本日は芸術の森美術館→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→たぴお→時計台→道新→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→三越→スカイホール→さいとう→大通→資料館の14か所。
■芸術の森美術館「絵画と写真の交差」。絵画の世界には「正確に見たままを描きたい派」が沢山いたのだろうなあと思う。
「サッポロクラフトTAG展」がなかなか面白かった。
北尾久美子「シギのいる風景」:実に細密なバードカービング。
浅井憲一「Lunch Time」:大きな銀皿にトリケラトプスに近いような恐竜の首。
柿崎均「ビオランプ」:柔らかいイカに似た姿のランプ。
西山亮「forest」:つららを逆に立てたような、凍れる森といったところか。
澤田正文「ガゼルテーブル」:テーブル部分の胴体は木、それ以外は金属でできている。デザインがカッコイイ。
■時計台ギャラリー「吾孫子雄子個展」。風景だろうか。コラージュの技法も使い、ぼんやり描かれた背景の前に、2羽の鳥がよりそって飛ぶ作品。何となく作者ならではの統一された雰囲気がある。
■市民ギャラリー「さっぽろくろゆり会展」。津田義和「函館港」は港から函館山を見上げるダイナミックな構図。山の木々が妙に規則的に描いてあって面白い。
■三越「大黄金展」。高村光雲原作(ん? 真似したってこと?)の仁王尊像が3億円超。笑える。
■スカイホール「北海道文化服装専門学校創立70周年記念作品展」。なかなか入りにくい展覧会だったが、思い切って突入。1950年代から卒業制作と思われる服飾の展示がある。
50年代~70年代は「レトロ」「いま流行ってもよさそう」という気がするが、80年代が一番苦しい。ボディコンスーツはさすがになかったのだが、肩パットが厚く、バブル期丸出しのデザインだ。90年代以降は私に興味がないせいもあり、良く分からなかったが、ファッションの変遷というのも面白いものだ。
■札幌市資料館「透明水彩コロコニ」。石垣渉の「駄菓子屋」はみっしりと懐かしい風景を描いている。「セブンスターの木」は実にベタな題材でありながら、それでも美しいのだ。
冒頭写真は芸術の森にある池の鯉と鴨。若干、鯉の方が勢力が強いようであった。