散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

やっと週末

2006年04月21日 21時19分25秒 | 飲み歩き・琴似界隈
最近は常に「やっと週末」と言う感じがしてしまう。まあ、今週は試験もないので、思う存分好きな時間をすごせるであろう。さて、その前の金曜日に琴似の居酒屋「D」へ。

今日は最初から酒、「美丈夫発泡うすにごり」。通しは車麩と高野豆腐と豚肉の煮物。発泡している美丈夫は、ちょっと華やかな味でトップにもってこいである。次に本日の刺身からマグロづけを注文。ぶつ切りにされたマグロがつかっているのだが、くどくないくらいの脂がまわっており、赤身と言うよりは中トロと言う感じ。口中にマグロの味がまんべんなく回り、そこへ爽やかな日本酒。うーん、今週も良い週だった(安直だ・・・)。

続いて、しっかりした味の「根知男山白吟」を飲みつつ、ズワイガニ抱身。「食べにくいですが・・・」と言われたカニは、胴体と足の付け根の部分をぶつ切りにして、そのまま出したもの。なかなかカニ脚に沿って身がでない。一人だから良いものの、沈黙のままカニ身をひたすら取る。手が疲れて、箸を持つ手もおぼつかなくなるが、久しぶりに食べるカニは旨い(北海道の人は決して普段からカニを食べているわけではない)。「キレイに食べましたね」と言われたので、まあ、頑張ったのだろう。

行者ニンニク入りハンバーグを食べ、最後に磯自慢本醸造とコウナゴ佃煮。ハンバーグの中に入っている行者ニンニクの香はさほどきつくなく、ちょうど良い風味を加えている感じ。ソースは昔懐かしい甘みのある味。何だか懐かしい。
酒を飲みつつ食べる佃煮は、いわゆる佃煮の概念とはかけ離れている。自家製でゴッテリした甘みを加えずに、魚の風味を残した佃煮は「ミニ魚の煮付け」と言ったほうがふさわしい。

多少暖かくなってきた札幌、気持ちの良い帰宅である。
(デジカメ持ってたのですが、電池が切れてました)

蕎麦屋での晩飯

2006年04月20日 20時47分22秒 | 食べ歩き
今日は外で晩飯を食べようと土砂降りの中、帰宅後に居酒屋へ向かったが、私の入る前に一人客が連続して二人入る。これはカウンターも混むし、バタバタしているだろうなあと思い、断念。蕎麦屋「Y」へと転じた。

晩酌セットと言うのが手頃そうなので、注文。ふと気づくと、閉店までの時間があまりない。晩酌セット一本勝負である。出てきたのは、以下。

一の蔵とキンピラゴボウ、揚げと水菜の辛味あえ。



鴨味噌漬けと焼きネギ。鴨にはいい味がしみている。ネギは熱々、甘い。



長芋の梅はさみ、フキノトウの天ぷら。



最後はやっぱりセイロ蕎麦。



思った以上のボリューム感に満足。店が閉まるので、グダグダと飲まずにすっと帰る。帰り道も土砂降り。

静岡おでん

2006年04月19日 22時39分13秒 | 食べ歩き
本日の夕食は、パックの静岡おでんとなった。

静岡おでんの定義は、
1)黒はんぺん → 入っていた
2)黒いスープ(牛筋) → 製造元は丸鶏スープが自慢らしい
3)串に刺してある → パックなので刺さってない
4)青海苔・出し粉をかける → たっぷり付いていた。フリカケの匂いがする
5)駄菓子屋にある → 家で食べた
と言うことらしいが、パックだから多少の違いはあるだろう。

最初、昨日の残りの炭酸を使い、ジンソーダ。それから泡盛お湯割に切り替えたが、やはりまだ寒い北海道の春、おでん+お湯割がしっくり来た。

20060418最近読んだ本

2006年04月18日 23時03分48秒 | 読書
ここ2,3日大人しくしているので、本のことくらいしか書く事がない。

「月の扉」石持浅海
ハイジャックを起こした1つ目の動機も十分に奇天烈なものだが、そこに潜んだもう2つ目の動機の強引さには驚かされた。愛川晶のある作品を思い出したくらい。ラストは本格推理には不要の章だが、悪くはない。

「ミステリアス学園」鯨統一郎
この作者はダメと良しの振れ幅がでかいが、この作品は本格推理小説への愛を取って良しとしよう。多分、史上初の意外な犯人パターンかも知れない。

