散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100117最近読んだ本

2010年01月17日 22時05分56秒 | 読書
■「時砂の王」小川一水
人類を殲滅しようとする謎の生命体が到来する。劣勢の人類は過去に戻り、局面を打開しようとするが、敵も時間遡行を重ねて泥沼の戦いへ。邪馬台国を舞台にした決戦で、勝利なるか(再読)。

■「居酒屋安旨の逸品」太田和彦
食べたことのあるものとしては、銀座の居酒屋「S」の鳥豆腐、北千住の居酒屋「O」の肉とうふ等はもう一度食べたい品である。本の中で紹介されている鯵酢、こはだ酢、くりから焼、さわらなめろう等は北海道ではなかなか食べられないものだ。後はネーミングが素晴らしい「ハムキャ別」かな。

■「フリーランチの世界」小川一水
人間や人類の行く末に思いをはせる、SF短編集(再読)。

■「ZOKUDAM」森博嗣
善(?)と悪(?)の組織が巨大ロボットを開発して対決しようとするが…。しかし現代の技術の延長線では「パイルダーオン! ブレストファイアー!」とは行かないのだ。

■「ソフトタッチオペレーション」西澤保彦
チョーモンインシリーズの短編集。論理構成は相変わらず確かだが、今回は割とライトな短編集である。

■「聖域の殺戮」二階堂黎人
ある惑星で胴体が消滅した遺体が発見される。殺人事件と思われるのだが、胴体を焼失させた方法と理由は不明。謎を解くために、連邦艦が派遣されるのだが…。正直言って、SFと推理小説の融合に失敗した作品。途中までに背景となる設定(必ずしも科学的でなくても、一貫したルールがあればよい)が明示され、それをベースに意外な論理展開がされれば良いのだが…。

冬めく札幌

2010年01月17日 13時51分40秒 | 食べ歩き
今週末、札幌ではかなりの雪が降った。昼食を取りに外出したが、歩道の状況は以下のような感じ。除雪した雪が歩道わきに山のようになっている。もし、あまり雪の降らない地方の方がご覧になっているのであれば、写真をお楽しみ頂きたい。



さて、二十四軒のビストロ「PE」へ。来週のワイン会への持ち込みワインを預けて、昼食だ。本日も前菜と肉料理の組み合わせを選択する(スープの甘エビのビスクも、食べてみたいところだ)。

まずは前菜。左下から時計回りに、くわいのキッシュ、カスベのテリーヌ ローズマリー風味、仔羊のシャルロット、マッシュポテトとチーズのグラタン。くわいがほくほくしたキッシュは相変わらずの美味しさ。カスベは軟骨の部分はなく、あっさりと口触りが良い。仔羊はナスとの相性良く、グラタンはポテトが非常に滑らか。もう少し食べたい所を、前菜だからこの量で我慢、と言う感じだ。



続いて主菜は留寿都豚のグリエ ホタテバター添え。ホタテバターって何? と思ったのだが、豚肉にまぶすと、くどさは感じずにバター風味が味わいを増す。もちろんジャガイモとホタテバターを合わせても、相性は抜群だ。



最後のデザートはレモンクリームと焼きリンゴのパイ、ホワイトチョコレートのアイス、生姜のサブレ、ブルーベリーとヨーグルトのマルキー。アイスが少し甘目なのかなと思ったが、レモンクリームがかなり酸っぱく、サブレも生姜風味が効いており、全体としてバランスが取れている。



食後、肉料理は何が好きですか等と雑談。私はがっちりマトンを食べてみたい。以前、お店でヤギ(割と無臭だったとか)を出したそうだが、私は食べていなくて残念。沖縄でヤギを食べた時は、羊とも違う微妙な香りがしていた記憶がある。