散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20081202最近読んだ本

2008年12月02日 08時11分52秒 | 読書
■「啄木鳥探偵處」伊井圭
探偵に石川啄木、ワトソン役に金田一京助を配して、啄木の微妙に嫌な感じも良くかけている推理小説。最後に登場する人物も嬉しい所だ。

■「百鬼園先生言行録」内田百
エッセイなんだか小説なんだか虚実入り混じる感じ。

■「汁かけめし快食学」遠藤哲夫
途中から作者の温めていた説が延々と続き、読者取り残され状態(再読)。

■「neoteny japan図録」
日本の現代美術のかなり(?)の部分を概観できる展覧会であり、久々に図録を購入。傑作は本当に素晴らしい領域に入っていると思う。

■「薄野カウンター物語」追悼集編纂委員会
前から読もうと思っていた本であるが、古本屋さんで安く購入。しかし、酒場の物語というよりは、伊藤真介というデザイナーの追悼本なのだね。

■「お料理なんでも相談室」西村淳
Q&A形式で料理に関する質問に答える作者だが、語りの雰囲気は何となく魚柄仁之助を思わせる。

■「50の生えぎわ」泉麻人
彼も年を取ったものだなあ。変なカルチャー分析がなくなり、あるがまま思うがままを書くようになったので、落ち着いて読める。

■「暁天の星」椹野道流
法医学教室に運ばれてきた死体。まるで死ぬ瞬間は見えない人に襲われたかのような死に様であったらしい。解剖で死の原因は分かるのか? といいつつオカルト落ちで少々ガッカリ。