「桜宵」北森鴻
ビアバーを舞台に、マスターが謎を解くアームチェアディティクティブ。この人の小説の上手さは特筆物だが、食べるものの描写もすばらしく上手い。バー好き、美味しいもの好き、推理小説好きはぜひ。

「北大歴史散歩」岩沢健蔵
先日、北大総合博物館のミュージアムショップで購入。学校に通っていても、石碑などは目に入ることがない。ほとんど知らないことのオンパレード。それはさておき、札幌の町の真ん中にあって一見邪魔な北大であるが、いつの日かあそこに北大があることの価値が明らかになるような気がしている。

「江戸東京博物館」山本博文
行ったことがないので、一度はと思っている。江戸から東京にかけては一言で言い表せないものがある。

「殺人の教室」日本推理作家教会
今回は比較的読んだことのある短編収録が多い。

以下、図書館の2冊。
「うまうまノート」室井滋
エッセイには定評のある作者だが、くいしんぼ振りもすばらしい。馬刺しを食べるところが羨ましい。

「ほろよい味の旅」田中小実昌
全体に酩酊調。

※2006/4/19 私は北大のことを邪魔とは思っていないので、少々表現を変更(ヤナイさん、フォローありがとうございました)。エルムトンネルが出来るまでは、タクシーの運転手さんが「邪魔だなあ」と言っていた印象がある。

20060417最近読んだ本

2006年04月17日 12時40分39秒 | 読書
「異都発掘」荒俣宏
森博嗣の本を再読しようと思っていたのだが、発見できない。代わりに発見された、荒俣宏のシリーズを再読開始(”ヒロシ”つながりか)。荒俣さんの研究結果がこんな安い値段で読めるとは非常にありがたい(再読)。

「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
上手い技巧的な前半と悲しいエンディング。青春ミステリの傑作の部類に入るだろう。

「非在」鳥飼否宇
これまたすごい技巧的作品。この作者は割りとそう言う作風ではない気がしていたのだが。

「やみなべの陰謀」田中哲弥
連作短編。どことなくハインラインの「時の門」を思わせなくも無い。

以下、図書館の2冊。
「大人の青春18きっぷのんびり旅行術」松尾定行
北海道は普通電車が退化してしまったので、購入した事がない。その代わりといっては何だが、道央1日散歩切符というのは非常に面白く使える。これまで私が行った所といえば、室蘭、小樽周りで長万部、伊達紋別、砂川(バスで歌志内)、倶知安、新十津川~徒歩で滝川、などである。本の感想ではないな。

「名画日本史2」
屏風絵やカルタ絵に興味が出てくる。地元に無いとなかなかじっくり見られないものである。

閉店29

2006年04月16日 19時55分34秒 | 写真館
新聞か何かで知ってはいたのだが、北18条のホテル「S」会館がつぶれていた。このホテルは大学受験の時(2次試験)に宿泊したホテルである。まだ世の中にももまれておらず、田舎育ちなので外食経験もあまりなかった頃であり、一人でホテルに泊まって非常に寂しい思いをしたものである。

閉店28

2006年04月16日 19時52分44秒 | 写真館
試験終了後、北18条近辺を散歩(小雨で寒い)。

T酒店が閉店していた。
この近くにボトル持込OKの店があり、よく大学1年生の頃はこの店に酒を買いに来させられたものである。当時「ホワイトオーク」という1升ビンのウィスキーがあり、一番安いのでそればかり飲んでいた。多分、凄くマズイかもしれない。
社会人になってから「高いの買って来い」とワイルドターキーか何かを買わせて、後輩にどよめかれたものである。もう洋酒の値段下落している時代であり、そんなに高くはなかった。

テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)受験記

2006年04月16日 19時48分48秒 | 情報処理試験
情報処理試験を受けてきました。受験会場は北海道大学。ここに来ると色んなことが思い出されて、鬱に・・・、なってる場合ではない。とりあえず、感想。

午前:解答速報では55問中40問らしい。足切りは免れているであろう。
(正式解答では41問らしい)

午後1
問1:セキュアプログラミングの問題と言うほどではないだろう。perl知らずの私も何とか解答が書ける。
問2:用語問題が暗記ではなくて選択肢が書いてあってよかった。
問3:ちょっといい加減に書いたかもしれない。

