Norah Jones - Sunrise
PART1「訃報が多すぎる」はこちら。
「こうなると埼玉県の伝統芸能みたいなものです」
児童福祉を研究する獨協大の和田一郎教授が呆れて。
もうすっかり有名になってしまった埼玉県議会に提案され、そして取り下げられた自民党県議団の「虐待禁止条例改正案」について。
内容はこうだ。
・未成年の兄弟姉妹が児童の面倒をみることの禁止
・小学校3年生以下だけの留守番や登下校の禁止
……などなど。これがおよそ実現不可能なことはそれこそ小学3年生以下の子どもでもわかる話で、もちろん自民党県議団だって理解しているはず(していなかったら怖い)。
ではあるけれども埼玉県の場合、対策をやったふりで、相談窓口をもうけるぐらいが関の山。伝統芸能として、それですむはずだった。アピールすればそれでいいだろうと。
しかし今回は、世論の猛反発を浴び、あっさりと撤回することになった。埼玉県民もさすがに腹に据えかねたのだろう。
わたしが気持ち悪いのは、政治が積極的に家庭生活に介入しようとしている点だ。同じことが、東近江市の市長にも言える。PART3「フリースクール」につづく。
本日の1曲はノラ・ジョーンズのサンライズ。オリックスVS阪神の興奮を少しは鎮めねば。阪神はうらやましいな。甲子園には4万人もの味方がいるんだから。