散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100130最近読んだ本

2010年01月30日 22時42分31秒 | 読書
■「喜劇悲奇劇」泡坂妻夫
回文をふんだんに盛り込んだ、遊びのある推理小説。但し男女関係が何となく古典的な描き方をされている。1982年の作なのだが。

■「天涯の砦」小川一水
軌道ステーションで突然の事故発生。何名かの生存者はいるものの、ステーションは地球への落下軌道に入った。何とかエンジンを再起動しようとするも、ステーション内に破壊工作員がいるようなのだ。緊迫感のある傑作(再読)。

■「五声のリチェルカーレ」深水黎一郎
殺人を犯した少年は動機を黙秘して語らない。少年を担当する調査官のヒアリングは、色々な謎を伏せて書かれているので、最終的に全く驚きはない。

■「ロメオとロメオは永遠に 上下」恩田陸
日本人は地球に取り残され、汚染物質と地雷などの除去に従事するだけになっていた。さらに東京では、トップ卒業するとエリートになれるという大東京学園に全国の少年たちが集まり、テストや競技で厳しいランク争いが行われている。また、この学園を脱走すれば、成仏できるという噂があるのだ。大運動会の日に、ついに大脱走計画が実行される。少年たちの懸命な行動が胸を打ち、感動的なエンディングへ。SFとして良くできている名作である(再読)。

■「乱鴉の島」有栖川有栖
火村&有栖コンビが当初の行き先と間違って、謎の島へ到着。そこに集う人々には、秘密の目的があるようだが…。そこに騒々しい男(モデルはホリエモン)が紛れ込んで、事件が起きる。最終的な感想としては、隠された謎が分って、なーんだと言う感じ。あまり謎めいている秘密のように思えないのだ。

■「時空祝祭日」梶尾真治
1950年代のSFにどっぷり浸ってSF作家になった人が書く短編集と言う感じだ。

20100130ギャラリー巡り

2010年01月30日 15時31分57秒 | ART


本日は札幌市資料館→新さっぽろギャラリー→DUO1→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→三越→さいとう→大通→道新→時計台→たぴお→大同→富士フィルムフォトサロンの13か所。

■市民ギャラリー「札幌大谷大学短期大学部美術展」。中々見どころ多し。
出村光誉「視」:体育座りと内省的に顔をふせる作品の2点。自画像的なのだろう。
中田聖子「もったいない」:何とフランスパンをつかって「もったいない」という文字の立体作品を作ったもの。シニカルである。
嶋村未久「誘」:記憶が薄らいでしまったが、丁寧な作りで綺麗。

菊池さくら「Beaming MAP Northerly wind Spray」:不定形なパネルに画を描き、壁に展示した大きな作品。大胆である。
高本尚花「感字~感じる漢字」:漢字のイメージを直接的に表現した作品。例えば「麺」と言う字は、ラーメンの麺のようなもので構成されているのだ。
大野なつみ「カ空ル」:空と言う字の下の部分が”エ”なので、そのまま「カエル」と読むそうだ。カエルの姿と、その形の空が描かれた作品。

佐藤綾香「BESIDES WORDS」:私の注目の一人。今回は黒っぽい色彩を使い、印象的な女性を描いている。前作とかなり色彩は違うが、作風にはしっかりしたものがあり、遠目に見て分るのである。サイバースペースを画で表現したような背景は(本人サインも可愛い)、SFやアニメ、マンガのものとしてはかなり以前から使われているモチーフだが、絵画では少ないのではないかと思う。かといって、安っぽい感じでもなく、良く消化された表現だと思う。

古田萌「vital signs」:ひんやりとした少々薄気味の悪い作品。前作は「第3回妖怪展」で見ているようだ。
渡邊ゆかり「いつかⅡ」:女性の胴を抜ける線路という、いつものモチーフ。
川嶋みゆき「みえないチカラ」:巨大クジラの手前に、やけに小さなオットセイ(?)を配置した作品。力量がある。

全体的に私の好みは変わらず、同じ人を支持しているようである。

■札幌市写真ライブラリー「ここから ライブラリー最後の学生合同写真展」「アルバム・ラストページ」。いよいよ1月31日で閉館になるライブラリーの最後の展覧会。未公開写真を展示しているだけに新鮮な感じを受け、より一層残念感が増す。

印象に残った写真「二条市場鮭店」では年末に向けてだろうか、信じられない量の鮭が山積みされている。

■さいとうギャラリー「多摩美術大学版画OB展」。いつも楽しみな展覧会。
友野直実「梅図」「冬をまとう」:淡い色の木々を描いた素敵な作品。
ネモトサトコ「風の門」:無表情で強い女性を描いた、巨大作品。

■時計台ギャラリー「石狩市部美術部顧問展」。坂東宏哉の「earth-2010」は明るい茶色一色で、大地の感じを表現している。

■ギャラリーたぴお「コレクト・マニア展 収集狂の7日間」。池田宇衣子の電気部品が目を引いた。特に№5の不思議な金属円盤が面白い。あれは一体何なのだろう。

■富士フィルムフォトサロン「「ひかりと遊ぶ」グループ18%写真展」。「ひかり」をテーマにした作品展ということで、工夫がされている。なかなか上手い。

さらに立ち飲み

2010年01月30日 14時15分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
昼食に軽く飲んでしまったが、さらに帰りがけに一杯。札幌駅前の立ち飲み「E」で、爽やかさを求めて、生グレープフルーツサワーを注文。大量にとれた果汁を入れる。



つまみは軽くメンチカツ。写真は半分食べたところだ。



札幌ファクトリーのアトリウムで、ローカルキャラ対決のごときものをやっていたようだ。次の写真は堂々の優勝者、イカール星人である。



なんだかなあ~

定期的に来る店

2010年01月30日 12時10分48秒 | 食べ歩き
今日はギャラリー巡りの途中で、新さっぽろにたちよる。となると、昼食はヘルシーイタリアン「S」だ。ファミリーに大人気のこの店、12時前に行ったのに、ほぼ満席。一つだけ文句を言うとするならば、禁煙席数と喫煙席数のバランスが悪いことである。

何となく胃のあたりがもやもやしていたのだが、ミネストローネの酸味ですっきりしてきた。続いて、サラダをつまみに白ワイン。





本日の主食はシーフードドリア。熱々なので気をつけて食べよう。ホワイトソースはなかなかのなめらかな舌触りだ。



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