午後2
問1:セキュアデータベース問題。プロトコルもプログラミングも知らないのに解けていいのだろうか? とりあえず、全部解答欄は埋めた。

その他雑感。
・偉そうに書いてるけど、多分、合格はしない
・情報セキュリティだけで7教室を使用。最近は人数が少ない試験ばっかりだったので新鮮
・その反面、えり抜きの受験者でないため退出者、逃亡者多し
・北大のトイレがウォッシュレットになってる。時代は変わった
・午後2で選択問題にマークを付け忘れ、監督官にあやうく指摘された。ありがとうございます
・本当にテクニカルエンジニアなのだろうか? 情報セキュアドにほんのチョット付け足しただけでは。次回はもっと難しいだろうな

4/17追記
人によりDB分野が多すぎとか、レベル低すぎとか、知識だけでは受からんとか、いろいろな意見が多いようですな。私の意見としては、
・ネットワークに偏り過ぎなくてよかった
・セキュアプログラミングなんていっても、perl初めて見るのに大体分かってしまう程度だから初歩の初歩なんだろうな
・あまり用語の暗記問題が出なくて良かった
と言うくらいかな。

明日に備えたのか?

2006年04月15日 14時36分32秒 | 食べ歩き
明日、情報処理試験のためギャラリー巡りを休む。といっても、それ程勉強しているわけではない。昼過ぎになり昼食がてら散歩へ。

山の手の洋食屋「V」へ。今日はオムライスを食べることにした。
ごろごろと大ぶりの鶏肉が入ったチキンライスは、自家製のトマトソースで炒めたようで、さっぱりした味。卵はもちろん程よい半熟度合いである。さらに全体にたっぷりとかけられたトマトソースは、酸味と多少のスパイス風味が効いており、くどくない。自宅でオムライスを作るとケチャップを使うが、あの甘い味はそれはそれで良いものだが、お店の味はこのように一段上回って欲しいものである。

サラダも付いているのだが、ランチの準備時間に、ただ雑然と盛られたものではないような気がする。食べる人のことを考えて、美しく整然と盛られているのである。食後のコーヒー共々、満足。

帰りがけに図書館へ。今日の札幌は春めいている。

新年度飲み会3

2006年04月14日 20時15分09秒 | 飲み歩き・琴似界隈
これで当面の飲み会予定は終了となる。
大通の「S」へ。
今日はスープを使った黒豚のしゃぶしゃぶ。その他寿司、水餃子、デザート。食べるモードに入り、酒は程ほど。

二軒目は一人で琴似のバー「D」へ。
一杯目はクライヌリッシュ14年。バランス良と言うだけではなく、少し個性的。
二杯目はメキシカンローズ。カシスのわずかな甘さ・くどさが良い。
三杯目は迷って珍しくバーボン。ヘブンヒル10年カスクストレングスを注文。少々甘めのバーボン味だが、飲み込んでからの後半に鮮烈な味が炸裂。流石に60.5度のアルコール度数が気持ちよくしみる。

取り置きしてもらうことになった「ウィスキーワールド」誌を購入して帰宅。
何と、浅草のバーでマッカラン60年物の試飲会を開催した等というマニア記事が載っている。会費40万円らしい・・・絶句。

新年度飲み会2

2006年04月12日 22時42分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
一軒目は、近くにあるのに来たことがなかった、うにとかにの専門店「M」へ。
料理はタコ酢味噌(通し)、刺身(ウニ、サーモン、海老)、いわし味噌焼き、玉子焼き、天ぷら(穴子、ゲソ、カボチャ)、イカ焼き、タラバかにサラダ、ホッケ、ウニ柳川。
久しぶりに食べたウニが旨かった。あとは意表をついてカボチャの天ぷら。タラバも結構いい味であった。
飲み物はビール、白ワイン、赤ワイン、冷酒。

二軒目はひさびさにすすきののバー「N」へ。
マルガリータ、ギブソンと立て続けに飲み、酔っ払い度合いが激しくなってきた。
3杯目はタリスカー21年(味を良く覚えてない。もったいないぞ・・・)、4杯目にジャックローズ。
ああ、二日酔いだ。

