天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「1911」「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」72,73

2011年11月07日 | 映画感想
「1911」

ジャッキー・チェン出演100本目という記念すべき作品!ぃやっほーう♪
とは言うものの、ここ最近のジャッキーは寄る歳並みに勝てず、カンフーアクション封印方向に
なって来ましたよね・・・悲しいけど、でもいいの。ジャッキーが見られれば、それでいい!

タイトルの「1911」は中国・辛亥革命のあった年号。
本作は辛亥革命の前哨蜂起となる1911年4月の広州総督府襲撃辺りから翌年の清朝崩壊までを
時系列に追いながら革命の中心人物である孫文、そして孫文の右腕で革命軍司令官だった黄興(こうこう)
を軸に、清朝側、そして袁世凱の動向と心模様や人間ドラマを見せるという歴史大作。
・・・そんな訳で本作のあらすじはwikiで「辛亥革命」を検索すれば判ると思いますw

私、学生時代は中国史が大の苦手だった。そして日本近代史も苦手。
明治維新以降の日本史が本当に苦手だったわー。ここらで中国や朝鮮とも絡んで来るでしょ。
勿論アヘン戦争だの日清戦争だの義和団の乱だの、勿論辛亥革命だって学校で習ったよ。
なんとなーくサラーッと「こーいう事、だった、よね?(チラ見)」みたいな状態だけど覚えてなくもないよ^^;
まーそんな程度のバカ人間が、もっそい濃厚な「辛亥革命全部まるごと見せます!」みたいな映画を見た、と思って下さい。

と言うか、本作の制作チームは世界に対して「辛亥革命」という革命が過去中国で起こったという事を発信したいんだろうなと。
特に西欧の皆様には中国の歴史には余り馴染みがないでしょうしね、そんなとっても中国史に疎いであろう方々に
判り易く、飽きる事なく辛亥革命という出来事を知って頂こう!という、とっても親切設計の歴史入門ムービーでした。

お陰で薄ら覚え程度の私でも「ほうほう、ナルホドね」と辛亥革命にとても造詣深くなれました!(パチパチ

まーそれはいい事なんですが、余りにも気真面目に、余りにも丁寧に作り過ぎていると思いますよ。
物凄い一生懸命真面目に作り過ぎて面白味がないんですよ^^;
孫文の革命に対する強く高潔な意思を感じる事は出来るんですが、何と言うか「人となり」に触れられないというのか。
高潔過ぎて人間らしさが見えないというのか。ぶっちゃけ袁世凱のキャラの方がよっぽど人間らしくて等身大な感じがする。
黄興にしても、ところどころで「ねーちゃんとの淡い思い出回想映像(ご丁寧にモノクロ仕立て)」みたいなのが出るものの
それが「=ロマンスシーン」に脳内で自動変換出来る程の人間臭さは見せない。

コレがNHK特番だったら「見応えがあって勉強にもなる、素晴らしい演出と映像の半ドキュメンタリードラマですね!」と
大絶賛して早速再放送のお願いをNHKのサイトからメールする所なんですが、ぶっちゃけ「ジャッキー様~♪」なんて
脳味噌お花畑なバカ(←私の事か、そーか)が見に行くと「むむむ・・・」になってしまうという。

でもまあ、個人的には「中国当局は何を意図してこの映画作ったんだろーなー???」って感じ。
だって辛亥革命は勿論本作のような展開だった訳だけど、その後の中国が辿った軌跡を見ればこの革命がどんなに残念な
結果に終わったのかというのが痛い程判るだろうに。
孫文の理想を無残にも打ち砕いた国が、何でこの革命にスポット当てて映画作っちゃってるんだろ?

