散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか鹿児島(1) 今年は鹿児島だ!

2014年09月22日 14時51分23秒 | 旅日記
今年の夏季休暇は、またもや特に理由なく鹿児島に行くことにした。ということで、今年の「なぜか○○」シリーズをお届けしたい。

8時過ぎの電車で琴似から新千歳空港へと向かう。仕事の人も結構乗っており、座れない。



千歳~羽田間は円滑な飛行で羽田空港到着。乗換が空港のちょうど逆側ということで、連絡バスに乗って乗り場に向かい、鹿児島へ。



羽田~鹿児島便は幸いなことにすいており、ここで昼食。空港で購入したシウマイ弁当(おかず多く、つまみ向き)を食べ、夏休み気分に入り込むため麦焼酎よかいちを飲む。

 

ところでボーイング787には初めて乗るような気がするのだが、窓の偏光度合いをボタンで調整できるのだ。



日中の便とあって、着陸寸前に桜島を眺めながら鹿児島空港に到着。



ちょうどいいタイミングでリムジンバスがあるので、鹿児島中央方面へと向かう。この時点で15時位とあって、最初にホテルにチェックインする。さすがに移動時間が長い。ちなみに駅前の「SN」ホテルは大変快適なホテルであった。

さて、荷物を置いてから鹿児島中央駅へと向かう。私は札幌でも交通系の電子カードを持っていないのだが、ウィズユーカードもそろそろ切れるので、どうせなら記念に「SUGOCA」を買おうと思ったのだ(だって、SA○○○の融通の利かなさが何だか腹立たしいのだ)。少々手こずりながらもカード購入。

20140921ギャラリー巡り

2014年09月21日 16時41分53秒 | ART
本日は宮の森→レタラ→門馬→あけぼのアート&コミュニティセンター→創→文学館→市民ギャラリーの7か所。

■宮の森美術館「森山大道 北海道」。展示は2階だけとあって少々寂しい。1階も展示すればいいのになあ。



久しぶりに本郷新「鳥を抱く女」を見る。



円山公園内で岩村通俊像を見る。これまで気がついていなかったが、制作者は佐藤忠良なのである。



■ギャラリーレタラ「金属の対話」
佐々木けいし「彬(ひん)」:ボルトの先端をつぶしたものを、頭の部分で円形につないだ作品。面白い形になっている。

ギャラリー前にあるのは、おそらく佐々木けいしの作品だろう。



ここで、久しぶりにギャラリー門馬に行くために、円山のバスターミナルからバスに乗車。しかし、「循環円11」と「円11」という系統は別の系統なのか? 路線のバス停名もすべて表示されているものが無いし、実に分かりにくいバスターミナルだなあ。こんなことでいいのかと思うよ、北海道のバス界は。



久々に来たギャラリー門馬。展示は何となくほんわか調。そして今日は本当に快晴。

 

帰りは歩くことにしようと、裏道を下る。



ここから南11条通りを西へ。普段あまり通らない道なので、気になったものを写真に撮って見た。まずはマンションの駐車場が3階建て仕様になっているというもの。こういうのって普通なのかな?(自分が運転しないため、駐車場事情に非常に疎い)



懐かしい感じの食堂が幾つかある。

 

 

どうも日曜定休の店が多いようである。途中であけぼのアート&コミュニティセンターというのを発見。東北の写真展と野菜即売、女性の弾き語りコンサート等をやっているようだった。



■北海道立文学館「ムーミンの世界展」。



ムーミン=カバ疑惑で追いかけられている。



記念撮影コーナー。ここに限らず、すべての展示が撮影可能なのである。しかし、フラッシュを点灯させる奴とか、シャッター音が異常に変な音だとか、面倒くさい奴が多い。



ちょっと衝撃だったのが、ミムラ姉さんとミイの母はミムラ夫人というのだが、実はこの人スナフキンの母でもあるらしい。スナフキンの父はヨクサルというのだが、両親がいたとは思わなかった。あの人は天涯孤独が似合うと思っていたのだが…。

■市民ギャラリー「第89回道展」。
伊藤貴美子:重厚な赤や緑を中心に配し、光を周囲に散らした作品。やはりサイズが大きいと圧迫感がなくのびのびしている。
川上直樹:普通の静物画というよりは、シンボリックな感じが増してきたように思える。
高野麻子:同じ顔の2人。双子ではなく、どちらも自画像らしい。

