散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

小樽3

2009年05月05日 21時39分53秒 | 飲み歩き・北海道内
今日は昼食が遅かったため、軽めに蕎麦の「Y」へ行こう。燗酒を飲んで、ニシン棒煮、雪見豆腐、蕎麦もやし、塩辛。雪見豆腐というのは大根おろしを入れて、紙鍋で温める湯豆腐だ。少々寒く感じていたので、これは良いつまみだった。





最後はセイロそばで締めて、いつものバー「A」へ移動。前回来た時に修理中だったジュークボックスが使えるようになったようだ。話を聞くと、結局部品を取り換えたり大変な手間がかかったらしい。他に客もいないので、さっそく選曲してみた。

「マイ・プレイヤー」プラターズ
「ルビーの指輪」寺尾彬
「おれの小樽」石原裕次郎
「時の流れに身をまかせ」テレサテン



やや歌謡曲シフトしているので、もう少し洋楽が欲しい所だ。さて、それはさておき、飲んだものは以下の5杯。

1杯目:スーパーニッカのハイボール
2杯目:シャンゼリゼ
3杯目:レディーズカクテル
 →カクテルブックで以前に発見した大傑作。今回もずうずうしくマッカラン12年で作ってもらった
4杯目:コープスリバイバー№1
 →ブランデー+カルヴァドス+スイートベルモット。意外とカルヴァドスの香りがして、飲みやすい。
5杯目:ウィドウズキス
 →カルヴァドス+ベネディクティンDOM+シャルトリューズ+アンゴスチュラビタース。シャルトリューズはジョーヌと書いてあったが、ヴェールにしてもらった。

これだけ飲めば予想通りであるが、撃沈。なんとかバスで帰宅。


小樽2

2009年05月05日 16時03分39秒 | ART
5月4日の小樽は祝津方面が大混雑だったらしい。今日もこどもの日ということで、おそらく混雑しているのであろう。それからメンヘル交差点、もといメルヘン交差点のあたりも混雑しているに違いない。

しかし私はそんな所に行かない。まずは小樽に来たら必ず行くブックス2分の1へ。日本の美術「古代絵画の技術」を発見。300円なので即購入。

次は小樽美術館へ。1階の中村善策ホールを見てから、今日は「端午の節句古本市」をやっている文学館へ先に入館する。普段はカフェの所に古書が並んでおり、それほどめぼしいものもなかったが2冊購入。今日は展示室の入口に移動したカフェでコーヒーを飲んで休憩。

この文学館のいいところは、何となく来る人がいることだ。古書市は見ているのかもしれないが、文学館展示にまったく興味を示さないおばちゃんグループが大勢コーヒーを飲んでいる。それでも人がいるだけ、活気があるような気がしてくるのだ(札幌の北海道文学館は常設展示コーナーに行っても、いつも誰もいない)。

今日の文学館展示1は「抒情・石川啄木の世界」ということで、啄木の詩や俳句を題材に後藤伸行の切り絵が展示されている。展示2は「トポス(場)の思想と創造-建築家・小坂秀雄と小樽文学館」である。文学館の建物と駐車場、手宮線跡地を「再生」するアイディアを募集していたので、いろいろ考えて書いてみた。


→文学館の入っている建物の模型。

続いて美術館の「北海道抽象絵画のパイオニア」へ。今年のメイン展覧会は次回の「画家たちのパリ展」だと思うが、300円で見ることのできる今展は非常にお得だと思う。まずは小谷博貞の新収蔵品が8点ほどある。小谷ワールドでありながら、初めて見る作品なので興味深い。

沢田哲郎はSKYSCAPE、COSMOS等のシリーズ作品がすぐ思い浮かぶが、それ以前の作品が2点あり全然違う作風であった。1955-56年の「構成」は直線・曲線と暗い色調で構成された抽象画である。また1965年頃の「FANTASIA」は黒い地の上に白と茶色の線を大胆に散らしてあった。