ところで、本作字幕版よりも吹替え版の方が上映回数が多かったんですよ。
とても子供が見て楽しめる映画じゃないだろーに・・・と思ってたんですが、どうして吹替え版の方が多いのかは分かった。
劇中の登場人物が多く、それらの人物名とどういう立場の人間なのかという説明がタテ字幕で入り、
更に役者が喋ってるセリフが下に字幕で入るという「ダブル字幕」になるんですわ。
忙しくて両方一度に読める訳ねーだろ!人物名見てると何喋ってるか判んなくなるし、セリフ読んでるとこの人が何者なのか
判んなくなっちゃうし、こりゃー吹替え版見ないと頭混乱して訳ワカンネーよ。あはははは!^^;

てな訳で、本作は「吹替え版」の鑑賞を推奨します。

-------------------------------------------------------------------------------------------------

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」

午前中に「1911」を見て、物凄い重た~い気分になったので、仕切り直しでお軽い歴史絵巻を見る事に!
過去にダルタニアンと三銃士を題材にした映画は数多く作られているが、2011年の今思いっきり有り得ない仕様で復活~♪

ちなみに私、同じ題材の過去作品で一番のお気に入りは「仮面の男(1998年作)」という作品。
日本ではあんまり売れなかった?みたいだけどディカプリオとかジョン・マルコビッチとかジェラール・ドパルデューとか
他にもとにかく錚々たるキャストで、話もすっごい面白いんだから!
本作見る位だったら仮面の男をDVDレンタルして来ておうちで見た方がナンボか楽しい気分になれる事間違いないわよっ!

って・・・アレ?何か今マズい事書いたか?^^;

まあいいや。とりあえず本作のあらすじね、
時は17世紀、若くして王位に付いたルイ13世の時代。三銃士に憧れて田舎からパリにやって来たダルタニアンはひょんな事から
三銃士の3人と出会い、自らも銃士として仲間入りを果たす。
そんな中、ルイ13世失脚を狙うリシュリュー枢機卿の陰謀で王妃の首飾りが謎の女スパイ・ミレディによって盗み出されてしまう。
ミレディを追ってイギリス・ロンドンのバッキンガム公爵の屋敷を急襲する三銃士達だったが・・・

コレはー・・・色々と説明不足なんじゃないのか?
まず映画冒頭、三銃士と女スパイのミレディがイタリア・ヴェネチアのとある場所(教会?)に隠された飛行船の設計図を
盗み出すシーンから始まるんだけど、この設計図をどういう経緯(理由)で三銃士が盗み出そうとしているのか?という説明が全くない。
そしてこの盗み出した飛行船の設計図がどうやら「ダ・ヴィンチが描いた物」という事なのかな?タイトルの副題を見るに^^;
そこんとこの説明も全くなかったような気がするんだけど、もしかして私が何分か気を失ってたのか?(滝汗)

まあとにかく「時代考証に合わない飛行船を登場させる為の理由付け」が欲しかっただけなんだろうと好解釈してあげるとして。
三銃士とか枢機卿とかバッキンガム公爵とかの存在は許容範囲だとして、その、「ミレディ」という女はどういう位置付けなんだい?
コイツは日本人スピリッツ的に言う所の「峰不二子 by ルパン三世」という立ち位置でOK?
いや、逆に日本人なら「ああ、峰不二子ねー、こういうキャラいる!いる!^^」って勝手に受け入れてくれるかもしんないけど
ワールドワイドで見たらこの全く説明の付かないキャラは完全アウトだろw

まー色々とダメ出しポイントてんこ盛りなんだけど、それにしても脚本自体も薄っぺらいのなー^^;
話にぜーんぜん厚みがない。ペラッペラ。午前中に超激重な「1911」見た後でコレって、どっちも極端過ぎるやろーっ!

