散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

3連休2日目

2010年01月10日 21時40分32秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
(記事の内容を更新した)

札幌に帰ってきた3連休2日目(私の場合は4連休3日目か)、今日は飲んで、明日は大人しくすることにしよう。

一軒目は久々に平岸の「M」でも行くかと思ったが、休みであった。通常は月曜休みのはずなんだけどなあ。ということで、すすきのに取って返し、悩む。日曜日に開いている店と言えば…、しかしいつも同じではつまらないし…。

と、すすきのをうろうろしている時に、ある看板が目に付いた。結構新しい店で、一人用鍋と書いてあるので、一人飲みに対応してくれると思われる「H」へ行ってみよう。

まずはハイボールを頼んで、通しは牛筋のトマト煮。これはお勧めメニューらしく、中々美味しい味付けだ。



続いて、きのこ鍋と普通の餃子(というメニュー名なのだ)を注文。きのこ鍋はナメコのとろみがでており、胡椒の効いた味。餃子はタレに柚胡椒を使って食べる。熱々でハイボールが進む。





次に日本酒燗となめろうを注文。なめろうの魚は鯵を使っているそうだが、結構こってりした味わいで、これと燗酒の相性がとても良い。よし、一軒目はこのくらいにしておこう。基本的に良い感じの店だが、食べ物のボリュームはやや少なめ(女子向け?)、飲み物がもう一声安ければとわがままを書いておく。



2軒目は良く行くバーで教えてもらっていた、札幌駅の北口にあるバー「T」へ。昔はすすきの以外のエリアはバー不毛地帯であった。最近は琴似、円山界隈には結構あるが、札幌駅近辺、しかも北口となると思い当たる店はほとんどない。そこにできたオーセンティックバー、気になるのである。

さすがに日曜日のせいか、客は私一人だった。1杯目から全開してマティーニ。非常にオーソドックスな味。2杯目はすこし創作してもらい、ジン+シャルトリューズ+レモンの強力な味(実は飲みやすい)。

バーテンダーT氏に話を伺ったが、やはり「この辺にはバーがないので」という理由で場所を選択したらしい。「結構人通りはあるようです」というこの界隈、マンションの地下にあるとは思えない、落ち着いたバーへのニーズはあると思う。

3杯目はジン+アニゼット+レモンのカクテル。アニス風味を楽しむ。仕上げにパンチを効かせて、ラガヴーリン12年カスクを注文する。



もしや、と思っていたのだが、T氏とはホテルバーテンダー時代にお会いしているようだ。雰囲気がかなり変わったので(本人も「髪型をきっちり七三分けにしていたので」と言っていた)、確信が持てなかったのだ。開業からこれまでは無休でやってきたそうだが、2月から月曜休にするそうだ。私も「休んだ方がいいですよ」と言ったが、常連メンバーからも「ぜひ休むべし」と良く言われるらしい。

中々札幌駅側で飲むことは少ないのだが、機会があればこのエリアの貴重なバーへ来て見ることにしよう。


20100110ギャラリー巡り

2010年01月10日 17時18分37秒 | ART
本日は北大総合博物館→紀伊国屋→スカイホール→ivory→アートスペース201の5か所。ちょっと回りそびれた所がいくつかある。

■北海道大学総合博物館「北緯50度線の証言者」。新聞で見て早速行ってきたが、樺太の日露国境標石や根室と国後? の間にあった海底ケーブル、香月泰男の「業火」が展示されていた。香月の作品は、シベリアで兵舎や火薬庫が燃える姿を描いたものらしい。

以下が日露国境標石。表に大日本帝国、裏にPOCCIR(Rは裏返ったような字。ロシアのこと)と書いてある。





■ivory「東京ADC受賞記念展 オバケ!ホント?展」。ADC賞を受賞したということで、話題になっているのかも知れない。少々変な先入観があったが、中々面白かった。

コンセプトは何にでも布をかけて黒い眼をつければ、オバケになってしまうということで、恐竜や阿吽像、金閣寺、風神雷神、北斎の「神奈川沖浪裏」がオバケに化けてしまっていた。

その他にも具体的なものをオバケにして写真を撮った作品があり、電話や交通標識、シーソー等がオバケになっていた。裏側にオバケになる前の姿を撮影したものがあるのだが、それさえも「良く見ると、変な形だなあ」と思わせてしまうのだ。

会場の撮影OKなのだが、ぜひ実物を見ていただきたく、芳名帳のところにあったお供えだけ撮ってみた。



以上で、飲み屋へ。