三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

漠然とした恐怖から本物の恐怖へ

2015年09月27日 | 政治・社会・会社

小松左京が書いた小説で「あれ」というタイトルの短編を読んだ記憶があります。閉塞した社会の中で疲れたサラリーマンたちが次々に「あれ」を目撃します。目撃したことを互いに確認し、「あれ」はもしかしたら時代というものじゃないかというふうな予感を感じつつ終わる掌編だった気がします。

大江健三郎の「遅れてきた青年」は戦争が終わってから生まれてきて、本当なら戦争で華々しく死にたかったのに、意味のない無駄な人生を生きる羽目になったと考える青年が主人公で、小松左京の「あれ」と同様に、やはり閉塞した社会、停滞する時代という息苦しさを表現していました。
大江さんは今年2015年の憲法記念日に安倍首相のことをけちょんけちょんに非難して、日本国憲法を守り、あらゆる戦争法制に反対すると演説したそうです。途中から安倍首相を安倍と呼び捨てにするなど、大江さんらしくない面も出ましたが、演説の内容はごく当然のことを言ったまででした。これがトピックになるほど、いまの日本はおかしくなっているということです。

戦争法案に反対した学生団体シールズの学生の自宅に警察の強制捜査が入りました。ドアをノックすることもなく、窓を強引にこじ開けて入室、捜査令状を見せるように要求すると「関係ねえよ」と言い放ち、結局捜査令状があったのかどうかさえ不明のままです。居合わせた報道関係者には数人がかりで飛び掛り、写真をとられないようにしました。そして部屋の中の物品を押収していきました。強盗となんら変わらないどころか、強盗そのものです。そのうち強盗殺人へエスカレートしそうです。

NHKの受信料の強制徴収を合法化する動きがあります。国営放送を完全に義務化して、行き着く先は明らかです。言論の統制です。

一方で厚生労働省は全国の自治体に自殺対策センターを設置するそうです。冗談でしょうか。

戦前のように権力が暴走をはじめた感があります。特に警察権力の暴走は、直接的に国民に対する暴力となって、波紋のように恐怖が広がっていきます。警察はこの国を恐怖で支配しようとしています。逆らうものはしょっ引いて拷問をするわけです。取調べの可視化法案は見送られてしまいました。映画「少年H」で水谷豊がされたような拷問を、誰もが受けるのです。子供も例外ではなく、警察官は薄笑いを浮かべながら小さな子供を殴る蹴る、溺れさせるでしょう。女性は警察官に強姦されて泣き寝入りです。

戦争を平和と言い換え、武器を輸出するのに防衛装備の輸出といってごまかす政府です。警察も行政の一部ですから、正義のためと言って市民を殴り、家に火をつけ、そして殺すでしょう。精神的な構造は暴力団とほぼ同じですが、警察官には権力と武器があるのでシャレになりません。警察は国民の生命、身体、財産を守るのではなく、国家の利益と権威を守る組織になります。警察に協力しないと殺されるでしょう。協力したら仲間を失い、そしてやはり殺されるでしょう。警察官を見たら人殺しと思わなければなりません。人間は権力を与えられると必要以上に残酷になります。権力と自分を同一化して、逆らう者は容赦しないという精神構造になってしまうのです。
そういう時代が来るのに、自殺対策センターとは悪い冗談としか言いようがありません。死んだほうがましな世の中がまもなくやってきます。働くことは権力に利潤を献上することになりますから、働かないことが反権力となります。そして働かない人間には強制労働が待っています。人間は不幸に対する耐性があります。その耐性を利用するのが権力です。耐えて耐え続けて権力に貢いだ挙句に無残な死を迎えるのがこれからの日本国民の運命となるでしょう。もはや日本に未来がないことを達観して、なるべく早く自殺するのが国民の賢明な選択となるでしょう。準備を急がねばなりません。