竹村恭子:ミシンを使うスーパーリアルなお爺さん。妻を亡くして、生活感が身にしみる。
野沢桐子:緑の中に立つ子供。前景から中央部、遠景へと少しタッチに変化をつけただろうか。
谷地元麗子:畳に座布団を2枚置き、上を見上げる猫2匹。基本的な方向性は変わりがないが、猫のみというところに少し変化が。

横山朝覧:手前の畑から奥のサイロへの広がりがいい。
吉川聡子:ポップな黄色の色彩を使いながら、床に流れる水は伝統的な日本画の形でもある。


さっぱりと蕎麦

2014年09月21日 12時22分52秒 | 食べ歩き
多少、二日酔いの気配が残っているので、こんな時は蕎麦がいい。ということで、円山の蕎麦屋さん「R」へ。偶然見かけて初めての入店である。

メニューを眺めて、せいろとそれだけでは少し食べたりなさそうなので、かきあげ(小)というのを注文することにした。エビ主体のと貝柱主体のがあるので、貝柱の方を選択する。すぐに両方いいタイミングで到着。



まずは蕎麦から。細めだがしゃきっとしたいい歯ごたえ。摩周産の新蕎麦とあって香りもいい(というほどよく分かってないが)。続いてかきあげは油っぽさがなく、ふんわりした歯触り。貝柱というのは小柱のようだ。天つゆが別に来るのもありがたいね。



最後は少し濃いめのツユに蕎麦湯を入れて、2杯たっぷり楽しむ。残念なのは蕎麦湯の量がもう少し欲しかったことか。後、辛い薬味(わさび、唐辛子ともに)は出さないようだ。ちょっと使いたくなるんだけどなあ。

それ以外は蕎麦の量もたっぷりあったし、静かな店、感じのよいお店の人ということで良い昼食だった。



ところで近くに感じのよさそうな料理屋さんがあったので入って見ようかと思ったが、今調べて見ると、昼飯も1万円のコースからしか無いようだ。予約要なので、入ろうとしても断わられただろうが、危ないところだった。


夏休みの自由

2014年09月20日 20時23分36秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
夏休み入りした初日。ギャラリー巡りを終了して、久しぶりに焼鳥の「T」へ。

最初はハイボールと煮物の通し。



まずはつくね、豚精、鶏皮の3本セット。ゆで卵がサービスされている(店内が暗くて、写真のピントはあってない)。



第2弾は燗酒をもらって、鶏レバー、鶏精、豚みその3本セット。



この位でも腹は満ちて来た。2軒目はすすきののバー「C」へ。1杯目ウイスキーソーダ、2杯目ギムレット。

3軒目はすすきののバー「N」へ。1杯目はラガンミル・クーパーズチョイス(写真左端)。といっても名前を出せないだけで、ラガヴーリンらしい。さすがに甘みと力強さのあるウイスキー。いいものを頂いた。



2杯目はサウダージ。これで急速に酔っぱらって来た。



3杯目は他のお客さんのプレゼント、ホワイトオーク「あかし」というシングルモルトウイスキー。ご相伴させていただいたのだが、これはなかなかの味だ。



ということで、沈没し帰宅。

20140920ギャラリー巡り

2014年09月20日 16時43分14秒 | ART
本日は西区民センター→近美→三岸→コンチネンタル→富士フイルム→アリアンス→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→丸井→三越→Kitakara→大通→グランビスタ→道新→時計台→たぴお→大同→JR ART-BOX→エッセ→北大→サテライト→紀伊国屋→大丸の25か所。過去最高かな。

■西区民センター「もくもくアートフェスタ」。

ダムダンライ講師「伐採木で大きなオブジェを作ろう」。一般の人が作っている模様。



あかみどり(今村育子+高橋喜代史)講師「アートな石がまをつくろう!」。



■北海道立近代美術館「アートと旅する五〇〇年」。1500年頃のデューラーの版画に始まる収蔵品展。近美のコレクションを一望するにはいい機会ではあるまいか。



■三岸好太郎美術館「三岸好太郎と池田満寿夫 奇才アーティストの系譜」。池田満寿夫って現在ではどういう認識のされ方をしているのだろう。私が子どもの頃に読んだ(←いけません!)「エーゲ海に捧ぐ」が出た頃は、かなりセンセーショナルな扱いで、美術家としては全く認識されていなかったように記憶している。

