お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

子どもを護る教育

2007年01月30日 | 雑感
 先日60代のY氏が話されていたこと。

 昨今、子ども達の通学・下校時の事件多発のため、知らない人に用心するよう教え込まれた子ども達。
 
 ある夕方、Y氏が散歩していたら、前を歩いていた小学生の女の子が、Y氏の方をチラチラ振り返り、やがて逃げるように走り去った。
 「『おいおい、僕はそんな怪しい男ではないよ』と言いたくなって、ちょっと悲しかった」と。
 ちなみにY氏は数年前まで高校の教職につかれていた方です。
 
「僕たちが子どもの頃は『近所の知らない人にも挨拶しよう』と教えられたものだけど、今、大人が子どもに声をかけるのも疑われる。こういう世の中になって淋しいよね」

 ごくごく数人の変な人のせいで、大多数の人の善意を遮断してしまうような教育。まず、人を疑うことから教えなくちゃいけない世の中って悲しいですよね。

 
コメント
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