レース回顧~オールカマー

2015年09月27日 | 競馬

オールカマーの結果

1着ショウナンパンドラ 〇
2着ヌーヴォレコルト  ◎
3着ミトラ       無印

私の印
◎ヌーヴォレコルト  2着
〇ショウナンパンドラ 1着
▲マリアライト    5着
△ロゴタイプ     4着
△マイネルミラノ   11着

頭で買ったヌーヴォレコルトが2着で馬券はハズレ。3着のミトラも買えていません。

ヌーヴォレコルトはスタートは互角でインの省エネコースを進みました。2ハロン目が10秒台の平均速めのペースです。行きっぷりはよかったので早めに抜け出して押し切る展開かなと思っていましたが、4コーナーを回ってから抜け出すのに手間取ってしまい、その分外を回ってスムーズに抜けたショウナンパンドラとの差になってしまいました。宝塚記念よりも着差を広げて勝ったショウナンパンドラは、本調子を取り戻していると見ていいでしょう。ヌーヴォレコルトはレース上手なので重馬場になればこちらが先着しそうです。瞬発力勝負ならショウナンパンドラ

今日の2レースの馬券はトーセンバジルミトラが買えなければ当たらない馬券でした。穴馬を如何に見つけるかに重きを置く予想をしていきます。 


レース回顧~神戸新聞杯

2015年09月27日 | 競馬

神戸新聞杯の結果

1着リアファル    ▲
2着リアルスティール ◎
3着トーセンバジル  無印

私の印
◎リアルスティール  2着
〇マッサビエル   13着
▲リアファル     1着
△ティルナノーグ  11着

軸のリアルスティールが2着に来て、単穴のリアファルが勝ったところまでは予想がぴったりだったのですが、トーセンバジルが無印でハズレ。当たりませんねえ。
リアファルはルメールが思い切って逃げ、道中スローに落とす団子状態の展開。レースの上がりが34秒1では後方に置かれたマッサビエルに出番はありません。逆に2番手に付いていったティルナノーグの惨敗は明らかに力負け。本番では用なしですね。
リアルスティールはスタートはよかったものの、なぜか慎重策で中断後方からの展開。3コーナーから追い出しはじめましたが、他の馬も同じタイミングで追い出す中では苦しい展開です。4コーナーを回ってからも何度か前が詰まる不利があり、馬群を縫って進出してきましたが、最後の脚はリアファルに及ばず2馬身も離された2着に終わりました。それでも悪い走りではなかったので、ドゥラメンテのいない本番は、やはりこの馬が中心でしょう。 


オールカマー~ヌーヴォレコルト

2015年09月26日 | 競馬

オールカマーG2です。

◎ヌーヴォレコルト
〇ショウナンパンドラ
▲マリアライト
△ロゴタイプ
△マイネルミラノ

本命は多分1番人気のヌーヴォレコルト。ショウナンパンドラと好勝負をしていますが、中山記念の勝ち方が見事でコース適性はこちらが上と見ました。
ショウナンパンドラが相手。中山の2200mは先行馬が有利なので、この馬にとっては展開的に厳しい部分があります。しかし実力的に上位なので馬券に食い込む可能性があります。あとは中山と距離適性からマリアライト。4歳牝馬を中心に見ました。押さえは復調気味の皐月賞馬ロゴタイプ。マイネルミラノは枠順から単騎逃げになりそうで要注意。

馬券はを頭の3連単(4-3、5、6、14)12点勝負。


神戸新聞杯~リアルスティール

2015年09月26日 | 競馬

神戸新聞杯G2です。

◎リアルスティール
〇マッサビエル
▲リアファル
△ティルナノーグ 

実績一番のリアルスティール。少しくらい調子が悪くても他馬とは格の違いで馬券圏内には入りそうです。人気なので相手は絞る必要があります。実力馬の相手はえてして好調馬なので、前走で1000万以上、2000m以上を勝っている3頭に絞りました。

馬券はを軸の3連単(5-6、13、15)マルチ18点勝負。


レース回顧~セントライト記念

2015年09月21日 | 競馬

セントライト記念の結果

1着キタサンブラック 無印
2着ミュゼエイリアン △
3着ジュンツバサ   無印

私の印
◎ブライトエンブレム 10着
〇サトノラーゼン    7着
▲タンタアレグリア   6着
△ミュゼエイリアン   2着
△ロッカフェスタ   15着
△ベルーフ       5着

