散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110114最近読んだ本

2012年01月14日 23時05分01秒 | 読書
■「「クロック城」殺人事件」「「瑠璃城」殺人事件」「「アリスミラー城」殺人事件」「「ギロチン城」殺人事件」北山猛邦
再読。

■「鬼平犯科帳7、8」池波正太郎
再読。

■「分子変形能力者の基地 ペリーローダン416」エーヴェルス
今回も今一つ方向性が分からず。

■「たべるダケ」高田サンコ
いろいろなシーンに登場し、ほとんど話もせずに食べるだけの女性が主人公。食べ物の味や感想すら、「食べっぷりで察してちょうだい!」という感じの怪作。

■「カレイドスコープ島」霧舎巧
再読。

以下、図書館の1冊。
■「Q&A被災者生活再建支援法」津久井進
法律のあらましは分かった。東日本大震災では、被害の度合いに関して、なるべく円滑な「みなし認定」がされる方向にあるようだ。しかし、実際現場ではどんな運用がされているのだろう。

ドック明け 昨年と同じく…

2012年01月14日 17時31分46秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
さあ、人間ドックを終了し、早速昼酒だ。といっても開いている店は限られており、結局、昨年と同じ「第3Mセンター」へ。



今日は若い先客もいるし、にぎわっている模様。私はハイボールと厚揚げ焼を注文。



何だか落ち着くねえ。珍しくハイボールを3杯飲んで、勘定。大通方面に戻る。

16時まで時間をつぶし、今年初めての狸小路「I」へ。店のお姉さんに「今年もよろしくお願いします」と言われてしまった。

まずは黒ホッピーを注文。通しは大根・昆布・肉の煮物。



そして、年の始めはやっぱりこれだろう。煮込みを注文。ガーリックトーストも付けたかったのだが、少々満腹気味で無理だった。これは次回以降にしよう。



うーん、やっぱりとろける美味しさだ。良く煮込んで脂分は抜けているとは思うのだが、血液中のいろいろな数値がうなぎ昇りになっているのではないだろうか。

そして焼き物はハラミ・塩、シロ・タレと、オーソドックスな所を押さえた2品。





まあ、今日はこの位にしておこう。帰りに酒屋でジン、アクアビット、ウィスキーと勢いよく購入。


20120114ギャラリー巡り

2012年01月14日 15時43分47秒 | ART
本日は紀伊国屋→札教サテライト→大丸→時計台→道新→大通→富士フイルム→三越→ARTスペース201→さいとう→スカイホール→コンチネンタルの12か所。まだ、今年に入って開いていないギャラリーもあり、自分の都合もあり、来週からは本格的に見て回れるのではないだろうか。

■北海道教育大学札幌駅前サテライト「北海道教育大学芸術課程美術コース教員展Part.2」。
舩岳紘行「目を開く山」:オレンジのタコを山に見立て、ギョロリと目をむく様子。色が鮮やか。
舩岳紘行「飛んでいるような」:雲海を飛ぶ人間。雲から頭と手と足先だけが見える。後方から見ているため足だけが巨大。

■時計台ギャラリー「池田さやか・内藤まゆ 日本画二人展」
池田さやか「カシオペア」:華やかかつ、シンボリックな感じ。
池田さやか「喫む」:落ち着いた配色の小品。なごむ。

■時計台ギャラリー「宮崎亨展」。「かろうじて人間でいられる」など、タイトルのセンスが面白い。作品を見ていると、どうにもできない、行き場のない情念が湧きあがる感じがして、「自縄自縛」という言葉が思い浮かんでしまう。それから、往年の少年ジャンプを思い浮かべたりもする。

■時計台ギャラリー「野口裕司展」。環境音楽&ビデオな感じ。最初こそ目がチカチカしていたが、段々肩の力が抜けていくようになった。結構、良いかも。

■大通美術館「楢原武正展」。ことしはほぼ平面。ギャラリーの壁全体に、ほぼ真っ黒といった印象の作品が張り付けられており、最初は炭鉱か夜の森のようだと思う。しばらく見ていると、かなり白い部分もあるのが見えてくる。会場隅に「龍」「賀正」といった、文字作品もあり、これは絵画の側から書に近付いている例なのかなと思う。

街をぶらぶら歩いていると、こんなものが。1店目が大人気らしいので、早くも2店舗目か。


人間ドック

2012年01月14日 14時18分16秒 | Weblog
約1年ぶりの人間ドック入り。

本来は8時半から受け付け、9時から検診なのだが、8時半過ぎには検診を開始してくれる。最初はさすがに時間がかかるが、検査項目によって人がバラけだすと、後はスムーズ。以下は感想。

