お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

自分がかわいい

2007年01月22日 | 仏教
 昨日、都道府県対抗男子駅伝で佐賀が3位だったとニュースで知り、思わず「オー」と喜びの声 
 
 佐賀に住んで26年にもなると、故郷の福岡より佐賀を応援する私。(もちろん、故郷は大切に思っていますよ。筑豊が舞台のドラマ見つつ「これって筑豊弁じゃない。筑豊じゃ『よか』とは使わん」と夫に訴える)

 先週、仲間由紀恵主演のドラマ「えらいところに嫁いでしまった」を見ていたら、主人公の彼女が墓掃除しながら「『親鸞聖人は自分の遺体を鴨川に捨てて魚のエサにしてくれ』と言われたのに、どうして、こんなに家族・親族一人一人大きなお墓を建てなきゃならんのか・・・」というようなセリフがありました。
 それを聞いた時もうれしかった。自分の大好きな親鸞聖人の名前とその言葉が出ただけで・・・

 人間ってつくづく、自分がかわいいんだと思います。自分に身近な物、身近な考え、自分に近いものを大切に思い、良しとする。

 応援する順番だって、国対抗のオリンピックでは日本、ブロック対抗では九州、都道府県対抗では佐賀県、県内対抗では佐賀市、町対抗では自分の住む町、家族が出場する試合なら我が家族。結局自分

 極端な話、自分に関係ない、自分と意見が合わない人達の所だから、平気でミサイル打ち込んだり、テロが実行されるわけで・・・自分の愛する者、友人がいる所を爆撃はできないと思う。

 仏教で自他を離れることを説く(我が身の執着を離れることを説く)のは、我が身がかわいいことに開き直ると人間、とんでもないことをしでかす危うさをかかえているから。

 自分はかわいい・・・同様に人もそれぞれ自分がかわいい。

 結局、自分の危うさ「凡夫の自覚」を忘れないで生きることしか私にはできません。

 

 
コメント (4)
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