小松清は初めて見るかも知れない画家だ。初期の筆の跡をぐいぐい残した作品から、筆跡のない綺麗な抽象へと変貌していく。遠くから見たときは「つまらない作品だ」と思ったのだが、良く見るうちにただ綺麗な色で丁寧に塗りましたという作品ではないと思えてきた。何より色彩の対比・配分が良いと思う。

以上で美術館を出て、久しぶりに日本銀行旧小樽支店の金融資料館へ。全体的な展示は変わっていないが、特別展「お金の話あれこれ」で日本の最大のお札・最小のお札、動物が図柄になったお札などが展示されていた。


→金庫の扉。

さて、夕方になった。飲みに行くことにしよう。

小樽1

2009年05月05日 13時49分41秒 | 旅日記
ゴールデンウィークの最後は久しぶりに小樽に行って締めよう。バスで昼過ぎに小樽駅前につくが、霧っぽくて寒い。さっそく昼食をと思い、珍しく三角市場の中に入ってみた。選ぶ基準がないので、2軒目の「H」食堂に何となく入ってみる。

観光客向けには三色丼などが良いのだろうが、いかんせん高い(自分の昼食の基準としては)。通常メニューとしてはラーメン、カレーもあるようだが、小樽まで来てそれもないだろうということで、焼魚の定食にする。聞くとニシン、鮭ハラス、ホッケとあるようで、ニシンに心惹かれつつ(かなり大きいらしい)、鮭ハラスを選択。

鮭ハラス、ご飯、味噌汁、もやしときゅうりの酢の物、沢庵の手堅い定食が到着。さっそく食べるが鮭には良く脂がのっていて、大根おろしとの相性が良い。出してくれる時におばちゃんが「お兄ちゃんは大根おろしいる? 最近食べない子もいるのよ」と言っていたが、これは必須の付け合わせだろう。

定食の基本、ご飯、味噌汁、沢庵も美味しく完食。おばちゃん(二人いた)の会話もテンポよく、気分が良い。さてこれから町中に移動しよう。

20090505最近読んだ本

2009年05月05日 12時49分56秒 | 読書
■「犬は勘定に入れません 上下」コニー・ウィリス
どうもこの人の本は合わない。アイディアはいいと思うが、説明不足で読み進めさせられるところが辛い。

■「「世界征服」は可能か?」岡田斗司夫
確かにとんでもない苦労だけをすることになり、メリットが感じられないのが世界征服だろう。以前、仮面ライダーカードに「ショッカーの掟」が書いてあったのをみたことがある。「第○条、悪のためには親兄弟であっても殺す」などともっともらしいことが書いてあるのだが、「遅刻したものは殺す」という条項があって笑えた。悪の組織でこんなに勤勉に働かなければならないのでは、サラリーマンをやった方がよほど楽ではないか。

■「Oton Vol14」
今回はジンギスカン特集。以前にも書いたような気がするが、確かに生ラムというのは美味いものではあるが、ロール肉を時々無性に食べたくなる。

■「dancyu6月号」
餃子とチャーハン特集。私はチャーハンを外食であまり食べない。時々食べたくなるのだが、最初っから最後まで同じ味だと思うと、ためらいが出てしまうのだ。またラーメン・半チャーハンのセットだと、チャーハンの方が作りおきだったりしておざなりなケースが多い。何か良い解決方法はないものだろうか。

■「日本の美術5 240 四天王像」
ラルズの古書市で購入。敦煌の四天王は日本で思い浮かべるものとは全然違う姿だ。日本の四天王でもかなり姿に差異があり、どういう年代順にどういう系列でできたのか、興味深い所だ。

以下、図書館の3冊。
■「日本列島なぞふしぎ旅 北海道・東北」山本鉱太郎
まあいろいろな疑問を取り上げた本。

■「世界遺産を歩く 知床」
大自然のようでありながら、ダムであるとか動物の生息バランス、観光客の環境破壊などの問題は大きいようだ。

■「くたばれ!「東京神話」」白井暢明
言っていることは大変もっともである。北海道は北海道の良さを全然生かしていない。どうやって生かせば良いのかを考えることは非常に難しいことだが。