別に北島三郎さんが嫌いな訳ではありませんが、どうにもキタサンブラックが好きではなくて、無印にしてしまいました。3着のジュンツバサも買えていないし、頭で買ったブライトエンブレムが10着という、外しすぎにもほどがあると言われそうな馬券でした。この秋の馬券の行方を暗示するようでとても不安です。
勝ちタイムは2分13秒8と良馬場にしては遅く、レースの上がりも35秒0と平凡。レース自体のレベルはあまり高くないように思われました。ただ、中山の2200mは前に行っていないと好走できないコースで、逃げたミュゼエイリアンが2着で2番手につけたキタサンブラックが勝ったのはひとえにコースの特性によるところが大きいと思われます。中段からのサトノラーゼンや後方から行ったブライトエンブレムは、もう少し前に出していく勇気のある騎手が乗ればよかった。

来週はいよいよ菊花賞の本当のトライアル神戸新聞杯です。もちろん注目はリアルスティール。何馬身離して勝つかが見所と言っていいでしょう。2着候補の筆頭は底を見せていないマッサビエル。前走初芝でいい勝ち方をしたリアファルあたりが続く感じです。
楽しみです。 


セントライト記念~ブライトエンブレム

2015年09月20日 | 競馬

セントライト記念G2です。

◎ブライトエンブレム
〇サトノラーゼン
▲タンタアレグリア
△ミュゼエイリアン
△ロッカフェスタ
△ベルーフ 

菊花賞の有力馬は神戸新聞杯に向かうでしょうから、ここのメンバーはやや微妙です。ペースが速くなりそうになく、先行勢が有利で最後は決め手勝負になりそう。決め手を考えると中山ではブライトエンブレムが有利でしょう。相手は春の活躍馬でダービー2着のサトノラーゼン、同7着のタンタアレグリア、10着ながら先行力のあるミュゼエイリアン。上がり馬では2月の新馬戦を1番人気で勝ち、半年後の新潟戦をやはり1番人気で勝ったロッカフェスタ、皐月賞惨敗ながら小倉で復調を示したベルーフの5頭。

馬券はを頭の3連単(12-3、4、5、6、10)20点勝負。


レース回顧~ローズステークス

2015年09月20日 | 競馬

ローズステークスの結果

1着タッチングスピーチ 無印
2着ミッキークイーン  〇
3着トーセンビクトリー △

私の印
◎ディープジュエリー 7着
〇ミッキークイーン  2着
▲アンドリエッテ   6着
△レーヌドブリエ   12着
△トーセンビクトリー 3着
△テルメディカラカラ 10着

デムーロのクイーンズリングは買おうか迷いましたが、ルメールのタッチングスピーチはノーマークでした。本命にしたディープジュエリーは道中は後方から流れに乗っていましたが、ペースが上がったときについて行けず、直線で前が塞がったと不利もあって7着に惨敗です。先着した馬たちとはかなりの力量差があるように見えました。最後方から進んだミッキークイーンが2着、逃げたレッツゴードンキが4着と、オークス馬、桜花賞馬それぞれに見せ場は作りました。秋華賞は固いのかもしれませんね。

遅くなりましたが、札幌記念の結果

1着ディサイファ
2着ヒットザターゲット
3着ダービーフィズ

私の印
◎トーホウジャッカル 8着
〇ラキシス      5着

どうしようもない結果でした。去年、お世話になった2頭ですからね。秋に期待というところです。


ローズステークス~無敗馬ディープジュエリー

2015年09月20日 | 競馬

ローズステークスG2です。

◎ディープジュエリー
〇ミッキークイーン
▲アンドリエッテ
△レーヌドブリエ
△トーセンビクトリー
△テルメディカラカラ

本命は無敗のディープジュエリー。春はこのレースと同じ1800mを3連勝しており、ディープインパクトの大型牝馬といえばジェンティルドンナを髣髴させるものがあります。
相手はオークス馬ミッキークイーンとクラシックで崩れのなかったアンドリエッテ、2連勝中で勢いのあるレーヌドブリエと良血トーセンビクトリー。穴でジョリーダンスの仔テルメディカラカラ

馬券はを頭の3連単(12-2、3、8、11、13)の20点勝負。