事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

麒麟がくる 第三十九回 本願寺を叩け

2021-01-03 | 大河ドラマ

第三十八回「丹波攻略命令」はこちら

次第に信長と光秀の離反が明らかになっていく。キンカン頭がどうしたとかいう話にはもっていかないんでしょうね。このドラマでは光秀の頭はキンカンじゃないし。

まもなく最終回。いったいどうして本能寺の変に至ったかについては盛大にヒントがばらまかれている。

・宮中からの指令

・信長の好戦的姿勢

・徳川家康の……

いいですなあ。わたしは信長嫌いなので冷静に見ていられる。でも信長フリークにはしんどいのかな。染谷将太の達者さがむしろきついかも。

帰蝶が出てこないとこれは収束できないんでは。あ、来週出てくるんだね。やはりキーパーソン。川口春奈が2020年にブレイクしたことにはなんの文句もありません。よかったですね。

でも。でもわたしはもしもこの役を沢尻エリカがやっていたらといまだに思ってしまう。染谷将太と彼女のからみは絶対に見てみたかった。匂うように不道徳な感じがしただろう。

そして今回は、正妻である煕子の退場。死亡旗最初から立ちまくり。木村文乃が殊勝な妻を演じるのには、ちょっと違和感あったけれども(笑)、彼女の女優としての格は確実に上がった。大好きな女優なのでうれしい。

さて、そんな信長嫌いのわたしにも透けて見えるのは、豊臣秀吉(佐々木蔵之介)という人物の複雑さだ。出自の低さをあらためて信長に指摘される悔しさ。もうひとつ本能寺に至る理由が……ちょっと待って。それだけはないな。それだと小栗旬のあのドラマといっしょになっちゃう(笑)

第四十回「松永久秀の平蜘蛛」につづく

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コード・ブルー シーズン2

2021-01-03 | テレビ番組

シーズン1の特集はこちら

さあ、♪もう一回もう一回♪というミスチルのエンディングテーマに押されたか、シーズン2開始。って今ごろ見てるわたしが遅いんだけど。

シーズン1に比べて明らかに改善されている点がある。研修医たちのスキルが上がっていることを強調するためか、医療器具の扱い方がスマートになっているの。簡易メスのカバーをバキッと折るとか。

誰も死なない回は(確か)ないんだけど、フライトナース冴島(比嘉愛未)の恋人、田沢の死には考え込まされた。難病ALSのために死にゆく彼は、優秀な外科医だっただけに自分の病状に意識的。うん、医者にはそういうつらさもあるな。そんな彼の退場は、冴島だけでなく、フェローたちにも影響を与えていく。

おっとようやくリリー・フランキー登場。スナックラジオでリリー自身が言っていたように、藍沢(山下智久)の父親役。

ここで祖母(島かおり)との間で

「おれの父親は死んでるんじゃなかったのか!」

的な愁嘆場があると視聴者は予想するが、手練れの脚本家、林宏司はそうしない。母親の死の真相についても

「嘘つきばっかりだ」

と山Pにクールにつぶやかせ、そして……。一筋縄ではいかない展開。きわどいけれども、うまい着地を見せたと思う。

きつかったのは緋山(戸田恵梨香……結婚おめでとう)の医療過誤の件。植物状態の少年の生命維持装置を、母親(吉田羊)から文書での確認なしに止めたことで休職せざるをえなくなる。患者の家族が、いきなり牙をむいてくる恐怖はわたしだって想像できる。

このドラマを見て、医者になりたいと思う人ってどれだけいるのかなあ(わたしが弱虫なだけだけど)。

シーズン3につづく

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