20060412最近読んだ本

2006年04月12日 12時35分28秒 | 読書
「流れゆく雲 グインサーガ107」栗本薫
次のステージの始まりの予感。

「静かな監視者の惑星 ローダン322巻」ヴルチェク、クナイフェル
特に感想なし。

「セカンドサイト」中野順一
ある特殊能力がキーポイントとして扱われているが、悪くない。ストーリーは全体に甘く、それが心地よい人向け。

以下、図書館の4冊。
「一日三食ひるね事典」荻野アンナ
この人の感覚のままに饒舌的な文体で書かれている。受け付ける人向け。

「食というレッスン」岸本葉子
タイトルがやだなあ。確かに食べる上で知っておくべき・体験しておくべきことがあるのは事実だが、いきなり「レッスン」と言われてもな。だが、礼儀知らずが周りにいるのも腹立たしい。
東京の日本料理店やフレンチレストランは疲れそうで行った事がない。バーなら大丈夫なのだが。

「東京早起き案内」
どうして旅先の朝食は旨いのか。非常に楽しい本。残念ながら最近の私は、旅行に出ても朝具合が悪い事が多い。それは飲みすぎだからなのだが。

「名探偵浅見光彦の食いしん坊紀行」内田康夫
作者・探偵の一人二役をつとめながら、エッセイ的なノー天気紀行。ファンには嬉しいのか?

ガールズバーではないのだが

2006年04月11日 21時00分11秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
さっぽろ駅の立ち飲み屋「A」の店員さんが、男女各1名から女性のみに替わったという話を聞き、決してそれを確認しに行ったわけではないが、会議の後に行ってみた。

ふむ、確かにカウンター内には新顔の女性2名。注文をさばく手つきもたどたどしい。ちょっと不安になりつつ、ビール、海老春巻き。続いて、梅サワー、鮭トバ。

しばらくすると60過ぎだろうか、怪しげな服装の男性が酒を注文した後、注文カウンターにそのまま腰を据えて(立ち飲みだが)飲み始める。やはり、女性を眺めながら飲むのが良いらしい。それ以外の客からすると邪魔なだけなのだが、気持ちは何となくわからなくも無い。

新年度飲み会1

2006年04月10日 21時48分09秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
さて、公式行事としての新年度飲み会が始まった。今週は飲み会の予定が3日入っている(ちょっと辛い)。

最初は会社の食堂にて。久しぶりに会う人が多く、いろいろ会話。飲みものはビール、スパークリングワイン、フォアローゼス。

続いて、4人で新さっぽろの居酒屋「F」へ。
焼酎水割り(鍛高譚(たんたかたん)といいちこ)、白貝焼き、牛筋煮込み、つけもの盛り合わせ、もう少し何か食べた気がする。
4人で焼酎2本というのは、少し多いかもしれないなあ。

20060410最近読んだ本

2006年04月10日 12時44分24秒 | 読書
「ダイヤモンド・エイジ」ニール・スティーブンスン
ハヤカワ文庫のSFは「出版社が潰れませんように・・・」とお祈りしながら、大体全部買っているのだが、本当に面白くなくて最後までたどり着けなかった。
登場人物が不愉快なのか? 文体が生理的に受け付けないのか?
そういえば、SFマガジンでオールタイムベストをアンケートで聞いたところ、いまだに「ソラリス」「幼年期の終わり」「夏への扉」「火星年代記」「虎よ虎よ」だったそうな。
いかに誰からも共感できないゴミクズを出版した時代(90年代?)があり、決してその余波が消えていないということを反省すべきだと思う。

「翼ある闇」麻耶雄嵩
中間の解決がインパクトありすぎ(過去のビックリトリックベスト3に入る)だったが、なぜその解決に至らせたのかあたりの動機も含め、良くできてる。例の歴史上の人物には興醒めだが(再読)。

「波乃助推理日記」鳥羽亮
時代物・推理物を上手く融合させられるのは作者ならでは。トリックはシンプルだが。

「小さなスナック」ナンシー関、リリーフランキー
この二人の「バカ」対談はもっと読みたかった。

「笑う雑学」唐沢俊一
タイコミックや好美のぼる作品が狂ったような世界を繰り広げていて怖い。

「dancyu5月号」
今月は銀座と醤油特集。東京で一番遊びに行くのが銀座だが、バーと高くないこぢんまりした居酒屋が好き。日本料理屋やフレンチレストランには恐ろしくて足を踏み入れた事が無い。