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ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

ほたると水辺の環境学習会

2015-11-15 19:54:18 | ホタルに関する話題

北九州市ほたる館~ほたると水辺の環境学習会~

 北九州市建設局河川部水環境課から依頼があり、北九州市ほたる館で定期的に行われている「ほたると水辺の環境学習会」の 講師として、11月14日に現地を訪れた。

 14日(土)羽田9:10発 スター・フライヤー75便で北九州空港へ向かう。天候は小雨。離陸後、高度10,000nまで上昇すると、 そこは雲の上で快適な空の旅。しかし、向かう先の天候も雨。着陸のために高度を下げ始める。窓から見える厚い雲に時速900kmで突入である。これでもかと機体が揺れ、 時折り急に落ちる。アナウンスで「機体の安全性には問題ございません。ご安心ください。」と流れるが、やはり恐怖を感じる。
 雲を抜けると安定し、無事に北九州空港へ着陸。そこからエアポート・バスで小倉駅へ。そこで昼食。ご当地のものを食べようと思ったが、どこも混雑。並んでも食べる気はないため、迷わず牛丼屋でさっと済ませた。
 13時半。小倉駅からタクシーに乗り、目的地である「北九州市ほたる館」へ。到着後は、ほたる館の館長、新海 正信 氏、北九州ほたるの会の会長、中村 光男 氏、北九州市建設局河川部水環境課ほたる係長の梅田 和宏 氏と歓談。15時から「ゲンジボタルの野外保全のための具体的ノウハウ」と題して講演と行った。
 1時間40分の講演は無事に終了し、ご参加いただいた方々には、喜んで頂けた様子でほっとする。その後は、小倉駅近くのホテルに移動し、宿泊。特に親睦会等の予定はなかったので、ホテルのレストランでフレンチのフルコースにワイン飲み放題をプラスして頂くことにした。庭の綺麗なイルミネーションを見ながら、一人寂しく、いや、紳士的に上品にフレンチを頂く。
 かなり飲んだが、まだ物足りず、コンビニでワインのボトルを買ってきて、部屋でテレビを見ながら飲み干すと、いつの間にか寝ていた。目覚めると午前2時半。その後は1時間毎に時計を見る始末。講演会の緊張感が抜けないのか、寝た気がしない。7時に起床し、レストランで朝食をとり、早めに空港に向かうことにした。
 北九州11:45発 スター・フライヤー80便で東京に戻る。帰りは天候も良く、少し揺れただけで羽田に到着。パーキングに止めてあった愛車で自宅へと向かい、無事に帰宅した。

 今回の講演会では、私も得るものがあった。「北九州市ほたる館」では、ゲンジボタルの飼育を行っているが、「夏に孵化して10月頃までに大きく育った幼虫は死亡率が非常に高い」というのである。次から次と死んでしまうので、なるべく大きく育たないように餌を控え、10月頃までに放流するといった現状。私の経験では、「大きく育った幼虫は死亡率が非常に高い」というのは初めて聞く話であり、経験もない。原因は不明で、今後、詳しく調べたいと思う。
 以下の写真は、「北九州市ほたる館」の様子を許可を得て携帯電話で撮影したのもである。詳しくは、ホームページをご覧いただきたい。尚、今回の講演会では、市から業務委託された株式会社コムディア 田中 いずみ 氏にお世話いただいた。

北九州市ほたる館

ホタルの幼虫の飼育装置

ホタルの幼虫の上陸用装置

ホタルの生態水槽

北九州市ほたる館の展示

スター・フライヤー80便から見た富士山

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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