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YouTube: Wink - 愛が止まらない Turn It Into Love (PV 1989)
「表裏一体のオモテの方」はこちら。
なかなか大阪の体罰の話にいけない。退職手当引き下げ問題はあまりにもネタとしておいしすぎる。
世間の論調が、どうやら制度の方がおかしいんじゃないか?と判断し始めたころ、しかし山形新聞にはこんなコラムが載った。このコラムほど、今回の騒ぎの渦中で教職員の側を批判する気持ちを代表している文を知らないので紹介。今年退職する予定の人がこれを読んで激怒した。
『気炎』~駆け込み退職
閉塞感が漂う社会だけに腹立たしいことも多いが、なんとかこらえている。だが、昨今の地方公務員の退職手当引き下げに伴って減額を前に駆け込み退職が急増という報道に触れるにつけ、立った腹が萎まない。しかも担任を持つ教員や警察官にも及んでいる。開いた口がふさがらないというのは、こんな時に使うのだろうかと。
民間サラリーマンに比較して恵まれているなどという理由から国家公務員の退職金が減額され、国は地方公務員にも同様の措置を求めている。そこで県や市町村など地方自治体も条例を改正して施行する例が全国的に相次いでいる。改正条例が3月1日に施行された場合、2月末で退職すれば3月末まで勤務して辞めるより100~150万円多くもらえることになるという。それならと1月末あるいは2月末での早期退職希望が殺到している自治体もあるようだ。
それが行政職ばかりか、教員や警察官も駆け込んでいるらしい。2、3月は年度末。中学校や高校では入試、卒業式などで最多忙時期を迎える。教育委員会では臨時任用や、早期退職者を3月末と限定した再任用、警察でも治安確保を理由に再任用などで当座をなんとかしのぐ方策とか。幸いというべきか、本県ではこうした動きはないようだが、条例の施行日などに十分な配慮が必要だろう。
脱デフレをもくろむ政府が公務員の退職金を減額するのはいかがなものか、とも思うが、その是非は抜きにしても、今回の駆け込み退職は腹立たしい。教員や警察官などを“聖職”などと呼んで物議を醸したことがあった。呼称は別にしても教員や警察官を志す人は人一倍、職務に誇りを持ち、責任感も強いと信じていた。それが裏切られたような気持ちになったから腹立たしかったのだろうと一人合点した。そう思ったら急にお腹が空いてきた。
2013年1月26日 山形新聞
……とりあえず、この人はなにか食べた方がいいんじゃないでしょうか。開いた口になにか入れてやれ。読者の情報によれば「あれ(気炎)は若手に記名で自由に書かせる練習のようなものなので、内容は目をつぶれ、とのことでした。」若手かよこれ。山形新聞社の未来に幸多かれと祈る。
本日の一曲は、たまたまナマ目撃情報をゲットしたのでご紹介。Wink「愛が止まらない」。結婚式にあらわれた相田翔子は、そりゃあもう、そりゃあもうひたすら可愛かったそうだ。
次号「アンケート。」につづく。