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さあ退職事務職員の本音トークはつづく。
財形年金はとてもおいしい。私が加入していた頃は金利も今よりは良かったので、退職時にはそこそこ貯蓄額が増えていました。利子は非課税だし税務申告もいらず、退職して3年間年金が給与比例部分の7割弱しかもらえない時に、しっかり家計を補充してくれました。もっとも、財形年金がなかったことにして、海外旅行などの費用になってしまいましたが。(笑)
財形貯蓄事務は、3月の退職時には共済組合の事務処理がこむだろうな?と予測して、一般財形請求はちゃっかり2月に払い戻した私です。このお金は、「任継」の掛金になりました。私もhoriさんのように、時々払い戻したので額はまあまあでした。扶養手当の返納ではない(笑)
5年間は年金保険とか財形年金、共済年金もあって、在職中のような収入でした。在職中って、いろいろ差し引かれる金額が多くて、現金支給額は少なかったの。
今や、2年間受給を延ばした教職員共済年金の最後の振込も2月で終わり、いよいよ年金オンリーの生活です。「認知症」にならないよう、ウォーキングをしたり「介護講座」に通ったりして身の丈ほどの生活を楽しもうと思っています。
追伸
この歳になってつくづく損した、くやしいと思うこと。生命保険の入院見舞金です。保険契約期間中は入院するほどの病気にもならず一度も請求しませんでした。これはいいとして。私が生命保険に加入した時代は、病気にもよりますが、手術入院は1ヶ月~2ヶ月くらいでしたが、今や、胃がん摘出手術をしても入院は一週間。大腸がんだって一週間程の入院らしい。
母親が、胃がん手術をしたところ「一週間で退院して下さい」と医師にいわれ、「お産だって8日間は居させてくれるのに……」と文句をつけた友人がいました。日本海病院が黒字経営なのは、新患をどんどん受け入れるためです。生命保険入院見舞金に3日とか5日の日数免責がある場合、いくらもしか給付されない。診断書にお金もかかるし……。
ということで、生命保険の美人過ぎるお姉さんの勧誘に、言われるまま加入した人は見直すべし。
悔しいのは、生命保険の掛金は60歳、65歳、70歳、75歳……5歳ごとにすごく掛金が上がります。そして、そのうち生命保険を掛けていることすら忘れることになるのではないか……生命保険、年金、健康保険等お金に関わることは家族の共通理解は必須です。
いろいろ不安がよぎりますが健康が一番大切ですよhoriさん!ご静聴有り難うございました。
……ね?知らないこと多かったでしょ。わたしはお勉強になりましたー。以下次号。
本日の一冊は「永遠の処女伝説 原節子」本地陽彦著
著者が何度も何度も主張しているのは、自分は原節子のファンではないし、彼女が小津の作品でだけ光り輝いたのは、へたくそな部分を見せない小津の演出があったからだと。
商売のためだというのは理解できても、リスペクトのかけらもない文章はかなりきつい。新事実もほとんどないし。だれも彼女がほんとうに処女だなんて思ってないのに思わせぶりなのもいらつく。うーん。
原節子「永遠の処女」伝説 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2006-05 |