PART1はこちら。
オペの最中にロックを流す医師ストレンジ。助手がいきなり曲を変更。あきれたストレンジは
「おいおい。チャック・マンジョーネのフィール・ソー・グッドか。77年だ」
「残念。78年でした」
「違う。77年だ」
オペのさなかに検索する(笑)助手。
「ほんとだ。ヒットしたのは78年だけど、出たのは77年です」
お前らは手術中にイントロ当てクイズをやってるのか。でもわたしの世代はマーベルの術中にはまり、にんまりしてしまう。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で10ccを流したのと同じ戦略。
もういっちょ行きましょうか。
魔法の図書館司書は中国系。
「ぼくはドクター・ストレンジ。あなたは?」
「ウォン」
「ファーストネーム?ただのウォン?アデルみたいに?」あははは。
「…………」
「ボノとかビヨンセとか……エミネムとか。知らない?大スターなんだけど」
あとでその司書がヘッドフォンでビヨンセを聴いているというオチがつく。
腕のいい外科医は性格がねじ曲がっている、というのは世界共通のルールであるようで、マーベルのブラックジャックであるストレンジは、傲慢な性格で昔の恋人からも距離を置かれている。その恋人はレイチェル・マクアダムス。このふたりが顔を近づけたショットに、わたしも妻も同じようなことを考えた。
わたし「カンバーバッチ顔でかっ!」
妻「レイチェル顔ちっちゃい!」
およそ2:1の比率です。
こんなネタばかり披露しててもしょうがないですね。3D好きの妻は「もっと画面から飛び出してくるかと思ったのに」と不満げだったけれど、わたしはストレンジのフリーフォールに足がすくんだ。息子たちはわざわざ新潟まで出かけて4DXで見てきたとか。おれには無理だ。
見終わったらあとに残るのは3Dのせいで目のしょぼつきだけ。他はなんもなし。娯楽映画のお手本のような作品でした。