2020年5月号PART2「球春はまだか」はこちら。
「このサンドイッチにミルクティーの量が多すぎるだろ」
「歯を見せて笑うな」
「土下座しろ」
「返事がない」
「報告をするべきだろう」
去年の6月の参院選のさなか、前法相にして現在は容疑者となった河井克行が放った名言の数々。きわめつけはこれだ
「稲妻!」
街宣中に克行がこう叫ぶと車を止めて演説が始まり、運動員は一斉にビラを配るのだとか。子どもか。
あまりに暴君なので秘書の退職はしょっちゅう。しかし菅官房長官のためにはどんなことでも……
つまりは、徳のない人だったわけだが、かわいそうな面もある。普通のサラリーマンの家庭に生まれ、選挙資金に恵まれなかった彼は落選も経験している。そんな悔しい思いが秘書いじめに向かったのかもしれない。向かわないけどね普通は。
が、いくらなんでも今回のバラマキはすごい。これが選挙違反にならないとしたら、公職選挙法って……
それから、勇気を出して告白しますが、わたし奥さんの案里のことがけっこうタイプです。どんどん悪相になっていくのが魅力的です(笑)
PART2「狂犬」につづく。