「1911」
ジャッキー・チェン出演100本目という記念すべき作品!ぃやっほーう♪
とは言うものの、ここ最近のジャッキーは寄る歳並みに勝てず、カンフーアクション封印方向に
なって来ましたよね・・・悲しいけど、でもいいの。ジャッキーが見られれば、それでいい!
タイトルの「1911」は中国・辛亥革命のあった年号。
本作は辛亥革命の前哨蜂起となる1911年4月の広州総督府襲撃辺りから翌年の清朝崩壊までを
時系列に追いながら革命の中心人物である孫文、そして孫文の右腕で革命軍司令官だった黄興(こうこう)
を軸に、清朝側、そして袁世凱の動向と心模様や人間ドラマを見せるという歴史大作。
・・・そんな訳で本作のあらすじはwikiで「辛亥革命」を検索すれば判ると思いますw
私、学生時代は中国史が大の苦手だった。そして日本近代史も苦手。
明治維新以降の日本史が本当に苦手だったわー。ここらで中国や朝鮮とも絡んで来るでしょ。
勿論アヘン戦争だの日清戦争だの義和団の乱だの、勿論辛亥革命だって学校で習ったよ。
なんとなーくサラーッと「こーいう事、だった、よね?(チラ見)」みたいな状態だけど覚えてなくもないよ^^;
まーそんな程度のバカ人間が、もっそい濃厚な「辛亥革命全部まるごと見せます!」みたいな映画を見た、と思って下さい。
と言うか、本作の制作チームは世界に対して「辛亥革命」という革命が過去中国で起こったという事を発信したいんだろうなと。
特に西欧の皆様には中国の歴史には余り馴染みがないでしょうしね、そんなとっても中国史に疎いであろう方々に
判り易く、飽きる事なく辛亥革命という出来事を知って頂こう!という、とっても親切設計の歴史入門ムービーでした。
お陰で薄ら覚え程度の私でも「ほうほう、ナルホドね」と辛亥革命にとても造詣深くなれました!(パチパチ
まーそれはいい事なんですが、余りにも気真面目に、余りにも丁寧に作り過ぎていると思いますよ。
物凄い一生懸命真面目に作り過ぎて面白味がないんですよ^^;
孫文の革命に対する強く高潔な意思を感じる事は出来るんですが、何と言うか「人となり」に触れられないというのか。
高潔過ぎて人間らしさが見えないというのか。ぶっちゃけ袁世凱のキャラの方がよっぽど人間らしくて等身大な感じがする。
黄興にしても、ところどころで「ねーちゃんとの淡い思い出回想映像(ご丁寧にモノクロ仕立て)」みたいなのが出るものの
それが「=ロマンスシーン」に脳内で自動変換出来る程の人間臭さは見せない。
コレがNHK特番だったら「見応えがあって勉強にもなる、素晴らしい演出と映像の半ドキュメンタリードラマですね!」と
大絶賛して早速再放送のお願いをNHKのサイトからメールする所なんですが、ぶっちゃけ「ジャッキー様~♪」なんて
脳味噌お花畑なバカ(←私の事か、そーか)が見に行くと「むむむ・・・」になってしまうという。
でもまあ、個人的には「中国当局は何を意図してこの映画作ったんだろーなー???」って感じ。
だって辛亥革命は勿論本作のような展開だった訳だけど、その後の中国が辿った軌跡を見ればこの革命がどんなに残念な
結果に終わったのかというのが痛い程判るだろうに。
孫文の理想を無残にも打ち砕いた国が、何でこの革命にスポット当てて映画作っちゃってるんだろ?
ところで、本作字幕版よりも吹替え版の方が上映回数が多かったんですよ。
とても子供が見て楽しめる映画じゃないだろーに・・・と思ってたんですが、どうして吹替え版の方が多いのかは分かった。
劇中の登場人物が多く、それらの人物名とどういう立場の人間なのかという説明がタテ字幕で入り、
更に役者が喋ってるセリフが下に字幕で入るという「ダブル字幕」になるんですわ。
忙しくて両方一度に読める訳ねーだろ!人物名見てると何喋ってるか判んなくなるし、セリフ読んでるとこの人が何者なのか
判んなくなっちゃうし、こりゃー吹替え版見ないと頭混乱して訳ワカンネーよ。あはははは!^^;
てな訳で、本作は「吹替え版」の鑑賞を推奨します。
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「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
午前中に「1911」を見て、物凄い重た~い気分になったので、仕切り直しでお軽い歴史絵巻を見る事に!
