事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

キャラの人&キャラのメディアPART6 サンデーモーニング

2015-05-17 | テレビ番組

PART6麻生太郎篇はこちら

「28年前に番組が始まった時から、中庸の精神で真ん中のつもりでやってきましたが、いつの間にか、左の方にいた番組がなくなって、一番左みたいになってしまいました。でも、最初の思いは変わっていないつもりです」

「サンデーモーニング」(TBS)が放送人グランプリを受賞した関口宏氏の発言。

わたし、むかしはこの番組が大嫌いでした。微温的で、中高年クラブな雰囲気が横溢。オープニングのテーマソングなど、いったいいつの時代の番組かと。出演者も関口の個人事務所の三桂所属であることが多く、それはちょっとと思ってました。

※わたし、三桂に所属している内藤聡子さんのファンなので関口さんよろしくね。「5時に夢中」(MX)を降ろさないでね。

裏番組でやはり同じようなニュース中心のワイドショーをやっていたのが日テレ。「THE・サンデー」は巨人ネタを徳光と江川でやっている分にはよかったが(視聴率も圧倒していた)、次第に北朝鮮叩きなど、視聴者の情緒に訴える志向がむきだしになり、こんなんならサンデーモーニングの方がはるかにマシだと見直すことにもなった。

今回の受賞を機に、ネトウヨはこの番組への攻勢を強めている。やっぱりサヨク番組だとか。よく言うよ。この番組はあなた方の大好きな人たちだってずっと起用しているじゃないか。

初期のケント・ギルバートの極右ぶりは極端すぎるにしても、寺島実郎は微妙だし、大宅映子はご存じのとおり。あなたがたは出自から毛嫌いをしているのかもしれないけれど、張本勲の気が遠くなる発言は今も健在。おかげで江川紹子さんがはじき飛ばされてしまった

さて、それでもなお、この番組が左に位置するとメインキャスターが自認するような社会になってしまったのだ。なんてことだ。逆に言うと、この時点でサンデーモーニングに賞を与えるのは、放送人たちの良心の現れなんだろうか。

そして、この番組がふたたび高視聴率番組になっているのは、世間みんなが右に流れているわけではなく、リベラル層が健在なことを示して……いるんだといいなあ。画像は内藤聡子さんです!

PART7「大阪都」につづく

コメント
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