池田満寿夫「太陽の下の休息」:明るい色を使っているはずなのに、どこか暗くも見える作品。なかなかの大作絵画。
池田満寿夫「≪最初のビーナス≫」:これは土偶のイメージに影響を受けているのか。

なかなか色彩が良く、興味深い作家である。三岸好太郎は「裸体」「デザイン」など、それほど普段は出てこない作品が展示されていた。「窓辺」という作品は初見かもしれない。



教育文化会館前で志水晴児「湧水彫刻」から久しぶりに水が出ているところを見る。



歩いていると突然の雨。そして少しするとまた晴れる。どうにも天候が安定しないので、念のため傘は持っていた。

 

■ギャラリーたぴお「コレクトマニア」。展覧会チラシなど、コレクションものの展覧会。つい見入ってしまう。



■JR ART-BOX「meltgram 北川陽稔」。氷片が溶けていくアニメーションで、生命体のライフサイクルを表現する作品。



■北海道大学総合博物館「学船 洋上のキャンパス おしょろ丸展」。



 

北水(ほくすい=北海道大学水産学部)出身の人には涙の出るような展覧会ではあるまいか。それから三岸好太郎「北海道風景(大通公園)」(筑波大学・石井コレクション)が展示されていた。

こういうものか

2014年09月20日 12時05分19秒 | 食べ歩き
本日の昼食は最近できたと思われる中華の「B」へ。鮭チャーハン、汁なし坦々麺、麻婆豆腐定食の中から、汁なし坦々麺を選択してみた。間もなく登場したのはこんなお姿。なぜかサービスにご飯orおかゆがつくと言うので、ついおかゆと言ってしまった。麺類がスープ麺ならご飯もいいのだろうけれどもな。



「よく混ぜて食べてください」ということなので、ソースのはねに気をつけてぐりぐりと混ぜる。麺は太目でしっかりした歯ごたえ。特に辛さは指定しなかったのだが、途中から汗が出てくるくらいのしっかりした辛さだった。

おかゆとの相性は追求しないように。



外へ出てちょっと歩くと、立ち食い寿司の店が出来ていた。昼間はやっていないのか?


今日も新さっぽろにて焼き魚かな

2014年09月19日 21時18分01秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
本日は会社の人と新さっぽろの「T」へ。飲み物はビールから冷やおろし。酒を3杯も飲んでしまった。

食べたものはさんま焼き(非常に美味かった。はらわたも崩れておらず、いいものだったと思う)、宗八焼き、枝豆(枝付きゆで、焼きの2種類)、鶏空揚げ、豚串というところ。

今日の焼き魚は良かった。

20140918最近読んだ本

2014年09月18日 23時58分01秒 | 読書
■「失敗学と創造学」濱口哲也
この方の爆笑講演を聞いたため、つい購入。

■「O.tone vol.71」
どんぶり特集。先月から「創作の庭」と題し、北海道のアーティストが特集されている模様。1回目は浅井憲一、2回目は森迫暁夫が登場。

■「彼岸花」宇江佐真理

■「怪盗グリフィン、絶体絶命」法月倫太郎

■「チェインギャングは忘れない」横関大

以下、図書館の3冊。
■「日本人のための尖閣諸島史」斎藤道彦

■「昭和が遠くなって」小林信彦
前半部を読んでいて「いや、平成の初めの方も遠くなったなあ」と思ったが、まあそれほどでもなかった。

■「出版界・表通り裏通り」櫻井秀勲

家庭的な味

2014年09月18日 20時07分25秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
本日は新さっぽろでちょっと引っかかってしまった。会社の人とは何回か来たことのある「R」へ。

1杯目はくにまれを燗してもらい、通し3点盛り(イカ焼き、おひたし、卵焼き)をつまむ。



そうだなあ、しめ鯖行くか。このしめ鯖は最近流行りのほとんど締めてないんです風ではないが、完全に締めきっている訳でもない、ちょうど良い度合いだった。



2杯目は大山を冷やでもらい、珍しく鯵開き。思っていたより立派な鯵で、食べ応えがあった。



ほろよいだな。


混雑したバーにて

2014年09月16日 22時50分43秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は偉いオジサン対応の飲み会。ちょっと高級な焼鳥屋さんでの宴会コースだった。偉い人が幹事に「お前、札幌で焼鳥食べさせるとはいい度胸だな」と言っていたが、実際は海鮮メニューが続くようなので、よいチョイスだったのではあるまいか。

