PART12はこちら。
ここでちょっと話をもどして、財形年金のお話。年金として受け取ることが被扶養者の要件を邪魔することにならないか、という点に読者から
「あれは……非課税ですから影響しないのでは?」と電話。
「うーん、どうなんだろう。誰に質問したらいいのかな」
みんなに質問してもいいんだけど、直接本丸に電話してみた。
「はい、福利課です」
「退職者が財形年金を受け取るのって、被扶養者の要件に影響しますかね」
きっとこういう質問はたーくさん受けているだろうから速攻で答えが返ってくるかと思ったらグッと向こうはつまった。
「非課税ですから……ね」
「影響しない、と」
「………………あ、たとえば遺族年金という存在がありますね。」
「はい」
「あれも非課税なんで、所得証明とかにはあらわれないじゃないですか」
「確かに」
「でも、要件には確実に影響するんです」
被扶養者のチェックをする際に、遺族年金をもらっているかいないかを、わたしたちは常に確認する。
「つまり恒常的に受け取るものであるかぎり、財形年金であろうとも要件に関係してきます」
なるほど。もちろん正直に申告すれば、の話だけれども(笑)。
しかし財形を支払う主管が当の福利課であることを考えれば、ことは微妙だなあと。とてもシンプルな問いとして、財形年金が影響するかしないかだけを職員に問われたら、学校事務職員としては「します」と小声で答えざるをえないようだ。
おお、なんかまるでおれはまじめな事務職員みたいではないかっ!らしくねーなー。っていうか、一気に解約しちゃうとおれはすぐに使っちゃうってのが事実ではあるんだけどなー。子どもか。お小遣い帳つけるか。以下次号。
本日の一本はマシュー・マコノヒーつながりで「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」
結局、すっかり演技派になってしまったマシュー・マコノヒーがダーク・ピットを演じる。ストーリーはクライブ・カッスラーだから二転三転。南北戦争で南軍が使用した甲鉄艦を、サハラ砂漠に強引にもっていく理屈がうれしいです。
ちょっとネタバレだけど、島田荘司の「星籠の海」に通じるものがある。ちょうど同じ時期に読んでいたのでびっくりしました。
主役がマコノヒーとペネロペ・クルス。美男美女をとりそろえ、特にペネロペは盛大にセクシーポーズを……でも、でも面白くないんだよなあ。仕掛けはいいのに、はずまないとは、こりゃ演出のせいかな。それともカッスラーにだまって原作を思い切り変えちゃったバチが当たったのでしょうか(笑)