個人的にダルタニアンのキャラがー、魅力感じない(いやむしろイラッと来る)のが痛いー><
そして悪役でミラジョボちゃんとかオーリーとか、本来とっても華のある役者さんを使ってる割に・・・華を感じさせないのがアイタタ。
特にオーリーが!見せ場が全然ないぞ!自分予告編見た時は勝手に飛行船の対決シーンは三銃士VSオーリー(+ミラジョボ)だと
ばっかり思ってすんごい楽しみにしてたのに!!なんだよコレー!つまんねーよーチクショー!(怒)

そんなこんなで個人的にかなりガッカリ風味だった本作なんですが、唯一期待出来るかもしれない!?ポイントは、
いかにも続編が作られそうな終わり方で、しかも次回作こそオーリーやミラジョボちゃんが中心で活躍してくれそうな予感!?

あ、活躍って・・・コレ三銃士とダルタニアンが主人公だったっけ。そんなのどーでもいいわ。だってあいつら華なさ過ぎだし^^;
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カジノ@6回目、ちょっと女子ネタ

2011年11月04日 | グルメ



【LA SALLE A MANGER DE KAJINO(ラ・サラマンジェ ドゥ カジノ)】
  名古屋市中村区名駅5-33-10 アクアタウン納屋橋
   TEL:052-562-2080


もう過去記事とかリンクしなくてもいいだろーよ。
てか、この先来年2月まで毎月行く予定だからさー^^;

前回は予約日にマンションの浴室乾燥機の修理工事の立ち会いしなくちゃいけなくて、そのせいで予約出来た時には
既に平日ランチしか空いてなく・・・お仕事してる皆さんをお誘いする事が出来なくなってしまった><
ま、でもどんな時でも必ずお付き合いしてくれるのが頼れる専業主婦仲間のP嬢!
そんな訳で今回はP嬢と2人でランチ行って来ました~♪

では画像をダラダラと貼って行く!






口取りのリエッタ。いつものお味♪






前菜:うなぎを巻いたイワシのムース・・・だったかな。

すまん。今回メニュー撮影すんのうっかり忘れた!
本来のメニューでは「穴子を巻いた~」だったけど、この日は穴子の代わりにウナギだった。
コレは初めてチョイスした。ってか今まであったっけ?初めて見たメニューのような気がする。
実は私はイワシが大の苦手なんだが、この店だったらきっと美味しく食べられるようにアレンジしてあるだろう!と
勝手に期待して注文してみた・・・うん!予想通り本当に美味しい!ペロリ完食!!
イワシのイヤな生臭みも全くないし、フワフワとろとろで凄く美味しい♪周囲を巻いたベーコンがいい塩味のアクセント。






パン・・・はいつも通り






メイン:三河鶏の骨付き肉のコンフィ

料理名は「確かこんな感じ~」なテキトー。まあ見た目からして鶏の骨付き肉コンフィですから。三河鶏って書いてあったハズ!
これはお料理リストじゃなくて黒板メニューだった。でも追い金なしで食べられたけどネ♪

んー美味しい~♪
皮はパリッパリ、中のお肉は柔らかくてプリプリ。火入れも絶妙で肉の中はほんのりピンクで美味しそうな色^^
一緒に添えられてる野菜も形はしっかりあるものの、芯までしっかり火が通って甘くて柔らかくて美味しいわ~♪
こーいうの、おうちで美味しく焼き上げるの難しいよね。周囲が焦げちゃったり中に火が通り過ぎちゃったり。
ま、この手の料理をおうちで美味しく作れるようになると「お外ごはん」が楽しくなくなっちゃう(旦那に連れてってもらえなくなる!)から
「どうやったらこーいう味が出せるのかしら~」と言いながら食べ尽くすのが正しいw






デセール:クルミと○○(←忘れたー><)のパウンドケーキ、アイスクリーム添え

なんだっけ・・・クルミともう1つ何か入ってたんだけど忘れたわ。すまん。
実はランチだけどグラスワインお代わりして飲んでたから、デセールまで来る頃にはほぼどーでもよくなってる(ヲイ

ふー♪満足満足♪ 次回はA嬢と平日ディナー突撃予定!やっほぃ^^

---------------------------------------------------------------------------------------------------

