■「喜劇悲奇劇」泡坂妻夫
回文をふんだんに盛り込んだ、遊びのある推理小説。但し男女関係が何となく古典的な描き方をされている。1982年の作なのだが。
■「天涯の砦」小川一水
軌道ステーションで突然の事故発生。何名かの生存者はいるものの、ステーションは地球への落下軌道に入った。何とかエンジンを再起動しようとするも、ステーション内に破壊工作員がいるようなのだ。緊迫感のある傑作(再読)。
■「五声のリチェルカーレ」深水黎一郎
殺人を犯した少年は動機を黙秘して語らない。少年を担当する調査官のヒアリングは、色々な謎を伏せて書かれているので、最終的に全く驚きはない。
■「ロメオとロメオは永遠に 上下」恩田陸
日本人は地球に取り残され、汚染物質と地雷などの除去に従事するだけになっていた。さらに東京では、トップ卒業するとエリートになれるという大東京学園に全国の少年たちが集まり、テストや競技で厳しいランク争いが行われている。また、この学園を脱走すれば、成仏できるという噂があるのだ。大運動会の日に、ついに大脱走計画が実行される。少年たちの懸命な行動が胸を打ち、感動的なエンディングへ。SFとして良くできている名作である(再読)。
■「乱鴉の島」有栖川有栖
火村&有栖コンビが当初の行き先と間違って、謎の島へ到着。そこに集う人々には、秘密の目的があるようだが…。そこに騒々しい男(モデルはホリエモン)が紛れ込んで、事件が起きる。最終的な感想としては、隠された謎が分って、なーんだと言う感じ。あまり謎めいている秘密のように思えないのだ。
■「時空祝祭日」梶尾真治
1950年代のSFにどっぷり浸ってSF作家になった人が書く短編集と言う感じだ。
回文をふんだんに盛り込んだ、遊びのある推理小説。但し男女関係が何となく古典的な描き方をされている。1982年の作なのだが。
■「天涯の砦」小川一水
軌道ステーションで突然の事故発生。何名かの生存者はいるものの、ステーションは地球への落下軌道に入った。何とかエンジンを再起動しようとするも、ステーション内に破壊工作員がいるようなのだ。緊迫感のある傑作(再読)。
■「五声のリチェルカーレ」深水黎一郎
殺人を犯した少年は動機を黙秘して語らない。少年を担当する調査官のヒアリングは、色々な謎を伏せて書かれているので、最終的に全く驚きはない。
■「ロメオとロメオは永遠に 上下」恩田陸
日本人は地球に取り残され、汚染物質と地雷などの除去に従事するだけになっていた。さらに東京では、トップ卒業するとエリートになれるという大東京学園に全国の少年たちが集まり、テストや競技で厳しいランク争いが行われている。また、この学園を脱走すれば、成仏できるという噂があるのだ。大運動会の日に、ついに大脱走計画が実行される。少年たちの懸命な行動が胸を打ち、感動的なエンディングへ。SFとして良くできている名作である(再読)。
■「乱鴉の島」有栖川有栖
火村&有栖コンビが当初の行き先と間違って、謎の島へ到着。そこに集う人々には、秘密の目的があるようだが…。そこに騒々しい男(モデルはホリエモン)が紛れ込んで、事件が起きる。最終的な感想としては、隠された謎が分って、なーんだと言う感じ。あまり謎めいている秘密のように思えないのだ。
■「時空祝祭日」梶尾真治
1950年代のSFにどっぷり浸ってSF作家になった人が書く短編集と言う感じだ。