事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「J.エドガー」J. Edgar (2011 WB)

2020-06-01 | 洋画

あ、まだ「インビクタス」以外にもイーストウッド映画で観てないのありました。

いい意味でも悪い意味でも伝説の男、初代FBI長官フーヴァーの伝記映画。どうにもホモセクシュアルな関係が強く出ているらしく、気が進まなかったの。

予想通りそっちのお話はさして面白くはなく(ゲイであることが弱さの象徴であると母親に難詰された経験が、彼を過剰にマッチョな姿勢をとらせることになったという意味では重要な背景なのだが)、アメリカ裏面史そのままのスキャンダルの連続と、フーヴァーがどう対処したかの方が趣深い。

ただ、フーヴァーを演じたレオナルド・ディカプリオはやはりミスキャストだったのではないか。

じゃあ20代前半から50年間に及ぶ人生を、他の誰が演じることができたのかということだが、うーん。

まあわたしはディカプリオが苦手な人間で、どんなときもミスキャストな感じを抱いてしまうので割り引いて聞いてほしいですけど。

にしても、フーヴァーがドロシー・ラムーアと結婚を考えていたってあたり、本当なのかなあ。常に彼を支えた秘書を演じたナオミ・ワッツの凄みは伝わってきたので、ひょっとしたらイーストウッドの興味はそっちにあったのかも。

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今月の名言2020年5月号PART2 球春はまだか

2020-06-01 | スポーツ

PART1「横着な人」はこちら

「針の穴を通すコントロールの投手など昔も今も1人も見たことないから心配しないで。投手はコントロールが一番だと言われるが、コントロールがなくてもそれ以外で補えるものを考えて作れば、色々な形で勝負できる」

NHK・BS1「あの試合をもう一度!スポーツ名勝負『2006プレーオフ 松坂大輔×斉藤和巳』」における斉藤和巳の発言。とても納得できます。わたし、このプレーオフを見てなかったのでとても残念。結果は1-0で西武の勝利。ものすごい投手戦だったらしい。

前にも紹介したけれど、わたしが見たなかで最高だったのは広島大野VS巨人槇原の延長12回の攻防。12回オモテにあげた1点を槇原が完封して勝利。あれは興奮したなあ。ふたりとも速球に切れがあってすばらしかった。ああ早くプロ野球が見たい。

「あれだけの真っ直ぐとカーブだと、やっぱりスピードの差があるから打ちづらいですよね。なかなかカーブを狙っていくのは難しい。真っ直ぐの割合のほうが多いわけですから。(捕手の)山倉(和博)さんはノーサインでいいと言っていました。(サイン)盗みが出た時に、山倉さんが『お前2つしかないんだからいいよ、ノーサインで』って。真っ直ぐと思っておけば、全部捕れちゃうんです。江川さんがマウンド上で首を振ったりとか色々してたんだけど、実際にはサインはなくて、自分が思ったボールを投げていたんですよ」

二塁から江川の投球を見続けた篠塚の回顧。やっぱり速球、というか江川の剛速球は投手の宝だったわけだ。にしてもノーサインだったのか(笑)。山倉もすごいなあ。ああ早くプロ野球が見たい

2020年6月号PART1「稲妻」につづく

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