事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「藁の楯」 (2013 WB)

2014-03-15 | 邦画

Waranotateimg01 「これ見たかったの!」

と妻はいそいそとDVDをリビングに持って行った。

「……」

「どうしたの?面白かったでしょう」

「ちょっとあまりにもSPがまぬけすぎない?あそこで……」

いやいやそれを言ったらこのドラマは成立しないんだけど(笑)

映画監督としても優秀な木内一裕(ビー・バップ・ハイスクール)の原作をもとに三池崇史が映画化。殺せば十億円もらえる社会のクズを、福岡から東京まで護送するてんまつ。

護送メンバー(大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀)にそれぞれドラマがあって、しかもそのドラマがあること自体がトリックになっている。うまい。

大沢たかおは例によって熱演。近ごろそれが空回りしないのは「JIN」で何かをつかんだのだろう。徹底してクズ野郎である藤原竜也は、デスノートあたりよりもずっと柄にあっている。

ラストのセリフは、こうくるだろうなと予想できても笑える。わたしは好きですこの映画。やはり三池映画には、違った時間が流れている。

にしても、日本で撮影許可がおりないから台湾で撮る、という軽く国境を越える発想は、やはりワーナー資本が入っている証しでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする