もともとの私の仕事はダイバーでした。
と言っても一般の人達が知ってる私はダイビングショップのオーナーでダイビングインストラクターでみんなと一緒に潜り行くガイドのようなものでもありました。
しかしその会社の売り上げや利益の多くは「水中土木工事」でした。
今私が住んでる倉庫ハウスは70坪あるんですが、水中土木工事の為の機械や道具が一杯入ってました。
ただ私はみんなと遊びで潜りに行くのが好きでしたから・・・工事にはあまり潜っていません。
ヨットで世界一周したのも世界中の海で思うように潜りたい、ヨットでなければ行けないところで潜りたいと言うのが第一で、南の島や無人島に対する憧れが第二でヨットの乗るのが好きだったわけではありません。
キャンピングカーもそうですが、ヨットもしたい事をする為に必要な道具であくまでも手段です。
ただその中で求めてるのは「寛げること」の一言に尽きます。
だからヨットもキャンピングカーも私が一番寛げるように改造しています。
だから長い旅をしても疲れずに過ごせています。
その点特に日本人は与えられたものをほとんど改造せずに過ごしてる人が多い事に私は驚きます。
話が逸れましたが・・・ダイビングの話に戻って・・・
一昨年の11月から12月にフィリピンのミンドロ島プエルトガレラに停泊中の近藤氏のヨット「マハリン3」に美由紀と一緒に行って潜って以来ですから「二十歳過ぎにダイビングを始めて今までで最長期間潜らなかった記録です」
しかし一年半位のブランクでした。では全く不安は感じませんでした。
ただ体が重い・・・道具を付けると益々重く陸上では動くことも大変な状態でした。
その上にダイビング機材をちゃんと確認せずに海に行ったので・・・潜り始めたら故障してたりで慌てましたが・・・
マカナの品川氏に応援を頼んでたので、機材をとりに倉庫ハウスまで行ってもらったりその他いろいろ手伝って貰って何とか今日思ってたこと全部完了しました。
久し振りに着た冬用の真っ黒のゴムだけで出来てるウエットスーツを着てる雄姿?
腹は出てるし頭は禿げてるけどちゃんと潜れる72歳です。
潜って何をしたかと言うと、舵板とプロペラに付着してる貝や海藻をケレンでそぎ落として奇麗にしました。
その後で防蝕亜鉛を交換。
それからヨットに渡るための通船のロープが傷んでいたのを交換しました。
出来上がってホロホロのエンジンを掛けて久し振りにクラッチを入れてプロペラを回してやりました。
勢いよく後ろに押し出す水流に満足して品川氏とコーヒーを入れて一休み。
船底全体の付着物は落としてませんがプロペラと舵が奇麗になったのでスピードは出ませんがとりあえず走ることは出来るようになりました。
全体を落とそうと思うと船が大きいですから半日では難しくて結構疲れる一日仕事です。