ところで、
先週末女子会のみんなで一宮の毛糸問屋まで毛糸を買いに行ったんだが、問屋なので「かせ売り」なんですよね。
イマドキは手芸屋さんで毛糸を枷(かせ)で売る事ってあんまりなくなっちゃったから若い人は見た事ないかもしれない。
私が子供の頃は、よくママが毛糸を枷で買って来て、それを玉にするのを手伝ったりしたものだけど。

そんな訳で、枷で買った毛糸は玉にしないと使えない。
で、前回の女子会の時に先んじてA嬢とK嬢が一宮の毛糸問屋で枷の毛糸を買って来ていた。
そしてK嬢が枷を玉にする為に、お知り合いから「玉巻き器」と「かせ繰り器」というのを借りて来ていたんですね。
かせ繰り器の方は上手に机に固定が出来なくて使えなかったけど、玉巻き器の方は大いにお役立ちになったので
「女子会のみんなで玉巻き器買おうか~」という話をしていたんですよね。






じゃんっ☆
欲しいな~と思うと我慢できないタチw
と言うか、コレ多分実家にまだあると思うんだけど・・・でも古い物を押入れの奥から探しだすより買った方が早い^^;






じゃじゃんっ☆
そして「かせ繰り器はいらないよね~。誰かが手で枷持ってればいいしさー」と言っていたものの、
うちで一人で玉作る時にはやっぱりかせ繰り器あった方が便利だろうよ・・・と思って一緒に購入してしまった。






こんな感じで、かせ繰り器と玉巻き器を並べてセッティングして、後は糸を巻き上げていけばOK
途中、かせ繰り器と玉巻き器の間位に手を添えて糸が絡まないようにガイドしてやるとスムーズに玉に巻ける。

・・・というか、コレ本当に簡単に玉に出来て感激するよ~♪^^
一人で巻く時はやっぱりかせ繰り器は絶対に必要ですね。コレがあるかないかで玉にする時間が圧倒的に短縮出来るわ。
コツはかせ繰り器に枷をセッティングする際に枷がよじれないように丁寧にセットする事、ですね。
枷がよじれてると糸が絡まる要因になるだろうと思われ。






先日買った毛糸があっという間に玉になりましたー(ぱちぱち

あと重要なのは、安い折り畳みテーブルで作業する・・・という事でしょうかw
先日A嬢のお宅で玉巻き器を使った時も、テーブルが高級過ぎて、天版の縁に飾り細工がしてあったり天版がぶ厚過ぎたり。
それだとかせ繰り器や玉巻き器が上手に固定が出来ないんですよね。
ホームセンターなんぞで売ってるやっすい折り畳みテーブル、アレが最もかせ繰り器や玉巻き器を固定し易いんですわ。
そんな訳で、我が家のPC部屋のテーブルもLOFTで購入したやっすい折り畳みだったので、バッチリ器具を固定出来たという訳♪

枷の毛糸買って来た人、うちに持ってくれば随時玉に仕上げますよー^^
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hard Rock Cafe/Pin Collection Party@UCW OSAKA

2011年11月03日 | ライブ・イベント・映画



毎年初夏と秋の2回開催されるHRC(ハードロックカフェ)の公式イベント「Pin Collection Party」に行って来ました。
夏は東京(六本木)店で開催、そして秋はUCW(ユニバーサルシティウォーク)店が恒例。
秋のUCW店のピンパーティーは今年で3回目です。今年の夏、初めて東京店のイベントにも参加したんだー♪^^






今まで食事はバイキング形式だったんだけど、今回は「バーガー交換チケット」が入ってて、それをスタッフに渡すと
ノーマルのチーズバーガーを作ってもらえるというスタイルに変更になった模様。

・・・ってかさー、今回参加者めっちゃ少ない!><
飛び石の祝日に開催してるから遠方のコレクターさんがほとんど来れなかったみたいです。
関東から前夜祭込みで来た人や、当日新幹線日帰りで来た関東チームもいたけど、それこそ前夜祭から参加しようと思うと
有給取るしか方法がないから遠方の人にはハードルが高くなっちゃうよね。