過去にダルタニアンと三銃士を題材にした映画は数多く作られているが、2011年の今思いっきり有り得ない仕様で復活~♪
ちなみに私、同じ題材の過去作品で一番のお気に入りは「仮面の男(1998年作)」という作品。
日本ではあんまり売れなかった?みたいだけどディカプリオとかジョン・マルコビッチとかジェラール・ドパルデューとか
他にもとにかく錚々たるキャストで、話もすっごい面白いんだから!
本作見る位だったら仮面の男をDVDレンタルして来ておうちで見た方がナンボか楽しい気分になれる事間違いないわよっ!
って・・・アレ?何か今マズい事書いたか?^^;
まあいいや。とりあえず本作のあらすじね、
時は17世紀、若くして王位に付いたルイ13世の時代。三銃士に憧れて田舎からパリにやって来たダルタニアンはひょんな事から
三銃士の3人と出会い、自らも銃士として仲間入りを果たす。
そんな中、ルイ13世失脚を狙うリシュリュー枢機卿の陰謀で王妃の首飾りが謎の女スパイ・ミレディによって盗み出されてしまう。
ミレディを追ってイギリス・ロンドンのバッキンガム公爵の屋敷を急襲する三銃士達だったが・・・
コレはー・・・色々と説明不足なんじゃないのか?
まず映画冒頭、三銃士と女スパイのミレディがイタリア・ヴェネチアのとある場所(教会?)に隠された飛行船の設計図を
盗み出すシーンから始まるんだけど、この設計図をどういう経緯(理由)で三銃士が盗み出そうとしているのか?という説明が全くない。
そしてこの盗み出した飛行船の設計図がどうやら「ダ・ヴィンチが描いた物」という事なのかな?タイトルの副題を見るに^^;
そこんとこの説明も全くなかったような気がするんだけど、もしかして私が何分か気を失ってたのか?(滝汗)
まあとにかく「時代考証に合わない飛行船を登場させる為の理由付け」が欲しかっただけなんだろうと好解釈してあげるとして。
三銃士とか枢機卿とかバッキンガム公爵とかの存在は許容範囲だとして、その、「ミレディ」という女はどういう位置付けなんだい?
コイツは日本人スピリッツ的に言う所の「峰不二子 by ルパン三世」という立ち位置でOK?
いや、逆に日本人なら「ああ、峰不二子ねー、こういうキャラいる!いる!^^」って勝手に受け入れてくれるかもしんないけど
ワールドワイドで見たらこの全く説明の付かないキャラは完全アウトだろw
まー色々とダメ出しポイントてんこ盛りなんだけど、それにしても脚本自体も薄っぺらいのなー^^;
話にぜーんぜん厚みがない。ペラッペラ。午前中に超激重な「1911」見た後でコレって、どっちも極端過ぎるやろーっ!
個人的にダルタニアンのキャラがー、魅力感じない(いやむしろイラッと来る)のが痛いー><
そして悪役でミラジョボちゃんとかオーリーとか、本来とっても華のある役者さんを使ってる割に・・・華を感じさせないのがアイタタ。
特にオーリーが!見せ場が全然ないぞ!自分予告編見た時は勝手に飛行船の対決シーンは三銃士VSオーリー(+ミラジョボ)だと
ばっかり思ってすんごい楽しみにしてたのに!!なんだよコレー!つまんねーよーチクショー!(怒)
そんなこんなで個人的にかなりガッカリ風味だった本作なんですが、唯一期待出来るかもしれない!?ポイントは、
いかにも続編が作られそうな終わり方で、しかも次回作こそオーリーやミラジョボちゃんが中心で活躍してくれそうな予感!?
