自分のヨット」を自分が考えながら操船した場合で「他人のヨット」に乗せてもらって覚えようとすると10倍から50倍の時間が掛かります。(なんで?と思うかも知れませんが事実です)
僕が教える場合は・・・横で見ているだけです
それでも考えながら誰もが出来る様になるから「簡単」なんです。
「横に居るだけで安心出来る」のがあると思うので、自分のヨットを買って初めて帆を揚げて走る時はヨットを良く知っている人に一緒に乗ってもらいましょう。
全く「あらゆる船」を操船したことが無い人の場合、船にはブレーキがありませんから・・・止める時はバックギヤに入れて止めなければなりません。
また路面にタイヤが着いている車と違い、船は風で流されたり、車の様に進みませんから・・・帆を揚げるより前に、港や岸壁に接岸する練習が何度か要ります
車の運転が出来る人なら・・一時間もすれば、ほぼマスター出来ますが・・・これも上手な人に横に乗ってもらいましょう。
一番難しいのが「アンカリング」です。
何年もヨットに乗っていても・・・日本人の場合、多くの人はアンカーが打てません
言い換えれば「打たなくても」日帰りや港から港の移動なら・・・どうにかなる場合が多いのと、本当のクルージングをしないからです
自然の入り江などにアンカーを入れて泊ったり、岸壁などに「縦着け」する場合なんですが・・・
一番に「良く掻くアンカー」を持たなければなりません。
日本の・・特に「ヤマハ」などが売っている「ダンフォース型」などと言うアンカーはタダの鉄です。
絶対に利きません。 本物の「ダンフォース」写真で見てそれに近い、先端が鋭く尖っているアンカーは利くものが半分ほどあります。(写真でヤマハのと比べて見て下さい)
他に「CQR」とか「ブルース」とか全く違った形状のアンカーがありますが「偽物」には利かないものが多々ありますので注意してください
そして・・・肝心のアンカーの打ち方ですが・・・これは誰かアンカーを常に打っている人に教えて貰うか、経験を積むしかありません。
その時々、場所、風、流れ、波などによってかなり違います。
基本的に深さの5倍のロープを延ばします。 打った後しっかり海底を掻くように荷を掛けて確認します。
僕の場合は「CQR」を主に使っていますが、打った後深さの5倍延ばして、エンジンを2500回転まで上げて引っ張って動かない事を確認しています
まあアンカリングは出来ない人が多いくらいだから、ゆっくり覚えていいでしょう。
とにかくヨットに乗るのは難しい事ではありません。一日あれば殆ど覚えてしまえる程度のものですから
そして・・クルージングに出るとなると・・・海底の地形が解る「海図」や自分の位置を知る「GPS」がが必要ですが・・・最近はそれら全てが画面に出るような機器も安く買えるようになりました。
僕の場合はパソコンにGPSを繋いで見ています
そんな事で「操船について」は終ります。
明日は復習がてらに・・・中古ヨットを買った極めて親しい仲間を例をあげて説明します。
今日の僕は・・・
朝一番に「はだかの王様」の切符を買いに行ったついでに・・ホームセンターで広告に載っていた「軍手」「シリコンボンド」「12ボルトから100ボルトのインバーター」等を買ってきました
昼過ぎに森本氏が来てくれたので・・・倉庫に置いていたテンダー(ヨットに載せる上陸用の小舟)を軽トラに積んで橘港へ
浮かべて・・二人が乗ってテスト
前のテンダーは「自設計、自作」だったから6人乗っても平気だったんですが・・・大きさは殆ど同じなのに・・・今度のテンダーは「ヤマハ製」だから安定が悪くて3人が限度です
日本の小型舟のデザイナーは見た目だけで、乗りやすさや安定性を考えないからダメですね。
でもとりあえず何と使える事が解ったので、二月の20日頃からのクルージングに備えてホロホロのデッキ上に引き揚げて縛ってきました
その後キャビンでコーヒーを飲んで
帰りに「津の峰山」の中腹まで森本氏を案内して登り、橘湾を見下ろして下山
次に・・阿南のお城「牛岐城址」に行って家に戻ったら・・・美由紀はプールから戻って・・大きな樽に「自家製白菜」を漬けていました
一時美由紀が風邪を引いて休憩していたカラオケを再開
毎晩12時過ぎまで歌っています
小さな「ディンギー」と呼ばれるキャビンが無いヨットの場合、帆の操り方を間違うとすぐに転覆します
元々転覆することが前提に造られているので、ディンギーの講習では転覆したヨットを起こす方法から練習が始まります。
しかし今まで書いてきた様なキャビンがあるクルージングタイプのヨットはどのように帆を間違って操っても・・・(風が強いと急激に大きく傾いたりはしますが・・・)
船底にオモリが付いているので強風でもある程度(45度か50度)位まで傾くと風が逃げ、それ以上傾きません