・聴覚検査で、音の種類が多かった。普通2種類だと思うが、6種類位あったのでは?
・肺活量はそこそこ多い方らしい。
・身長が縮んだ。体重もやや減少なのでまあいいか。
・体重はほぼ一定なのだが、若い頃とは腹部周りがぜんぜん違う。これ、どうにかならないの?
・視力は1.5だが、近くが見えなくなりつつある…

・胃カメラは初めての経鼻方式。もっと楽かと思ったら、それほどでもなかった。
・右の鼻腔が狭く、左に切り替えかろうじて入る。カメラの線が頭の奥の方に入って行くような恐怖感。しばらくたつと、嘔吐反射が出ないせいか、かなり楽にしていられるようになった。
・悩ましいが、次回以降も経鼻にすると思う。

・食事後、これまでない程の丁寧な検査結果説明がされた。さすがに途中で「それは知ってます」と言いそうになる。
・前日の夕食をコントロールしたせいか、血液検査結果もほぼ良好で、まるで健康な人みたいな結果だった。
・来年もこのクリニックで良いかなと思う。

ゴージャス…?

2012年01月14日 11時10分00秒 | 食べ歩き
本日は人間ドックに行ってみた(別項)。検査と問診の間に時間があり、その間に昼食を取るよう券(900円分)を渡される。まだ11時とあって、提携レストランの選択肢が少ない。ということで、恒例のカレー「I」にやってきた。

しかし、この店でどうやって900円使おうかな。別に900円以下で良いのだが、セコい私は何とかMAX金額まで使いたい。そこで、いつものカレースパゲッティ(600円)に、スペシャルトッピング(海老フライ、イカリング、フランクで300円)をしてみた。

その豪華なお姿がこれである。



味はそこそこなのだが、昨日の20時から絶食していたので、一気に食べて満足した。まあ、自分でお金出して注文するかっていうと、あれだけどね。

今年も変わらぬ

2012年01月12日 20時07分02秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日はすすきののバー「C」へ。

1杯目は今年も変わらぬウィスキーソーダ。

2杯目はカウンターでちょっといいボトルを発見。余市カスク10年である。昨年末に余市20年がでなかったから、試してみようかと注文した。アルコール度数は58度なのだが、甘味があって、きつく感じない。

3杯目はスモーキーマティーニ。これも変化のない注文である。まあ、それで良いのだろう。

20120110最近読んだ本

2012年01月10日 23時25分22秒 | 読書
■「鬼平犯科帳6」池波正太郎
再読。

■「用もないのに」奥田英朗
野球観戦にも、フジロックにも興味がないが、なかなかユーモラスな旅行記。

■「銀河の壺直し」フィリップ・K・ディック
なかなか手がつけられず、1年越しで読破。地球では仕事の無くなった壺直し職人が、異星の海底からの発掘作業にスカウトされる。訳のわからない怪作。

■「ももんがあからっ風作戦」椎名誠

■「ドッペルゲンガー宮」霧舎巧
再読。

以下、図書館の4冊。
■「京都の不思議発見」高野澄、杭迫一
再読。

■「平成兜割り」森雅裕

■「セネシオ」森福都

■「そうだ京都、行こう。」
正直、寺の庭や景色・紅葉なんかを見ている場合じゃないんだよね。1か月位いると、感覚が変わるのかもしれない。

毒気抜き

2012年01月09日 13時21分05秒 | 食べ歩き
ちょっと飲み過ぎて体調が悪い。こんな時には、カレーが良いのではないだろうかと、琴似の「RN」に久々に行ってみた。

まずはサラダとマンゴーラッシーが到着。



続いて、キーマカレーと巨大なナン。





カレーは4辛にしてみたのだが、今回はちょうど良かった。熱さと辛さがあいまって、スムーズに食べられるギリギリであった。ナンはもちもち。この店、ナン食べ放題なのだが、どうやっても私には1枚しか食べられそうにない。

汗も出てきて、体調が良くなってきた。


新春恒例の帯広(6) 琴似にて

2012年01月08日 23時59分21秒 | 飲み歩き・琴似界隈
帯広から札幌へ。JRを乗りついで、琴似に到着。途中も少しウィスキーを飲みながら帰って来たのだが、やっぱりさめてしまうんだよな。ということで、年始のあいさつがてら、琴似のバー「D」へ。

