僕はまだ61歳ですが、41歳で退職しているので「退職歴20年」を過ぎました
普通の人で考えると・・・80歳と言えなくもないです
そしてそんな関係で80歳前後の人達と多く付き合いをさせてもらっています
以前にもこのブログに書いたことですが・・・(色んな事を長きに渡って退職者向きに書いているので探すのが大変と思う)
目出度く、健康なままで定年退職を迎えられた方で、予想死亡年齢の90歳までの30年間、退職金、預貯金、年金など夫婦分を合わせて30で割り、一年間に300万円の予算がある方は「心の持ち方」でブログに日々書いているように僕と同じく非常に愉しく、社会に役立ちつつ遊んで暮らすことが出来ます。(但し持ち家があるか、持ち家の管理費相当の家賃のところに住んでいる事も条件)
例えば夫婦併せて25万円の年金がある人は、預貯金ゼロでも大丈夫と思います
15万円しか無い場合だと・・・毎月10万円不足なので年間120万円不足で、30年だと3600万円不足になりますから・・・預貯金など総資産が4000万円は必要となります
ただ・・・15万円でも本間氏のように工夫して活動的に愉しく過ごしている人も居ますし・・・発展途上国で一年の半分ほどを過ごせば随分変わってもきます。
発展途上国で夫婦で家を借り一ヶ月10万円で愉しく過ごしている人は大勢居ます。(独身の人で現地の若い女性と暮らしている人が多いですが・・・)
しかしその国の労働者の所得が一万円であっても、外国人の我々はとても一万円で暮らすことは不可能で二人で10万円位見ておくべきと思います。
さて・・前置きが長くなりましたが・・・
「退職したら遊ぶぞ!」と決めて働いて来た「真面目で堅実な人」の殆どが「30年間の計画」を持っていません。
僕が退職前の人達の多くに聞いた「計画」は一年ほどで終ってしまう極めて短期なもので・・・人に寄っては二ヶ月ほどで終ってしまう計画でした
そして「その後何をするの?」と聞くと・・・それが終ったら死ぬとでも思っているかのように「何もありません」
まあ現実には、それが終ったら何か別のことを考えるんでしょうが・・・それでは手遅れの感があります。
何故かと言えば・・・計画を持っていない殆どの人は・・・最初の一年間は「ただ嬉しだけで遊べます」
ところが・・・長期の計画を持っていないから・・・一年が終った頃から・・・思いのほか出費が多いのに驚きます
そして・・・このままでは「お金が足りなくなる」と思い始めるんです
その結果・・・半数の人達が・・・社会の邪魔をして・・・年金を受け取りながら「労働力」として参入し、次の世代の若者達の仕事を奪い自分達の将来をも危うくします
世代交代が出来ない国は滅びます。年金を受け取りながら労働力として参入されると・・・年金を払いながら、子供を育てなければならない人達は困ってしまいます。
年金受領者が遊んでそのお金を使って初めて社会が成り立ちます
だから「社会の為、世界平和の為に遊んでいる」ので常に誇りを持ってください。
さて・・・「長期の計画を持つこと」以外に大変大事な事があります。
それは「年間予算を決めて使い切る」事です
基本的に今まで働いていた間は月々少しづつでも預貯金が「増えてきた」と思いますが・・・退職すると「減っていきます」
今まで登ってきた山から降りるときですから・・・当然と言えば当然なんですが・・・きちんと年間予算を決めていないと・・慌てるものです。
特にプラス生活を続けてきた人にとってマイナス生活は初めのうちストレスとなります
その年間予算を僕らは「300万円」としているんですが・・・
「要るだけは要る」と言う考え方で生きていると・・・だんだん気が小さくなくって「しみったれて来ます」
これは・・・予算が組めてないから、不安になって・・・出費を抑えようとして「ケチ」になるんです。
そんな人は・・数年すると・・・お金が常に心の中を制御する結果「したいことが何も無い」などと言う様になります
僕らも退職後しばらくは不安な生活でした。
たまたま・・世界一周で海外に居たので・・・欧米人が愉しく伸び伸びと遊んで世界を回っているのを見て・・・聞きました
殆どの人達は(ヨットで世界を回っている9割の人は夫婦かカップル)月に1500ドルほどの予算でした。
当時僕らはもっと多くの予算で生活していたんですが・・・常に不安がありました。
