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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

仏法に生きる方

2007年01月07日 | 仏教
 昨日午後からお寺の総代役員会・新年会だったので、早朝からその準備をしているところに役員会の一員で仏教婦人会会長さん(法専寺の私の母親のような存在)のM・Nさんから電話。
 息子さんが亡くなられた・・・と。

 午後は予定どおり役員会のお接待をして、夜は住職とお通夜へお参り。きょうは、法専寺でご葬儀でした。

 80代のM・Nさんは数年前ご主人を亡くされ、今回は息子さん。
 普通だったら寝込んでしまいそうなところなのに、この「法専寺の母」は小さい時から、ず~と、長年仏法を聞き、仏法を喜んで生活しておられる方なので、精神的に強い 頭の下がる方です。

 戦後命からがら無一文で外地から引き上げて来られた方です。その後も大変な苦労を乗り越えてこられた方です。

 私が何とか法専寺を逃げ出さずに、ここまで来られたのは、この「法専寺の母」があってのことです。だってこの「母」の前では、ヤワなことで根を上げることはできません

 この「母」は、普通だったら、自分の悲しみで一杯のところ、周りを気遣い、また、亡くなられた息子さんのお子さん(お孫さん)方に仏教を伝えよう、教えようと懸命に努力されておられる。

 きょうもご葬儀の後、別所帯の若いお孫さんご夫婦に、本山から出ている小さな仏壇(マンション住まいでも棚の上に置けるミニ仏壇)をすすめて、
「これから、あなた達も仏壇を置いて手を合わせなさい。あなた達が引き継がなきゃならんよ」と、言われるのを聞いて、私のほうが泣きそうになりました。

 「法専寺の母」はすごい ここにも「がばいばあちゃん」健在です。

コメント (3)
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