本日は三岸好太郎美術館→テンポラリースペース→北大総合博物館→紀伊国屋→文学館の5か所。
■三岸好太郎美術館「音楽のある美術館」。大体いつもと同じ展示であるが、久しぶりに「オーケストラ」の裏側にある「悪魔」が登場した。良く見ると愛嬌があるようにも見える、悪魔の姿である。
それから「オーケストラ」はもう一枚宮城県立美術館にあるのは知っていたのだが、「新交響楽団」という類似テーマの作品がもう一枚あったらしい。1933年作の100~200号の大作で、第二次世界大戦で消失したらしく、白黒のパネル図像だけがあった。
今年も三岸美術館ではスタンプラリーをやるようだ。
→展示室の隅にマールが。
→マールの足跡らしい。
→知事公館の敷地を通って地下鉄の駅へ。
■テンポラリースペース「熊谷榧展「北の山と人」」。熊谷守一の画風との類似性も若干感じさせるが、登山に関する絵画が展示されている。
■北海道大学総合博物館「支笏火山と私たちのくらし」。私は千歳で生まれたので、興味深く見ることができた。とにかく千歳市というのは、火山に起因する軽石が沢山ある街なのである。
支笏湖よもやま話として、面白い記述があった。北限の不凍湖として有名な支笏湖であるのだが、有珠山が噴火した翌年には全面凍結するという話があるらしいのだ。1909年以降の記録しかないのだが、それを見ると確かに関連性があるように思える。こういう話を子供のころにしてもらえると、地学にも興味を持ったかもしれない。
■北海道立文学館「特集「フロンティア」」。北海道電力の広報誌「フロンティア」を特集した展覧会。予想以上に面白かった。
まず、主な寄稿者で生原稿が展示されていたのが(私の趣味で紹介するため、他にもっと有名作家多数あり)、星新一、松樹路人、三岸節子、佐藤忠良、山内壮夫、米坂ヒデノリといったところ。私は生原稿に一般的に興味を持たないが、さすがに星新一は気になる。ハキハキした中学生のような字からは、「分かりやすさ」を大事にした星新一らしさが伝わってくる。
挿画が展示されていたのは、一木万寿三、小野州一、山内壮夫、富永一朗、赤塚不二夫、久保守、松島正幸など。赤塚不二夫の生原稿にはホワイトで修正したり、効果をつけているところがあり、興味深いところだろう。
その他、最終号の表紙絵が野田弘志であったり、佐藤忠良の文章が美術に関してではなく「北海道の味」というタイトルであったり、いくつも興味深い点があった。実は広報誌はガラスケースに入っているだけではなく、手に取って読むことができるように全号1冊用意されているのである。手に取れるようにしたのは、実に英断であると思う。おかげで内容をみることができたが、全部1冊にして再巻してもらえないだろうか、と思った(権利関係がとても面倒なのだろう)。
■三岸好太郎美術館「音楽のある美術館」。大体いつもと同じ展示であるが、久しぶりに「オーケストラ」の裏側にある「悪魔」が登場した。良く見ると愛嬌があるようにも見える、悪魔の姿である。
それから「オーケストラ」はもう一枚宮城県立美術館にあるのは知っていたのだが、「新交響楽団」という類似テーマの作品がもう一枚あったらしい。1933年作の100~200号の大作で、第二次世界大戦で消失したらしく、白黒のパネル図像だけがあった。
今年も三岸美術館ではスタンプラリーをやるようだ。
→展示室の隅にマールが。
→マールの足跡らしい。
→知事公館の敷地を通って地下鉄の駅へ。
■テンポラリースペース「熊谷榧展「北の山と人」」。熊谷守一の画風との類似性も若干感じさせるが、登山に関する絵画が展示されている。
■北海道大学総合博物館「支笏火山と私たちのくらし」。私は千歳で生まれたので、興味深く見ることができた。とにかく千歳市というのは、火山に起因する軽石が沢山ある街なのである。
支笏湖よもやま話として、面白い記述があった。北限の不凍湖として有名な支笏湖であるのだが、有珠山が噴火した翌年には全面凍結するという話があるらしいのだ。1909年以降の記録しかないのだが、それを見ると確かに関連性があるように思える。こういう話を子供のころにしてもらえると、地学にも興味を持ったかもしれない。
■北海道立文学館「特集「フロンティア」」。北海道電力の広報誌「フロンティア」を特集した展覧会。予想以上に面白かった。
まず、主な寄稿者で生原稿が展示されていたのが(私の趣味で紹介するため、他にもっと有名作家多数あり)、星新一、松樹路人、三岸節子、佐藤忠良、山内壮夫、米坂ヒデノリといったところ。私は生原稿に一般的に興味を持たないが、さすがに星新一は気になる。ハキハキした中学生のような字からは、「分かりやすさ」を大事にした星新一らしさが伝わってくる。
挿画が展示されていたのは、一木万寿三、小野州一、山内壮夫、富永一朗、赤塚不二夫、久保守、松島正幸など。赤塚不二夫の生原稿にはホワイトで修正したり、効果をつけているところがあり、興味深いところだろう。
その他、最終号の表紙絵が野田弘志であったり、佐藤忠良の文章が美術に関してではなく「北海道の味」というタイトルであったり、いくつも興味深い点があった。実は広報誌はガラスケースに入っているだけではなく、手に取って読むことができるように全号1冊用意されているのである。手に取れるようにしたのは、実に英断であると思う。おかげで内容をみることができたが、全部1冊にして再巻してもらえないだろうか、と思った(権利関係がとても面倒なのだろう)。