あっという間に2021年も残すところ数日。今年も本年撮影した写真の中から、あくまでも自己満足のベスト10を選んで締めくくりたいと思う。本記事は昆虫、次に自然風景をまとめた。
2021年の自己ベスト(昆虫編)
本年も昨年に引き続き「新型コロナウイルスの感染拡大」と「緊急事態宣言」で活動自粛が求められ、思うように遠征できなかったこともあるが、感染対策を十分に行い、念願であった昆虫を撮影することもできた。特に、私にとって幻のチョウであったヒサマツミドリシジミの新鮮なオスの個体を目の前にしたことは、生態を知る上でも重要な瞬間であった。また、サツマシジミとヒロオビミドリシジミの開翅も初の撮影であり、ヒサマツミドリシジミとともに、撮影まで7年を要した。何度も生息地に通ったので、車での総走行距離は3種合わせて約18,000kmにもなる。
以下には、(1)目標の達成度、(2)撮影の苦労度と難易度、(3)写真の完成度、(4)学術的貴重度などから10点を選び並べてみたが、年々、種類や生態の1シーンなどのハードルを上げていることもあり、今年は撮影した昆虫の写真が少ない。無理やり10点を選らんでみたものの、半数以上が自己ベストには入らない写真である。また、本ブログにおいて記事として取り上げていない未掲載写真も含めた。その1つであるシルビアシジミは、千葉県の南房総に点在する生息地で撮影したものだが、食草はミヤコグサではなく「食草転換」をしシロツメクサを主食としている。生息環境も特殊性があり、貴重な1枚である。
来年は、未だに撮影できていないトンボ類や、撮り直しをしたいゼフィルスを中心に、産卵などの生態シーンを美しい図鑑写真、生態写真として残していきたいと思う。
- ヒサマツミドリシジミ
- ヒサマツミドリシジミの開翅
- サツマシジミの開翅
- ヒロオビミドリシジミの開翅
- オオルリボシヤンマの青色型メス(個人的に松本市内では初の青色型メスの発見)
- リスアカネの連結打空産卵
- ミヤマシジミ
- シルビアシジミ
- ムカシヤンマ
- ムツアカネ(連結飛翔)
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
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