ミステリ篇はこちら。
今回は非ミステリ篇。図書館から借りて読むことが多いので、2014年のランキングにはほど遠いことをあらかじめお詫び申し上げます。
1.「太陽がもったいない」山崎ナオコーラ著 筑摩書房
2.「悟浄出立」万城目学著 新潮社
3.「一路」浅田次郎著 中央公論新社
4.「本当の大人の作法」内田樹+名越康文+橋口いくよ著 ダ・ヴィンチ・ブックス
5.「妻が椎茸だったころ」中島京子著 講談社
6.「東天の獅子 天の巻」夢枕獏著 双葉社
7.「いまも、きみを想う」川本三郎著 新潮社
8.「ホリイのずんずん調査」堀井憲一郎著 文藝春秋
9.「赦す人」大崎善生著 新潮社
10.「聞いたり聞かれたり」和田誠著 七つ森書館
次点が「芸能人はなぜ干されるのか」「タモリ論」かな。順位にはほとんど意味はありません。特集していないのがたくさんあってわれながらびびる。
「赦す人」は団鬼六の伝記。あの、SM小説の大家ね。彼の人生は波乱万丈にもほどがあるのでお楽しみに。
「タモリ論」については、同世代のもっともまっとうな芸能論という感じ。タモリ論であると同時にたけし論、さんま論なのね。
「本当の大人の作法」は、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されていた(されている?)鼎談をまとめたもの。「愛の対義語は敬意」「ほとんどの悪意は嫉妬から来る」など名言満載。橋口いくよの存在が内田と名越の発言を加速させている。みごとなコラボ。これ、第二弾で、第三弾も発売されている。買わなくちゃ。
「聞いたり聞かれたり」で、わたしは和田誠さんと同時代に生きているのはこんなに幸せなんだと思い知りました。幸せなんですよ、わたしたちは。
順位に意味はないといえども「太陽がもったいない」の1位だけは動かせない。彼女(山崎ナオコーラ)の園芸論のことを、裏の畑でつらつらと考え続けた一年でした。
次回は興行成績篇。