PART3はこちら。あけましておめでとうございます。まさか年をまたいでSW特集やってるとは思いませんでしたが……
SWのお約束といえば
・ジョン・ウィリアムス(この人はいつまでも元気ですねえ!)の壮大なテーマが流れ
・しちめんどくさい時代背景は「昔々、はるか銀河の彼方で……」ではじまる字幕で一気呵成に処理
・奇態な宇宙人とロボット(ドロイドと呼ばれる)が画面をにぎやかに
・観客の想像をはるかに超える巨大な宇宙船が登場
・でもやってるのは血の継承の物語
……こんなとこかな。新作もきちんとそのあたりをおさえています。むしろ、宇宙船の登場の仕方など、徹底して計算された角度で撮られていることがうかがえておみごと。
むかしからのファンにとっては、まさかこのご時世にハリソン・フォードとマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーの三人が主役のまんまのSWとは、と絶句。知らない人のために解説しておくと、ルーク・スカイウォーカー(ハミル)とレイア姫(キャリー)は双子。ハン・ソロ(フォード)とレイアは結婚しています。
お姫さまと宇宙海賊の夫婦は当然うまくいってなくて、久しぶりに再会したソロは
「髪型、変わったな」
大爆笑。もう将軍になっているレイアは、あの特徴的な髪型のまんまでいられるわけなかったんだ。
お年寄りだけではもちろんドラマは動かない。新たな主役となったフィン(ジョン・ボイエガ)とレイ(デイジー・リドリー)はとても魅力的。このふたりの苗字が一度も語られないことに注意。
そして新ドロイド、BB-8(エイブラムスのスーパー8のもじり?)もキュートでいいんだけど、やはりC3-POとR2-D2のかわいさには誰もかなわない。最後の最後にR2が“覚醒”したときはうれしかったなあ。
さて、この作品の成功によって、もう9部作どころじゃなくSWサガはつづくのかもしれない。しばらく、死ねなくなっちゃった。そうでしょうご同輩。どうか、理力とともに我々もあらんことを。
……そしてエピソード8につづく。