まだちゃんとしていたので、イチローズモルト・シングルカスク・ホグスヘッド・1991と、ちょっと高級なものを注文。



これは最近のイチローズモルトとは、ずいぶん印象の違うボトルだ。味はと言えば、甘味が結構感じられるが、58度のアルコールがしっかり効いてくる。実は酔っ払い気味なのか?(多分、そうなのだろう)。

珍しく2杯で切り上げようと、最後に「アクアビットベースで酸味のあるものを」と注文。アクアビット+キウィリキュール+ライムの爽やかな甘味のあるカクテルが登場した。

これを飲んで、何とか24時前に帰宅。急に酒が回り出して、倒れるように眠る。

酒もたっぷり飲んだし、移動疲れもあるのだろう。明日はのんびりして、週明けは、そろそろ仕事も真面目モードに入ることになるだろう。

新春恒例の帯広(5) 新店開拓

2012年01月08日 22時32分10秒 | 飲み歩き・北海道内
日曜日の帯広と言えば、最近は迷わず焼肉「H」に行っていたのだが、たまには新しい店に行ってみたい。というわけで、3連休の中日なのに、ほとんど人通りのない飲食店街をさまよう。その結果、恐らく帯広ではかなりの老舗と思われる、居酒屋「B」へ入店。

今日もやはり燗酒を注文。カウンターが15席位(他にテーブル、座敷)と立派だが、日のせいか、時間帯も早いせいか他に客がいない。暇だったのか、店主の方が「おでん行く?」と素早い攻撃を仕掛けてきた。

確かに昨日も食べたが、ちょっと雰囲気の違うおでんを試してみたい。早速、豆腐、肉だんご、ロールキャベツを注文してみた。



まずは豆腐から。中心部までいい味が浸透している。続いて、肉だんご。淡白なものばかり食べていると、こういうタネが嬉しくなってくる。辛子をたっぷりつけるのも、いいものである。

そして、ロールキャベツ。これは具がスパイシーというか、不思議な味付けだ(決して悪くはない)。

やや落ち着いたところで、カウンターに新聞記事もあるように、この店の名物らしいホルモン唐揚げを注文。



写真左隅の辛味噌を付けて食べるところにポイントがあるらしい。最初だけホルモンにはちょっとした臭いを感じたが、丁寧に処理されているせいか、その後は気にならなかった。辛味噌とネギを合わせて食べるとピッタリである。

少し満腹感が来たが、じゃがいもと牛すじのおでんを追加。



牛すじは良くできている。肉っぽい部分と筋の部分(脂っぽさは皆無)のバランスもいい。じゃがいもは何と皮つき。とはいっても、上品な仕上がりで、それ程土臭さは感じない。

トイレに行くと、途中の階段の手すりが面白かった。柱の部分が木製の一升瓶の形なのである。かなり凝った造りになっている。



私は居酒屋における「ちょっと寿司推奨委員会」の人なのだが、嬉しいことに2カンのあん肝寿司を発見。これを締めに注文しよう。



こんなスタイルの寿司をポン酢で食べるのかと思ったが、寿司醤油で食べる。もう一息あん肝が柔らかいとベストだと思うのだが、それでもあん肝と寿司めしが混然一体となって溶けていく所は、まさに文句のない締めとなった。



前回も来た「TAA」でジンソーダ割りを1杯飲んで時間をつぶし、スーパーとかちに乗る。行きの電車は結構混雑していたのだが、帰りはガラガラ。本を読んだり、ブラックニッカをちびちび飲みながら帰宅。


20120107-0108ギャラリー巡り

2012年01月08日 16時21分13秒 | ART
1月7日
富士フイルム→らいらっく→スカイホール→道新。
帯広に移動して、勝毎サロン→市民ギャラリーと計6か所。

1月8日
帯広美術館→帯広百年記念館→帯広市立図書館の3か所。

■帯広美術館「シャガール、パスキンとエコール・ド・パリの綺羅星たち」。正直、北海道立近代美術館のコレクションなので、期待はしていなかったが、この辺の作品を見つめ直す良い機会となった。



マルク・シャガール「ダフニスとクロエシリーズ」:22点の展示があったが、近美でもこれほどいっぺんに展示することは、あまり無いのではないだろうか。初めてどういう話なのか、理解することができた。
キスリング「魚の静物」:改めてみると、サイズも大きいし、なかなかいい作品であることが分かる。
藤田嗣治「フランス娘」:服や髪の毛の柔らかい線は、浮世絵を思わせる。実はこれ木版作品らしい。