あ、活躍って・・・コレ三銃士とダルタニアンが主人公だったっけ。そんなのどーでもいいわ。だってあいつら華なさ過ぎだし^^;
ジャッキー・チェン出演100本目という記念すべき作品!ぃやっほーう♪
とは言うものの、ここ最近のジャッキーは寄る歳並みに勝てず、カンフーアクション封印方向に
なって来ましたよね・・・悲しいけど、でもいいの。ジャッキーが見られれば、それでいい!
タイトルの「1911」は中国・辛亥革命のあった年号。
本作は辛亥革命の前哨蜂起となる1911年4月の広州総督府襲撃辺りから翌年の清朝崩壊までを
時系列に追いながら革命の中心人物である孫文、そして孫文の右腕で革命軍司令官だった黄興(こうこう)
を軸に、清朝側、そして袁世凱の動向と心模様や人間ドラマを見せるという歴史大作。
・・・そんな訳で本作のあらすじはwikiで「辛亥革命」を検索すれば判ると思いますw
私、学生時代は中国史が大の苦手だった。そして日本近代史も苦手。
明治維新以降の日本史が本当に苦手だったわー。ここらで中国や朝鮮とも絡んで来るでしょ。
勿論アヘン戦争だの日清戦争だの義和団の乱だの、勿論辛亥革命だって学校で習ったよ。
なんとなーくサラーッと「こーいう事、だった、よね?(チラ見)」みたいな状態だけど覚えてなくもないよ^^;
まーそんな程度のバカ人間が、もっそい濃厚な「辛亥革命全部まるごと見せます!」みたいな映画を見た、と思って下さい。
と言うか、本作の制作チームは世界に対して「辛亥革命」という革命が過去中国で起こったという事を発信したいんだろうなと。
特に西欧の皆様には中国の歴史には余り馴染みがないでしょうしね、そんなとっても中国史に疎いであろう方々に
判り易く、飽きる事なく辛亥革命という出来事を知って頂こう!という、とっても親切設計の歴史入門ムービーでした。
お陰で薄ら覚え程度の私でも「ほうほう、ナルホドね」と辛亥革命にとても造詣深くなれました!(パチパチ
まーそれはいい事なんですが、余りにも気真面目に、余りにも丁寧に作り過ぎていると思いますよ。
物凄い一生懸命真面目に作り過ぎて面白味がないんですよ^^;
孫文の革命に対する強く高潔な意思を感じる事は出来るんですが、何と言うか「人となり」に触れられないというのか。
高潔過ぎて人間らしさが見えないというのか。ぶっちゃけ袁世凱のキャラの方がよっぽど人間らしくて等身大な感じがする。
黄興にしても、ところどころで「ねーちゃんとの淡い思い出回想映像(ご丁寧にモノクロ仕立て)」みたいなのが出るものの
それが「=ロマンスシーン」に脳内で自動変換出来る程の人間臭さは見せない。
コレがNHK特番だったら「見応えがあって勉強にもなる、素晴らしい演出と映像の半ドキュメンタリードラマですね!」と
大絶賛して早速再放送のお願いをNHKのサイトからメールする所なんですが、ぶっちゃけ「ジャッキー様~♪」なんて
脳味噌お花畑なバカ(←私の事か、そーか)が見に行くと「むむむ・・・」になってしまうという。
でもまあ、個人的には「中国当局は何を意図してこの映画作ったんだろーなー???」って感じ。
だって辛亥革命は勿論本作のような展開だった訳だけど、その後の中国が辿った軌跡を見ればこの革命がどんなに残念な
結果に終わったのかというのが痛い程判るだろうに。
孫文の理想を無残にも打ち砕いた国が、何でこの革命にスポット当てて映画作っちゃってるんだろ?
ところで、本作字幕版よりも吹替え版の方が上映回数が多かったんですよ。
とても子供が見て楽しめる映画じゃないだろーに・・・と思ってたんですが、どうして吹替え版の方が多いのかは分かった。
劇中の登場人物が多く、それらの人物名とどういう立場の人間なのかという説明がタテ字幕で入り、
更に役者が喋ってるセリフが下に字幕で入るという「ダブル字幕」になるんですわ。
忙しくて両方一度に読める訳ねーだろ!人物名見てると何喋ってるか判んなくなるし、セリフ読んでるとこの人が何者なのか
判んなくなっちゃうし、こりゃー吹替え版見ないと頭混乱して訳ワカンネーよ。あはははは!^^;
てな訳で、本作は「吹替え版」の鑑賞を推奨します。
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「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
午前中に「1911」を見て、物凄い重た~い気分になったので、仕切り直しでお軽い歴史絵巻を見る事に!
