お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

クリークに囲まれて

2006年10月16日 | 佐賀ネタ
 佐賀はクリークと呼ばれる堀・河川水路が張り巡らされています。農業用水確保と洪水予防のためらしい。
 
 田舎モンだが、町中育ちの私なので、佐賀に嫁に来て「護岸工事」なる言葉を初めて耳にした時は、「何で、普通の住宅で護岸工事なんて言葉がでるの 海岸も遠いのに・・・」と頭の中に疑問符がいっぱい。

 で、よ~く辺りを見回してみたら、ウチの寺は、昔のお城状態。つまり、ぐるりとクリーク(堀)に囲まれていたのです。

 周囲ほとんどは、コンクリートで護岸をしているのですが、一部(20年前くらいに境内隣接地を購入、墓地と駐車場にした)境内地通り道の護岸は、コンクリートで固めてなく、木柵のまま。
 もう、年数が経っていた上、先日の豪雨と台風で完全に倒壊し、危険な状態になっていたので、修復することに。 きょうからその護岸工事が始まりました。

 考えたら(考えなくても、そうなんだけど)ウチんちは、橋を渡らなければ入れません。唯一、山門前の橋
 
 去年(春の彼岸中日)の福岡西方沖地震では、佐賀もかなり揺れ、恐い思いをしましたが、その時にやっと気がつきました。 ウチは、この橋が崩れたら、孤立、籠城状態になってしまうことに。

 お向かいのKさん宅から、長いロープを投げてもらい、特殊部隊さながらロープに手足をかけてぶら下がり、スルスル向こう岸に渡るか・・・長い棒を探してきて、棒高跳びの要領でジャンプして向こう岸に渡るか・・・彼岸(さとりの世界)に渡るより、むずかしそう。
 
 そういう事態(災害)にならないことを願うばかりです。

 



 
コメント (4)
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