最初から強い風の時に練習しなければ・・・どんなに間違っても進まないだけで、それ程傾く事もありません
だから・・・帆の扱い方は簡単な帆走技術を書いている本を読む位で充分。
後は海に出て、実際に色々試しながら覚えられます(マストから横に出ている「ブーム」の動きにだけは注意してください。「ブームパンチ」と言うんですが・・・これの直撃を受けると大怪我しますので・・・)
普通の理解力を持っている人なら一日海に出れば殆どマスター出来ます
とは言っても「ヨットレース」に出れるように帆走できる訳ではなく、それなりに目的地へ帆だけで到着できる程度です。
但しこれは「自分のヨット」を自分が考えながら操船した場合で「他人のヨット」に乗せてもらって覚えようとすると10倍から50倍の時間が掛かります。(なんで?と思うかも知れませんが事実です)
僕が教える場合は・・・横で見ているだけです
それでも考えながら誰もが出来る様になるから「簡単」なんです。
「横に居るだけで安心出来る」のがあると思うので、自分のヨットを買って初めて帆を揚げて走る時はヨットを良く知っている人に一緒に乗ってもらいましょう。
全く「あらゆる船」を操船したことが無い人の場合、船にはブレーキがありませんから・・・止める時はバックギヤに入れて止めなければなりません。
また路面にタイヤが着いている車と違い、船は風で流されたり、車の様に進みませんから・・・帆を揚げるより前に、港や岸壁に接岸する練習が何度か要ります
車の運転が出来る人なら・・一時間もすれば、ほぼマスター出来ますが・・・これも上手な人に横に乗ってもらいましょう。
一番難しいのが「アンカリング」です。
何年もヨットに乗っていても・・・日本人の場合、多くの人はアンカーが打てません
言い換えれば「打たなくても」日帰りや港から港の移動なら・・・どうにかなる場合が多いのと、本当のクルージングをしないからです
自然の入り江などにアンカーを入れて泊ったり、岸壁などに「縦着け」する場合なんですが・・・
一番に「良く掻くアンカー」を持たなければなりません。
日本の・・特に「ヤマハ」などが売っている「ダンフォース型」などと言うアンカーはタダの鉄です。
絶対に利きません。 本物の「ダンフォース」写真で見てそれに近い、先端が鋭く尖っているアンカーは利くものが半分ほどあります。(写真でヤマハのと比べて見て下さい)
他に「CQR」とか「ブルース」とか全く違った形状のアンカーがありますが「偽物」には利かないものが多々ありますので注意してください
そして・・・肝心のアンカーの打ち方ですが・・・これは誰かアンカーを常に打っている人に教えて貰うか、経験を積むしかありません。
その時々、場所、風、流れ、波などによってかなり違います。
基本的に深さの5倍のロープを延ばします。 打った後しっかり海底を掻くように荷を掛けて確認します。
僕の場合は「CQR」を主に使っていますが、打った後深さの5倍延ばして、エンジンを2500回転まで上げて引っ張って動かない事を確認しています
まあアンカリングは出来ない人が多いくらいだから、ゆっくり覚えていいでしょう。
とにかくヨットに乗るのは難しい事ではありません。一日あれば殆ど覚えてしまえる程度のものですから
そして・・クルージングに出るとなると・・・海底の地形が解る「海図」や自分の位置を知る「GPS」がが必要ですが・・・最近はそれら全てが画面に出るような機器も安く買えるようになりました。
僕の場合はパソコンにGPSを繋いで見ています
そんな事で「操船について」は終ります。
明日は復習がてらに・・・中古ヨットを買った極めて親しい仲間を例をあげて説明します。
今日の僕は・・・
朝一番に「はだかの王様」の切符を買いに行ったついでに・・ホームセンターで広告に載っていた「軍手」「シリコンボンド」「12ボルトから100ボルトのインバーター」等を買ってきました
昼過ぎに森本氏が来てくれたので・・・倉庫に置いていたテンダー(ヨットに載せる上陸用の小舟)を軽トラに積んで橘港へ
浮かべて・・二人が乗ってテスト
前のテンダーは「自設計、自作」だったから6人乗っても平気だったんですが・・・大きさは殆ど同じなのに・・・今度のテンダーは「ヤマハ製」だから安定が悪くて3人が限度です
日本の小型舟のデザイナーは見た目だけで、乗りやすさや安定性を考えないからダメですね。
でもとりあえず何と使える事が解ったので、二月の20日頃からのクルージングに備えてホロホロのデッキ上に引き揚げて縛ってきました
その後キャビンでコーヒーを飲んで
帰りに「津の峰山」の中腹まで森本氏を案内して登り、橘湾を見下ろして下山
次に・・阿南のお城「牛岐城址」に行って家に戻ったら・・・美由紀はプールから戻って・・大きな樽に「自家製白菜」を漬けていました
一時美由紀が風邪を引いて休憩していたカラオケを再開
毎晩12時過ぎまで歌っています