藤田嗣治「二人の女」:こちらは墨絵のぼかし技法を使ったかのように見える油彩である。今でこそ、不思議には思わないのかもしれないが、当時のパリでは新鮮だっただろう。
アンドレ・ドラン「裸婦」:これは初めて見るのかもしれない。近美も代表作だけじゃなく、きちんと展示ローテーションを考えて欲しい。
エルミーヌ・ダヴィッド「パリ郊外-二匹の白い犬」:もしかして路面電車が描かれているのか? 今回、改めて見直したのはキスリングとダヴィッドだな。

それからパスキンが50点ほど展示されていた。彼はパリで個展を開催する前日に自殺してしまったらしい。

「荒野の騎手」:アラブ風の感じがする。パスキン作品は結構初めて見るものが多かった。
「犬の愛嬌」:ちょっとカット風というか、イラストタッチの作品。
「カフェの庭で」:キュビスム風の作品。

「裸婦の構図」:決して女性の理想像ではなく、多分、娼館に実際にいたんだろうなと思わせる女性像が多い。
「新聞を読む人」:彼は「良きサマリア人」とか「サロメ」などの古典テーマも書いているのだが、現代作家というか、今の風俗そのものを描いているのだ。
「キューバの人達」:もう一つの特徴は、色彩画家としての側面だろう。決してけばけばしくはないのだが、カラフルな作品も多い。

「フロリダの黒人たち」:彼の作品にはニューヨーク、キューバなども登場する。世界が狭くなり、人間が見通せるようになってきた(思っていただけかもしれないが)時代の雰囲気が感じられるのだ。

コレクションギャラリーの方は「開館20周年記念 コレクションのあゆみ」とあって、カラーの立派な小冊子も無料配布されていた。



カッサンドル「北極星号-フランス北部鉄道」:帯美のプリントアートコレクションの一つ。レールが地平線に向かって、スコーンと突き抜けて描かれている。
小林敬生「蘇生の刻-緑の星-」:世界を思わせる円の中に、あらゆる鳥・魚・虫が濃密に描かれている。

小林敬生「陽はまた昇る-緑の星・08D-」:水辺、水中、ジャングルがオーバーラップしたような構図。白黒なのに濃厚な色彩が感じられそうな気がしてくる。
ギュスターヴ・クールベ「釣り人のいる風景」:大自然が描かれた作品であるが、小さいながらも釣り人が丁寧に描かれている。これは良い作品を入手したのではあるまいか。

素晴らしい青空を見ながら、街の中心部に戻る。



日専連のビルで、佐藤美和子の作品を発見。道展に出品していた人だな。


帯広補遺 姉妹都市

2012年01月08日 16時07分06秒 | 写真館
帯広のとかちプラザにあった、姉妹都市コーナーより。

国際友好都市 中国朝陽市。



国際姉妹都市 アメリカスワード市。



開拓姉妹都市 松崎町。



産業文化姉妹都市 徳島市。



観光文化姉妹都市 大分市。



国際姉妹都市 アメリカマディソン市。



帯広市民は、全部知っているのだろうか?

新春恒例の帯広(4) 帯広の集大成

2012年01月08日 13時22分09秒 | 食べ歩き
午前中に所用を済ませ、昼頃、帯広に移動。天気は十勝晴れというか何と言うか、恐ろしいほどの青空だ。



まずは昼食を食べていこう。帯広美術館方面に行くとあまり飲食店がないので(存在はしているのだが、歩いて行く感じがしないのだ。やはり車移動が前提なのか)、駅中の「KH」で食べていく。



この店の看板商品と思われる「十勝のかき揚げ丼」を注文。具材はじゃがいも、鮭、しめじ、ホタテ、とうきび、ゴボウ、アスパラ、海老、枝豆(これだけ発見できなかった。時期外れということか)と実に豊富なのである。



また細かい具がごちゃまぜになっているのではなく、それぞれのパーツが分かるくらいの大きさなのだ。従って、結構そのものの味がはっきり分かる。中ではじゃがいも、ゴボウ、アスパラ、ホタテなどが香り立ち、いい感じであった。

味噌汁も美味く(漬物だけ、もう一息だ)、十勝満喫の味であった。そうそう、天丼のタレが別の小瓶についてきたので、味の調整は可能。私はかき揚げ自体は、店側の味付けで十分だったのだが、ちょっとご飯にタレをかけて食べてみた。あまりやりすぎるとしつこくなると思うが、これはこれで美味いものである。

よし、昼飯も終わったし、美術館へ行こう。