散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

鴨・カモ・かも

2006年12月16日 23時11分12秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日行こうと計画していた店がなぜか開いていない。気持ちを切り替えて、大通の居酒屋「M」へ。鴨料理がある店だ。前回来た時から2~3年ぶりだろうか、店の造作が大きく変わっておしゃれ居酒屋になっている。少々不安を感じつつ店内へ。



メニュー自体もちょっと新しくなったようだが、所々に昔通りの鴨料理があるようだ。寒かったため、まず鴨肉豆腐。これは出汁の味が絶妙だなあ。鴨には山椒という気もするが、コショウをちょっとだけ入れてみた所、味がぐっと引き立つ。



続いて鴨わさ。鴨をわさび醤油で合えたものではなく、葉わさびが添えられているもの。鴨と葉わさびを同時にとり、ポリポリ。なかなかの相性だ。



それからタラバガニ炭火焼と鴨竜田揚げ。タラバは久しぶりなので興奮して写真を撮り忘れてしまった。私はやはりカニは焼いたものが一番美味しく感じるなあ。エキス分を含みつつ香ばしい身でボリュームは少量ながら満足。

さて、鴨竜田揚げは前回も食べたのだが、料理方法が変わっており今回の方が良かった。前回は肉に片栗粉をまぶし普通に揚げたものだったが、今回は衣がよりカリッとしており、あらかじめカットしてあるため肉の旨みがダイレクトに判る。



飲み物はビール、北の勝、ダバダ火振(栗焼酎)なみなみ。前回の記憶を裏切らぬいい店だった。時々行くべきだな。

すすきのに移動してバー「N」へ。一杯目はリンゴ+ウォッカ。できるだけ強めにとお願いして強力なカクテルにしてもらう。リンゴは仄かに香だけで、大部分がウォッカ。

二杯目はカルバドスカクテル(改)(勝手に名前をつけているのだ)。三杯目はマンハッタン。

最後に「ブランデーベースで」とお願いした所、スティンガーが登場。あまりくどくないミント風味ですっきりと終了。店内にはクリスマスツリーが飾られていた。


20061216ギャラリー巡り

2006年12月16日 17時42分38秒 | ART
本日は近美→ユリイカ→アートスペース→さいとう→市民ギャラリー→コンチネンタル→NHK→道新→たぴお→紀伊国屋→富士フォトサロンの11箇所。時計台ギャラリーに間に合わなかった。



近代美術館「アイヌ紋様の美」。北海道在住であるから、なんとなく「アイヌっぽいデザイン」を判ったような気になっていたが、大間違いであった。圧倒的な展示数で、アイヌ紋様と言っても様々なバリエーションがあることが判る。地方都市の資料館などには結構アイヌ文化展示があるのだが、それらを断片的に見るだけでは判らないものがあるなあ。紋様がエスカレートしていく様は、縄文土器の素晴らしさ(明らかに実用品を超えてデザイン化されている)に近い印象がある。

もう一つ興味深かったのは、紋様の不規則さ、非対称性である。私の好みからすると、紋様は幾何学的で正確に点対称または線対称でなければならない。しかし、アイヌ紋様は繰り返していくうちに形が変化していくし、左右明らかに非対称であったりする。非常に精密に作っている箇所もあるので、技術不足で形が揃わないのとは違うように思うのだ。そのこだわりのなさ(もしかしてあえて規則的にしていないのか?)が面白かった。



続いて「ビューティフル・ドリーマー」。普段の常設展示室を細かく区切り、別世界の感あり。
○名和晃平「PixCell_Track」:ブラウン運動を再現したかのような作品。見ていると目が回る。
○坂東史樹「子猫が3匹逃げる。あなたは彼らを捕まえて、一匹ずつ紙袋に入れた」:展示室が暗くて何を見せようとしているのか判らない。近づいて、暗闇の中の水面を覗き込むと・・・。
○えぐちりか「バーンブルックのたまご」:一見してユーモラスな作品。しかし、よく考え出すと怖いかも。
○會田千夏「katari-jima」:私はこの次の展開を心待ちにしている。

さらに「浮世絵にみる「いき」-高橋博信の眼」までやっているのだ。解説員さんの話を聞きながら国貞を見たところで力尽きる。英泉は次回ちゃんと見よう。

ART-SPACE201「KINZOKU-KAN」:札教の学生さんによる金属造形展示。どこかでこの人の作品を見た記憶があるのだが、松田郁美の作品が一番面白かった。

市民ギャラリー「道都大学中島ゼミ展」なかなか。
コンチネンタルギャラリー「油展」。こちらも見ごたえのある展覧会だったが、携帯で写真を撮りながらじゃらじゃらみているガキ(20歳位?)がいて不愉快。

いくつかの展覧会で何となくクリスマス、年末ムードが感じられるようになってきた。そうそう、リニューアルしたグランドホテルに立ち寄ってみたのだが、1階にある資料室に松島正幸の描いたグランドホテル旧館の画があるのだ。

立ち飲み

2006年12月16日 13時13分48秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
午後1時すぎ、雑誌で見て気になっていたすすきの駅直結の立ち飲み「K」へ。隣もおなじく立ち飲み「CB」である。まずビールを注文。チビジョッキだが200円だからしょうがないか。通し(つけもの)が100円でつく。

食べ物メニューはつけもの、豆腐等の簡単なものと、缶詰各種しか無いようだな。立ち飲みで缶詰は悪くない所だが、昼飯を食っていないのでやめておき、日本酒を追加。細めの湯のみを電子レンジで燗してもらう。これが100円で、味も悪くない。最近ワンカップを普通の居酒屋で頼むと600円位するから、それに比べるととてもお得かもしれない。

朝8時からやっている奇特な店だが、日中は立ち食い蕎麦屋といった方があたっているかも知れない。私以外の客2名はいずれも蕎麦のみ食べていった。

飲むのはそこそこに、蕎麦屋「A」へ移動してざるそば。普段もり蕎麦しか食べない私にはとても珍しい注文だ。