明日の都合もあり散会になったので、久しぶりにバー「N」へ。結構な混雑状況だが、何とか左端の隅の席に腰を下ろすことができた。1杯目はウイスキーソーダ割り。余市ベースで余市のピーティ&ソルティをフロートしてもらう。



2杯目は店の混雑状況を勘案し、ボウモア11年ハートブラザー。度数が57.6度とあって、これが次の日の二日酔いの原因か?



3杯目はジン+フェルネブランカ+ティオペぺ+ライムの苦酸っぱいカクテル。



これの効果もなく撃沈。帰りのタクシーでは、運転手さんがちょっと変わった人だったが、こちらも酔っていたので、あまり気にならない…。ま、いいか。

祝日の月曜日の昼食

2014年09月15日 12時35分51秒 | 食べ歩き
祝日の月曜日、以前、営業していることを確認していた店「F」へ。9種類のランチメニューの中から、ハンバーグセットを注文する。他にはカレー、照り焼きチキン、チキンカツ、ビーフ焼肉等といったメニュー。

しばし待つとご飯、味噌汁、ハンバーグ、さつま揚げと野菜の煮物、サラダ、漬物が到着。



まずはメインのハンバーグから行ってみよう。厚みはそれほどでもないが、ソースの味わいはいい。ご飯はなかなか美味しいのだが、できれば皿盛りでなく茶碗の方が良かったかな。味噌汁は揚げ入りで、熱く量もたっぷり。

やはりご飯とみそ汁が美味しい定食は嬉しい。



他にも祝日に営業している店を記録しておこう。次の祝日はいつだろうか?

 

20140914最近読んだ本

2014年09月14日 23時42分04秒 | 読書
■「銀河帝国を継ぐ者」ガース・ニクス
プリンスとして前途洋洋の未来が開けていると思っていた主人公だが、自分は帝国の主人公でもないことに気がついてからが、さあ大変。苦労をしながら地道に実績を上げていくが、実績が上がりだすと目立ってしまい、暗殺の手が伸びてくるのだ。

■「ロッパ食談 完全版」古川緑波
現代でも知らない人が沢山いそうなメニューまで取り上げている。

■「突変」森岡浩之
突然、地球上のあるブロックが異世界の地球と置き換わるという現象が発生した。見たこともない、また危険な生物が地球上に現れるのだが、反対にそこに住んでいた人たちは異世界に転移してしまっているのだ。この現象に巻き込まれたある町の人々は、それぞれに得意技を活用して生き延びようとするが…。

■「酒場百選」浜田信郎
再読。

■「UFO血清 ペリーローダン480」シドウ
ついに7つの補完鍵がそろい、物質の泉の彼岸(って何?)に到達できる準備ができた。さて、千話まで後20巻。どうなることやら。

以下、図書館の3冊。
■「人生はいつも初体験」サトウサンペイ

■「若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?」森川友義
そういうきらいが無いでもない。

■「読書歯車のねじまき仕事」椎名誠

快適な東京(22) 光りもの祭

2014年09月14日 22時12分43秒 | 食べ歩き
さて、時間が少々あるが、結構腹は満ちてきた。こうなるとバーしかないかと思ったのだが、回りに適切な店がない。やきとん屋は結構あるけれども、胃もたれ気味だしなあ。

そんな私が最後にたどり着いたのは、立ち食い寿司の「UN」であった。そう、何となく寿司なら最後に食べられそうな気がしたんだよね。店内に入り、まずは緑茶ハイを注文(まだ飲むのか…)。寿司は1カン75円からとリーズナブルだが、2種2カンを同時に注文しなくてはならない(1種4カンでもいいのだが、それはちょっとね)。



よし、値段も安いし、光もの祭りを開催することにしようかな。ということで、まずは小肌、サンマでスタート。札幌の回転すしで小肌を注文してあまり良かった記憶がないのだが、さすがに東京。100円の小肌が結構いける。サンマは今年あまり豊漁ではないせいか、この秋始めての生を食べる。こちらも旨い。