過去にダルタニアンと三銃士を題材にした映画は数多く作られているが、2011年の今思いっきり有り得ない仕様で復活~♪
ちなみに私、同じ題材の過去作品で一番のお気に入りは「仮面の男(1998年作)」という作品。
日本ではあんまり売れなかった?みたいだけどディカプリオとかジョン・マルコビッチとかジェラール・ドパルデューとか
他にもとにかく錚々たるキャストで、話もすっごい面白いんだから!
本作見る位だったら仮面の男をDVDレンタルして来ておうちで見た方がナンボか楽しい気分になれる事間違いないわよっ!
って・・・アレ?何か今マズい事書いたか?^^;
まあいいや。とりあえず本作のあらすじね、
時は17世紀、若くして王位に付いたルイ13世の時代。三銃士に憧れて田舎からパリにやって来たダルタニアンはひょんな事から
三銃士の3人と出会い、自らも銃士として仲間入りを果たす。
そんな中、ルイ13世失脚を狙うリシュリュー枢機卿の陰謀で王妃の首飾りが謎の女スパイ・ミレディによって盗み出されてしまう。
ミレディを追ってイギリス・ロンドンのバッキンガム公爵の屋敷を急襲する三銃士達だったが・・・
コレはー・・・色々と説明不足なんじゃないのか?
まず映画冒頭、三銃士と女スパイのミレディがイタリア・ヴェネチアのとある場所(教会?)に隠された飛行船の設計図を
盗み出すシーンから始まるんだけど、この設計図をどういう経緯(理由)で三銃士が盗み出そうとしているのか?という説明が全くない。
そしてこの盗み出した飛行船の設計図がどうやら「ダ・ヴィンチが描いた物」という事なのかな?タイトルの副題を見るに^^;
そこんとこの説明も全くなかったような気がするんだけど、もしかして私が何分か気を失ってたのか?(滝汗)
まあとにかく「時代考証に合わない飛行船を登場させる為の理由付け」が欲しかっただけなんだろうと好解釈してあげるとして。
三銃士とか枢機卿とかバッキンガム公爵とかの存在は許容範囲だとして、その、「ミレディ」という女はどういう位置付けなんだい?
コイツは日本人スピリッツ的に言う所の「峰不二子 by ルパン三世」という立ち位置でOK?
いや、逆に日本人なら「ああ、峰不二子ねー、こういうキャラいる!いる!^^」って勝手に受け入れてくれるかもしんないけど
ワールドワイドで見たらこの全く説明の付かないキャラは完全アウトだろw
まー色々とダメ出しポイントてんこ盛りなんだけど、それにしても脚本自体も薄っぺらいのなー^^;
話にぜーんぜん厚みがない。ペラッペラ。午前中に超激重な「1911」見た後でコレって、どっちも極端過ぎるやろーっ!
個人的にダルタニアンのキャラがー、魅力感じない(いやむしろイラッと来る)のが痛いー><
そして悪役でミラジョボちゃんとかオーリーとか、本来とっても華のある役者さんを使ってる割に・・・華を感じさせないのがアイタタ。
特にオーリーが!見せ場が全然ないぞ!自分予告編見た時は勝手に飛行船の対決シーンは三銃士VSオーリー(+ミラジョボ)だと
ばっかり思ってすんごい楽しみにしてたのに!!なんだよコレー!つまんねーよーチクショー!(怒)
そんなこんなで個人的にかなりガッカリ風味だった本作なんですが、唯一期待出来るかもしれない!?ポイントは、
いかにも続編が作られそうな終わり方で、しかも次回作こそオーリーやミラジョボちゃんが中心で活躍してくれそうな予感!?
あ、活躍って・・・コレ三銃士とダルタニアンが主人公だったっけ。そんなのどーでもいいわ。だってあいつら華なさ過ぎだし^^;