このシリーズにはさすがに三川イオンシネマも3D上映を用意している。
「3Dメガネはお持ちですか?」
あ、車に忘れてきた。いつも車に3Dメガネが入っている中年というのもなさけない。
「いえ、持ってないです」
「あのー、実はメガネをかけたお客様用に、クリップオンタイプの3Dメガネが出たんです」
「へー」
「300円ですが」
そんなジャスコ商法にのってたまるかよ。スターウォーズのアナキンタイプまで買っているのだし。
「ください!」
あああおれはダメな消費者だ。
ところが、このクリップオンタイプがいいんですよ。メガネを重ねてかける重圧&間抜け顔から解放され、視野も広いような気がする。なによりいつもかけているメガネしか肌に触れていないので自然。いい買い物したな。でもメガネ+3D料金+入場料で1900円。これでつまんなかったら承知しないぞ。
……おみそれしましたー。CGによってなんでも描ける時代だからこそ、どんな画像をつくりたいかでクリエイターの真価が問われる。ピーター・ジャクソンは本物だ。異世界をきちんと構築し、キャラクターもまたその世界になじんでいる。
わたしは「ロード・オブ・ザ・リング」三部作とホビットの前作と比較して、この作品がいちばん好きかな。なにしろ最初から最後までおいかけっこの連続。酒樽の急流下りや、竜とのからみなど、見せる見せる。
特に竜とのチェイスは壮絶。「志村―!うしろうしろ!」って叫びたくなるレベル。ちょいとネタバレだけど、ある理由で竜は黄金に染まる。それをあそこまでリアルに描けるなんて……これこそ、映画でなければ実現できない表現だ。すげー。
ところで、ごひいきベネディクト・カンバーバッチが出ているって話だけど、いったいどこに?ええええっ!いやーあそことあそこかあ。そりゃ、気づかんわ。
エンディングテーマが渋いと思ったらこれもごひいきエド・シーラン。エンドタイトルが長いことでも有名なこのシリーズだけれども、まったく退屈することはございませんでした。満足。
※今日は日本最大?のプロバイダーOCNがまたしてもトラブルに見舞われていた様子。わたしはとにかく、半年以上もYouTubeの挿入がFirefoxにおいて出来ない状況を放置していることが信じられない。どうなっているのだろうNTT。
最終作「決戦のゆくえ」につづく。