続いて鯵と鰯だ。共にネギと生姜が乗った同じような見た目なのだが、鯵はシャキッとしまった味。いわしは結構脂の乗ったトロッとした舌触り。光もの食べ比べが楽しい。



それほど大きな握りではないのだが、2軒目でこれだけ食べるとそろそろ満ちてきた。最後は締めでマグロ漬けと穴子を注文。マグロ漬けはしっとり漬かったマグロの身に、炒った白ゴマが香ばしい。穴子はさすがにふわふわとは行かないが、軽くあぶって煮ツメを塗ったのは、最後の締めにふさわしいといえるだろう。



手巻きでかんぴょうを食べようかどうしようか悩みつつ、今日はこのくらいにしておこう。なかなか満足すべき味で、いつかまた来てしまうのではないかと思う。

この後、新橋から羽田空港へ移動。そうそう、最後に羽田空港エアポートミュージアムで「平家物語と太平記の世界」展を見る。江戸時代のものだったが、総天然色(?)、フルカラーの本はなかなか綺麗であった。

 

19時の飛行機で新千歳空港へと向かう。後はひたすら帰るばかりだ。最終日に若干の余裕を持って、なおかつ明日も休みなので、体にはそれほど無理のない旅だった。旅行中はやはり読書が捗らなかったが、展覧会は計9つ見たので、まあ頑張ったと言えるだろう。

快適な東京(21) そっけなくていい

2014年09月14日 16時09分35秒 | 飲み歩き・東京
ここで、歩いて新橋へ。軽く一杯、最後にやっていくことにしよう。かなりの店が日曜休業なのだが、さすがに新橋、開いている店もある。最初に入ろうとした焼鳥屋は「2人からです」という、実にふざけた店だったのだが、その隣の立ち飲み「T」に無事入ることができた。

まずは酎ハイを頼んで、かしら、しろ、皮カレー焼きからだ。焼きあがるまでは、通し代わりの生野菜を皿に持ってポリポリ食べる。

 
→右は味噌だれをかけたところ。

到着した焼き物はやや小ぶりだが、いい感じの仕上がりである。特に皮カレー焼きというのは、カレー風味の鶏皮なのだが、ちょっとオツなものである。



次は梅サワーを頼んで、えのき巻き、しそ巻きを注文。いずれも豚肉にえのきとしそを巻いたものなのである。

 

えのきは歯ごたえが実に良く、豚の脂との相性がいい。しそは豚の脂を程よくさっぱりさせる、これまた相性良しだ。そして最後にはカレー好きの私が気になる、鳥カレー煮込みを注文しよう。



見た感じは鶏肉と玉葱がたっぷり入った普通のカレーという感じだ。食べてみると、いい柔らかさの鶏肉、玉葱で、かなりカレーは辛口である。食べているうちに、結構辛さが効いてきた。生野菜でこれを中和し、なかなかいいつまみであったと言えるだろう。

快適な東京(20) 出光美術館

2014年09月14日 14時57分34秒 | ART
昼間はさすがに暑い。空を見上げると、四つ角のビルを同時に1枚の写真でとらえることが出来た。



最後はこれを見なくてはなるまい。出光美術館の「宗像大社国宝展」である。



「鉄鋋」:4~5世紀の出土品。現在で言うとナノカーボンくらい画期的な新技術だったのでは。
「金銅製棘葉型杏葉」:馬具の飾り。もうすでに乗られればよいという時代ではないのだ。
「宗像大菩薩御縁起」:蒙古来襲後に造られた、神仏の力を借りて異国を降伏させるというストーリー物。

「問注所執事・奉公人連署問状案 沙弥浄恵(宗像氏業)請文案」:母が中国人である大宮司がいることや、中国女性も所領を持っている、国際的な様子が描かれている。
「色定法師一筆一切経」:全部で4300巻あまりが現存しているらしい。
「三十六歌仙図扁額36面」:狩野探幽の弟、安信が描いた作品。色の美しさや個性的な人物造形はもちろんだが、宗像大社がこれだけ中央と強い結びつきを持っていたことがポイントだろう。

とにかく出土品はみんな国宝という、数だけ言うと史上最高、国宝62連発、国宝オンパレードの展覧会であった。もちろん、貴重な品は多いが、全てが「美」というわけではない。それでも十分に宗像大社の奥の深さが分かる展覧会であった。