波乱の東京（３）

新橋から銀座方面に歩き、銀座４丁目のバー「ＦＳ」へ。ここは銀座ど真ん中であるが、ちょっと古めかしい雑居ビルの中にある、落ち着いたバーである。勘定も銀座値段としては安い方なので、ぜひお勧めしたい店だ。



１杯目は少し落ち着いた飲み物にしよう。Ｙチーフに相談の結果、クロンダイクハイボールとなった。ベルモットの風味と甘酸っぱい味で、しばしゆっくり。しかし、この方向だけで満足する私ではない。

２杯目は「実は最近好きなのが…」と説明して、アクアビットスモーキーマティーニを作ってもらった。Ｙさんも「これは個性のある同士、面白いですね」と狙いを読み取ってくれ、アードベッグ１０で作ってもらう。いつものことながら、美味いが、酔いが進展するのがわかるなあ。

３杯目は久々に会うＦさんに相談。シャンゼリゼを飲む。何だかこう、自分の好きなカクテルが出てくると嬉しいなあ。

４杯目はアクアビットベースでとお願いし、ポーラースター。ジャガイモと青リンゴという、仲間的要素が良いのかな。実にバランスの良い味だと思う。

さすがにこれだけ飲むと、結構やられる。ホテルが新富町なので、来るときに覚えた道筋に沿って、寄り道せずに帰る。コンビニでビール、餃子（食べそびれたのが残念だった模様）を買い、ホテルで食べる。ニュースなどを見てから就寝。

波乱の東京（２）

実は最近テレビ番組で取り上げられることが多く、ぜひ一度行ってみたい店があった。それが「餃子のＯ将」である。もちろん関西発祥の店であり、東京ならではの店ではない。私の行動範囲で調査してみた結果、新橋店が一番行きやすそうだ。ということで、ＪＲ新橋駅から、ガード下を左手に進み、お店を発見。

うっ、しかし１９時という時間帯、恐れていたことが起きた。そう、行列である。東京の人は割と行列に寛容な気がするのだが、私は行列嫌いなんだよなあ（確か最後に並んだのは、６年くらい前のようだ。　展覧会はやむなく並ぶけど）。

ということで、これが一つ目の波乱だ（←小せえ～）。あっさりあきらめて、別の展開を考える。そうだ、前回あまり空腹ではなかったためちょっと苦しくなった「Ｂ」へ行こう。歩いて２、３分、ここも大人気の店だが、幸いカウンターが空いていた。



店の女性におすすめ料理を聞くと、やはり一番人気の「メンチカツ」とのこと。前回食べたばかりなので、「他には？」と伺うと、今日はいわしつみれ揚げが良いとのこと。本日のビール（アサヒ樽生）と、つみれ揚げを先ずは注文した。



写真は少々見辛いかと思うが、ゴロンとしたつみれ揚げが３個。辛子醤油につけて食べる。中身は少しはつなぎも使っているかな？　とも思うが、味わいは１００パーセント”鰯”だ。加熱のおかげか、良い香りがプンプンする。辛子を多めにつけて、熱いところをバクバク食べる。ビールにもピッタリだ。

続いて、バスペールエールの生とめごち唐揚げ。めごちは天ぷらにすると美味しい魚だが、北海道ではあまり出しているところを見かけない。揚げ物２連発になってしまったが、淡白な味で鰭のところがカリカリしているのがアクセントになっている。





ビールは前回より味わいが良く分かるようになったのだが、実にスムースな味だ。暑い時にグビッと一杯、のどがシビレル～！　という感じではなく、絶妙に控えめな炭酸がビールの味わいを引き出し、すべるような舌触り・のど越しという感じなのである。

最後にいわしつみれのスープ（予想と違い、つみれなしのスープだけ）を注文。今日の東京は少々ひんやりしているだけに、スープで体を温めて、次の店に移動だ。

波乱の東京（１）

１０月２２日～２４日まで東京出張＋個人的な遊びに行ってきた。特に「波乱」と言うほどのことは起きていないのだが、まあ何かタイトルを考えてみた結果こうなった。特に驚くようなことは起きないので、羊頭狗肉というか、タイトルに偽りありという感じだ。

さて、２２日の出発前、札幌市役所の地下食堂でカレーを食べる。混雑はしているが、待たなくていいし、こういう公共施設の食堂は好きだ。雑踏の雰囲気とでもいうのかな。

羽田に着き、珍しく京急で東銀座へ。少々歩いて、ホテルにチェックイン。すぐさま、新橋に出撃する。