遠方のコレクターさんの事を考えて、今後は土曜日or日曜日に開催して下さると有難いです<スタッフさん





食事はショボかったけど(ヲイ)、こんな可愛いケーキがあったよ!^^
左のケーキには「PIN COLLECTOR'S MEET HRC UCW OSAKA 2011」って書いてある♪右はギター型のケーキだよ♪
ケーキは撮影会の後に切り分けてみんなでペロリと頂きました。
私はケーキ貰って来たけど、いつもの通りビール飲み倒していたので甘いものには興味がなく、P嬢に献上w






ラッフルズ(有料くじ)、夏のイベントの時は結構当たったし去年の秋のイベントの時はかなりいい物が当たったんだ♪
・・・でも今回、まさかの全滅><
そして見ていたら同じ人にいくつも大物が当たっていたみたい。当たりに偏りがあったので結構みんなブータレていた^^;

まー当たらないのは自分にくじ運がないだけだからどーでもいいんだけどさ、
今回の目玉だった「一点モノの非売品ZIPPO」がいの一番に決まっちゃって、全然お楽しみ感がなかったよ(涙)
正直、今回のラッフルズはあんまり魅力的な当たり商品がなくて、ZIPPOがほぼ唯一の目玉!?だったのに
盛り上がる前にサクーッとくじ引いちゃうからみんなのテンションだだ下がりorz
どうせだからZIPPO当たりの発表は後回しにして引っ張ってくれればもう少しは盛り上がれたのに・・・残念!






でも今回初の試み!で、会場ど真ん中にランウェイが作られていて、「ファッションショー」がありました。
HRCのTシャツを中心に新商品だったり各国のシティTシャツだったり、商品のアレンジファッションだったりを
スタッフさんがモデルになってショー形式で見せるという企画でした。






デジカメ持って行かなかったからさー、スマホでの撮影だからブレッブレですわ^^;
ショーの最後はゲストもランウェイに登ってお約束のDANCEで決まり☆
こーいう企画は広々スペースのあるUCW店ならではですね。六本木ではランウェイ作るスペースないだろうし。

まーそんなこんなで散会して、ハンバーガー1つだけじゃーお腹が空くよぅ!という皆さんとご一緒に
梅田にご飯食べに行って新幹線でビール飲みながら(←本当に1日中ビール飲んでるw)帰りましたとさ♪^^






今回の戦利品~♪

正直、夏のイベントの後全然ピンバッグに刺し足してなかったし、本当にいらない「クズPIN」ばっかり刺して
持って行ったので誰もトレードなんてしてくれる訳ねーわな・・・と思っていたのに、蓋を開ければこんなにトレード出来た!
まー中には出店ブースで金払って買ったPINとか、K兄ぃがラッフルズで当てたPINを横取りしたりとか(ヲイコラ
D氏がラッフルズで当てたクマを横取りしたりとか、ムリヤリいらないPINを押し付けて強奪したりとかー・・・はははっ(滝汗)

いやでもねー、「コレは100年経っても誰も欲しがらんわなw」と思ってたPINを外人がごっそり持って行ってくれた!
日本人コレクターさんと外人コレクターさんって欲しがるツボがどうやら違うらしい。
・・・そうと判れば家に転がってるクソPINをジャンジャンピンバッグに付けて次回から持って行こう!そーしよう!w
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ミケランジェロの暗号」71

2011年11月01日 | 映画感想
「ミケランジェロの暗号」

「ヒトラーの贋札」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したスタッフが再集結して制作。
出演してる役者さんのフィルモグラフィを調べると案外自分が見ている作品にご出演されているみたいだけど
ドイツ~オーストリア系の役者さんってみんな同じ印象で顔が覚えられない。すまぬ^^;