そして・・・知ったのが・・・「組んだ予算を使い切る」事だったんです
それ以後・・・現在も僕らは「使いきり作戦」で生活しています
そうすると・・・常に余裕があって・・・「お金が余っている」と思うことが多く、「一生懸命使わなければ・・・」と思えるようになりました
もともと一ヶ月にすれば25万円しかない予算ですから・・・贅沢は出来ません。
しかしケチケチ生活ではありません。 ケチと言うのは・・すれば出来るのにしない人で、年間予算が決まっていたら、出来る事、出来ないことは即座に解るのでサッパリしたものです。
僕らの一年の始まりは10月なんですが・・・八月9月になると・・・余りのお金がはっきりしてくるので・・・使うために一生懸命になる場合が多いです。
そして9月末日の夜には・・・数百円しか残らないように無駄なものを買ったりしてでも使い切っています
時に足りなくなる事もありますが・・その時は「前借り」して、翌年その金額分は少なく一年を始めています。
健全な生活を定年まで送ってきた人にとって、少なく暮らす事は極めて簡単です
日本の医療制度は夫婦で一ヶ月10万円以上掛かった場合払い戻してくれます。
大病をした多くの先輩は「病気をしたらお金が余る」と口を揃えていいます
病院に入院してしまうとお金を使いに出れないからです。
残して欲しいと思っている子供は余程出来が悪い子供で、そんな子供にお金を残すと将来辛い目に合わすだけです。
殆どの正常な子供は親が愉しく遊んで過ごしている事を喜びます
お金の使い方を知らず、余ってしまうのが確実になった人達が高い入居料を払う施設に入ってますが・・・殆どの人はそんな必要はないと思います。
今僕達は二人共、健康診断で何処にも異常がありませんが、そんな僕らでさえ・・80歳を過ぎたら・・・体力的にお金が使えなくなると思って心配し、ボランティアで消費するを考えているほどです
計画は体力順に軸足を変えて、常に新鮮さや興味が持ち続けられるように幾つも持つ。
僕の場合は41歳から90歳までの50年間遊ぶ計画なので・・・7年を基準に軸足を変えるつもりでやっていますが・・・最近、取り混ぜる事で三つの計画があれば40年ほど愉しく過ごせるのでは??と思ったりしています
最後に・・社会の為にお金が減ることを愉しく感じれるようになると・・・幸せな老後と言えると思います。
仕事をしていた時は・・経営者でさえ殆どが受身で頭は殆ど使わなくて済みますが・・・遊ぶのは頭をフルに使わなければ出来ません。
でも・・・二年半が過ぎた頃から・・社会の為に後輩に席を譲り、自由が一杯ある退職生活が愉しくて愉しくて・・・辞めて良かったと心から思えるようになります
退職後一年が過ぎてから・・二年半が過ぎるまでの間を「戸惑いの時」と僕は名付けています。
その「戸惑いの時」(平均的に一年半ほどの間)が来ることをしっかり頭に残して置いてください。
それを乗り越えたら極楽がありますので
今日の僕は・・昼前から近所に住む67歳の退職者「S氏」が寄ってくれて・・・日本経済(特に株)の話を二時ごろまでしてました
S氏は父親が早く亡くなり「母一人子一人」で育ったので・・・特別に母親に対する気持ちがあります。
毎日必ず施設に居る体はいたって元気だけれど・・・痴呆になっている88歳の母親を見に行くのが日課で・・・何処にも出かけません
僕が同じ立場であれば・・・やはり同じようにするのかも知れませんが・・・母親が亡くなる頃には・・・自分自身にも介護が必要になってしまう事を考えると・・・
果たして・・正常であったら・・・母親がそれを望むかは・・はなはだ疑問です
僕なら・・・子供に「気にせず自由に遊べ」と言うでしょうから・・・
夕方薫ちゃんから電話があって・・・鹿が獲れたので・・「前足二本上げる」と・・・
それを貰いに行って・・・
戻ってイッパイ呑んで・・・ブログを書いています
今日は随分多く書いたんですが・・・もう少し伝えたいことがあるので・・・続きを明日書きます。
一度、直接お逢いして貴殿の哲学や旅の話を拝聴したいと切望しています。 近く旅に出るとのことですが…お目にかかるのに何か良い方法がありますか?
コメントを見るのが遅くなりました。現在の私は腰痛で自宅界隈に居ますので連絡先電話をこのコメントに書いてください。その電話番号は私しか見えませんので心配不要です。