あらすじは
1938年オーストリア。画商を営むユダヤ人のカフスマン家には、かつてヴァチカンから盗まれたと
言われている国宝級のお宝「ミケランジェロの絵」を所有しているという噂があった。
カフスマン家の息子ヴィクトルは長年家族のように接して来た使用人の息子ルディにその噂が本当である事、
そして自宅の隠し部屋の存在とそこに隠されたミケランジェロの絵の存在を教えてしまう。
ところがルディは自分の立身出世の為にナチに入党し、手土産としてミケランジェロの絵のありかを密告。
カフスマン家は絵を没収されて家族はバラバラに強制収容所送りになってしまった。
数年後、ミケランジェロの絵を使ってイタリアと有利に交渉を進めようとしていたナチスは絵が偽物である事に気付く。
本物の絵を探すが、絵を隠したカフスマン家の当主は収容所で既に他界。残された息子のヴィクトルから
絵のありかを聞き出そうとするのだが・・・

ミケランジェロの絵を巡るサスペンスミステリー
何て言うか、ハリウッド制作の映画と違って緻密で繊細で丁寧で真面目な作りだなー、という印象。
こんな書き方すると「面白味がないのか」と勘違いされそうなんだけど、案外ユーモラスな展開で遊び心もチラホラ。
でもその「遊び心」にすら真摯な印象を受けるという・・・表現するのが難しいんだけど、本当に「真面目」な印象。

映画冒頭、ナチスの輸送機がレジスタンスによって撃ち落とされて墜落するシーンから始まり、一旦シーンが切り替わって
なぜこの輸送機撃墜シーンに繋がって行くのか、という過去からの流れを見せて行く構成。
映画の展開としては過去~映画冒頭のシーンまで戻った後に大きく話が動いて行く。

ユダヤ人画商の息子ヴィクトルとその使用人の息子ルディの関係が二転三転するのが見せ場になっている。
使用人の息子とは言え家族同様に思っていた、というユダヤ人ファミリーと、家族のように扱っているという態度自体が
不遜だと思いながらも人生一発逆転を狙っていた使用人の息子、というちょっと心の歪んだ関係を丁寧に見せていて、
それが後に「ヴィクトルとルディの入れ替え」が起こる事でまた2人の関係が交錯していく様が面白い。

とは言え、映画はユダヤ人側の視点に立っているので「人情もあり才気溢れるユダヤ人の機転の良さ」が強調されていて
「自分の出世の為なら親友を裏切る事も厭わず、ひがみ根性丸出しでユダヤ人から財産も女も全て奪う事で自己満足するナチス」
という物凄い判り易い構図が出来上がっているw
もっとも、ヨーロッパ各国の制作で第二次世界大戦下のナチスドイツを題材にした映画で「ナチス△」「ナチスさんマンセー♪」な
作品を作る人は皆無だろう。仮に作っても非難轟々で公開されずに封印されてしまうかもしれない(苦笑)

もしかしたら本作のキモは「それで、真作のミケランジェロの絵は本当はどこにあるのか」という部分?なのかもしれないけど
この「絵のありか」に関しては全くサスペンスでもなんでもない。と言うか、途中で「亡き父からの伝言」というのが
登場した段階で、生まれてこの方ミステリーやサスペンス小説を一編も読んだ事ないという人ですらどこにあるのか特定出来てしまう。
だから「絵のありか」に対してのサプライズは有り得ないので、種明かしシーンがどれだけドラマティックに演出されているかが
見どころになるだろうと思うんだけど・・・ココでも制作者達の生真面目な作りがそのまま生かされてしまい、ワクドキ感は乏しい。
やはり「無駄にドラマティックな演出」というのはハリウッドの方が一枚も二枚も上手だな、と思わされる。

とは言え、誰が見ても(※ネオナチは除く)ハラハラドキドキ→最後はスッキリ晴れやかな気分になれる、という作りになっているので
「ヨーロッパの時代物の良作を見た」という満足感は得られます。作品が真面目だと感想まで真面目になってしまう罠w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする