三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

来年の馬券~解き放たれた心?

2006年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム
 競馬をやっていると一年がアッという間に過ぎていきます。金杯で乾杯なんて言っているとすぐに桜花賞がきて、皐月賞、春の天皇賞、ダービーと続き、宝塚記念が終わると一段落して夏競馬に突入したかと思ったら秋の風が吹いて菊花賞、天皇賞、ジャパンカップと続いたあと、枯れ葉が散りジングルベルが鳴り響く中、有馬記念のゲートが開きます。そしてこの一年の競馬と自分の馬券をゆっくり振り返る暇もなく、再び金杯で乾杯となります。
 実に慌しく月日が過ぎるので、ついこの間まで走っていた馬が、聞けばもう引退して10年にもなると知って驚くこともしばしばあります。次のレース、次のレースと、馬券を買うのが忙しく、ときどき馬券を買うために生きているのか、生きていることを楽しむために馬券を買うのか分からなくなることがあります。馬券が当たると自分は天才かと思い、外れたときはもう一生当たらない気がして死んでしまいたくなります。
 人からは馬の飼葉代を寄付していると言われ、いやそんなことはない、預金しているだけだと言い返して、付け加える言葉は「ただ、引き出す手続きが難しい」

 元朝日新聞の記者だった本多勝一さんの本の中にあったと思いますが、日本人はアメリカに行くと、何とかして英語で話そうとしますが、韓国に行くと、いきなり日本語で現地の人話しかけるそうです。これは植民地根性がいまだに抜け切っていない証拠だ、と本田勝一さんは一刀両断にしていました。アメリカにへいこらして、中国人朝鮮人には威張る、という下劣な精神構造。どこかの国の総理大臣にそっくりです。そしてその国の国民もいまだに同じ下劣な精神構造を反省なしに持ち続けています。早くテポドンでも何でも落として、この救いがたい人々をポアして欲しい、自分も含めて、と妄想してしまうのは私だけでしょうかね。

 般若心経には「心無罣礙」とありまして、何ものにもとらわれないように、心を解き放ちなさいと説かれています。

 競馬の世界でも格言がありまして、いい馬を見つけるためには、商人の足で歩いて、少年の心で馬を見よ、と言われています。

 というわけで、憂世の悩みにどっぷり浸ってとても心を解き放つことなど不可能な私としては、せめて馬を見るときだけは解き放たれた心で公平に見たいと思っています。
 来年からは少年の心でデータを見て、そしてお金に執著しない馬券の買い方をしたいと思います。しかし馬券を買うこととお金に執著しないことは互いに矛盾しているので、できるだけ皮算用をしない馬券の買い方をしたいと訂正しておきます。


有馬記念 反省

2006年12月27日 | 競馬
 有馬記念は「お手馬」のドリームパスポートが4着に負けて私の馬券も外れました。決して20万円負けたからといって悔し紛れで言うわけではありませんが、内田騎手の乗り方には少し疑問があります。それはコース取りで、ディープインパクトが外外を回ったのは馬の力からして当然で、下手に内を突いて進路をなくす危険を犯すよりも他の馬を邪魔しないし、他の馬から邪魔されない外を回るのは馬の力を信じていれば当然のことです。かつてシンボリルドルフが必ず外を回ったのと同じです。
 ではドリームパスポートはどうでしょうか? 内を突かねばならないほど弱い馬ではないと私は思っていますが、内田騎手は内を回って直線も内を突きました。そして外に出そうとして出せず仕方なく内に突っ込もうとすると前が詰まり、それでも最後はいい脚を使いましたが4着が精一杯でした。贔屓目かもしれませんが、脚を余して負けたように見えました。残念です。年間500勝を達成した内田騎手ですから、乗り代わりがプラスにこそなれ、マイナスにはならないと思っていたんですが、どう考えても馬を信用せずに自分の騎乗で力づくに上位に持ってこようとする乗り方で、好きになれません。馬を壊してしまいそうな気もします。
 岡部幸雄さんは「ルドルフの背」の中で究極の騎乗法は実は何もしないことだと書いています。それから宮本輝さんは「優駿」の中で主戦騎手にインタビューで「僕は何もしなかった」と言わせ、その台詞を聞いた調教師だか馬主だかが、この騎手への信頼を強めた、といったようなことが書いてあったと記憶しています。
 もちろん実際に何もしないわけではなく、それどころか、時速60キロで走る馬の上にあんな危ない乗り方で乗っているだけでも神業に近いのですが、その他に馬に話しかけたり口笛を吹いたり撫でたりして馬を落ち着かせたり奮い立たせたり、それからムチや手で合図して手前を替えさせたりと、短いレースの中でやることは山ほどあります。そしてもちろん必要なことは全部やりますが、必要でないことは極力やらないようにすることが「何もしないこと」なんでしょう、多分。それは要するに馬が走るのに邪魔なことは「何もしない」ということでもあると思います。
 ドリームパスポートの内田騎手が向正面で外に出していれば、同馬の切れ味からして4着に負けることはなかったでしょう。何とかして上位を狙った結果が裏目に出たのは、内田騎手の同馬に対する評価が低かったためだと考えられて、そこが残念です。源義経ではありませんが、同じ4本脚のサラブレッドだと達観して、正攻法でディープインパクトに挑んでほしかったと思います。
 来年は別の騎手に乗ってほしいドリームパスポートです。皐月賞の2着馬でその後活躍した馬はほとんどいませんが、初の例外になってほしいと思っています。悔し紛れの有馬記念の感想でした。


「お手馬」ドリームパスポート~有馬記念馬券

2006年12月24日 | 競馬
 新設の重賞阪神カップの記念すべき第1回は残念ながら馬券を外してしまいました。勝ったフサイチリシャールを外していては馬券は当たりません。それにしても、フサイチの芦毛馬はリシャールといい、パンドラといい、どこか掴みどころのない馬が多い気がします。いかにも走りそうな感じのときに凡走して、今回はさすがに無理だろうというときに走ります。強いのか弱いのかよくわかりません。
 芦毛馬というと真っ先に思い出すのは吉永正人が乗っていたシービークロスですなんていうと少し古すぎますが、オグリキャップやメジロマックイーン、ビワハヤヒデなんかはわりと堅実に走った記憶があります。ホワイトストーンやホクトヘリオスなんて馬もいました。ホクトヘリオスは追込み馬で、直線でいつも追込んで来るんですが僅かに届かず3着になることが多かった。いや、実際に多かったのかどうかは定かではないのですが、そういうイメージでした。そしてごくたまに勝つと、いつもの成績を知っているファンの間から拍手が起きたものでした。そういえばホクトヘリオスを「お手馬」にしている知人もいましたね。
 「お手馬」というのは同じ馬に同じ騎手がいつも乗っているとき、騎手にとってのその馬を「お手馬」と呼びますが、競馬ファンの間ではある馬が出走するたびに必ず馬券を買ってしまう馬のことを「お手馬」と呼んでいます。もっとも最近ではあまりそういう呼び方をしないのかもしれません。馬に対する思い入れよりも客観的にレースを分析するドライなファンが増えたんでしょうか。ま、競馬は馬券だという真実は昔も今も同じです。

 さて、本日は有馬記念当日です。馬券は金持ちが勝つ、というのは昔からの真実ですが、その意味は金持ちはお金には拘泥しますが、細かい金額を追うよりも自分の予想に気兼ねなくお金をつぎ込めるので、配当に目がくらんで予想と違う馬券を買って損する貧乏人たちよりは当たる確率が高いということです。
 今日のレースはお金持ちは当然ディープインパクトの単勝、次にディープインパクトからの馬連、それから馬単を買うくらいでしょうか。多分三連複や三連単は買いません。しかし私のような貧乏人はディープインパクトからの低い配当だとあまり多くの金額は望めないので、お年玉代わりの払戻金を期待するならどうしても三連単や、場合によってはディープが負ける馬券も買いたくなります。
 というわけで、お金のない私は少しだけひねった馬券を買いたいと思っています。
 例によって消去法で絞っていきます。

前走で1秒以上負けた、
 アドマイヤメイン
 スウィフトカレント
 トーセンシャナオー
それから11ヶ月も休んでいて、しかも大レース勝ちの実績のない、
 アドマイヤフジ
天皇賞とジャパンカップの両方に出走、完敗の、
 コスモバルク
今年一度も勝っていなくて、しかも大レース勝ちの実績のない、
 ウインジェネラーレ
天皇賞の後、もう一度レースに出走、ローテーションのきつい、
 スイープトウショウ
 ダイワメジャー
秋になってからドリームパスポートに完敗の、
 メイショウサムソン

ということで残るは5頭だけ。
1番 ポップロック
2番 デルタブルース
3番 ドリームパスポート
4番 ディープインパクト
9番 トウショウナイト

 これらの馬の比較ですが、ここには出走していないアイポッパーを基準にしてみると、春の天皇賞ではアイポッパーはディープインパクトに1.5秒完敗。宝塚記念ではさらに離されて2.2秒完敗。しかし目黒記念ではポップロックと0秒差。アルゼンチン共和国杯ではトウショウナイトと0秒差。ポップロックはデルタブルースとメルボルンカップで0秒差。
 ということは、4番ディープインパクトから1.5秒から2.2秒あとに1番、2番、9番がゴールすることが予想されます。さらにポップロックとデルタブルースは前走より斤量がそれぞれ4キロ、1キロ増加しますし、海外遠征で2戦連続の長距離GⅠに出走した疲れも心配。トウショウナイトはGⅠ実績が不十分で、この3頭ではまず逆転は無理。
 ディープインパクトがどうもあまり中山競馬場が得意でないことを加味しても、肉薄できそうなのは3番ドリームパスポートただ1頭、ということになりそうです。他の馬は頑張っても3着までと決め付けてしまいます。そうなると3着候補にダイワメジャーやスイープトウショウ、コスモバルクが再浮上してきそうな感じもします。

 そんなわけで、ジャパンカップの反省も忘れて、もう一度「お手馬」のドリームパスポートで勝負しようと思います。馬券は、
馬連  
 3番ドリームパスポート-4番ディープインパクトの1点。5万円。
馬単
 3番ドリームパスポート→4番ディープインパクトの1点。5万円。
3連単 フォーメーション
 1、2着を3番と4番、3着を9番、1番、2番、5番、6番の
 計10点で各1万円。
合計20万円の勝負です。貧乏人にできるのはこれくらいかな。


足がつる~阪神カップ

2006年12月17日 | 健康・病気
 足がつることをこむら返りと呼びますが、こむらというのはふくらはぎのことで通常足がつるというとふくらはぎの筋肉がつることを言います。しかし私のように座骨神経痛を抱えていると、ふくらはぎだけでなくスネの側の筋肉や足の裏もつるんですね。首や顎の筋肉がつることもあります。ふくらはぎとスネの側の筋肉が同時につると、それはもう大変で、ふくらはぎを伸ばそうとするとスネの側の筋肉の痛みがひどくなるので今度は反対側に伸ばすんですが、するとふくらはぎに激痛が走ることになります。でどうするかというと、こういう時はただじっと立って、前後に揺れながら筋肉を交互に少しずつ伸ばすしかありません。神経痛からくるこの症状はなかなかしぶとくて、一旦治まったかに見えてもちょっと油断するとまた痙攣を始め、そしてまもなく筋肉が再び収縮しはじめます。元の木阿弥です。今週の月曜はそのお陰で仕事を休んでしまいました。申し訳ないやら情けないやらで、座骨神経痛は本当に嫌なものです。
 ところで、10月に申請していた傷病手当金ですが、一か月半経って漸く振り込まれました。さすがお役所仕事だけあって、やることがゆっくりです。まあ思っていた以上の額が支給されたのでよしとします。ただ、ふと思ったのですが、もし私や会社が傷病手当のことを知らなかったら、社会保険事務所は決して傷病手当を支給してはくれなかったと思います。普通に考えるとそうですよね。会社を休んでいる人を探し出して支給するというわけにもいかないでしょう。それじゃなくても仕事の早いお役所仕事です。何年後何十年後になるかわかりません。つまり、こういう国や地方自治体から支給される手当や給付金について言えることは、知らない人が損をするということです。年金についても同様で、65歳になりました、そうですか、それでは支給します、という具合にはいかなくて、老人が自分で請求申請しなければなりません。そしてそのとき言われるのが納付不足です。あなたは何年何月から何年何月まで収めていませんよ、と言われてしまうと、ずっと同じ会社で定年まで通した人でない限り、言われてみればその間は収めていないかもしれないと、つい信じてしまいます。しかしよくよく調べてもらうと、やっぱり収めていた、ということが多々あるそうです。お役人がコンピュータに入力するその作業のわずかひとつ間違えただけで、一人の人が年金をもらえるかどうかの瀬戸際になるわけです。なにせお役所の方々は税金で生活しているわけですから、ゆめゆめおろそかな対応をしてほしくないというのが私たちの願いではないでしょうか。

 閑話休題。今週から新しい重賞がスタートしまして、その名もわかりやすくGⅡ阪神カップ。ステキシンスケクンが取り消したので、展開がどうなるのか微妙なところではありますが、短距離の例に漏れず、ある程度の先行力がある馬、実績のある高齢馬、勢いのある3歳馬あたりが狙い目なのは競馬ファンの常識ですが、それらを狙うと人気馬だけを買うことになります。が、ここはGⅠ並みの定量戦。実力どおりに決まる可能性が大だと思います。
 ということで、人気馬を買います。人気馬というと、

6番 コートマスターピース
7番 プリサイスマシーン
8番 コスモシンドラー
10番 フサイチリシャール
11番 アサクサデンエン
13番 マイネルスケルツィ
16番 シンボルグラン
18番 オレハマッテルゼ

 の6頭で、このうち、アサクサデンエンはどうも東京競馬場向きなような気がするのと、休み明けのここ2戦が今一息なので、切ってしまいます。それからフサイチリシャールも前走がジャパンカップダートでかなり消耗したのと、少し負けすぎていて絶好調ではないなと思ったので、これも切ってしまいます。それからペリエのコートマスターピースですが、前走から見ると地力は相当なもので大負けはないと思いますが、日本の軽い競馬場向きでないと見て軽視。ということで残り5頭なんですが、武豊に乗り換わったマイネルスケルツィが狙い目のような気もしますが、1400メートル以下を走ったことがないので、いまひとつ軸馬としての信頼性に欠けています。コスモシンドラーは安定していますが、まだ準オープンを勝ったばかりで、これもいまひとつ。残りの3頭も同じような感じなので、ここは仕方なく5頭のボックスを買うことにします。今日は先週と違って時間に余裕があるので馬券を買うのに間に合わないということはありませんが、そういうときほど外れるのがこれまでの経験です。有馬記念の軍資金が出ればよいのですが。


体の洗いすぎは臭いのもと

2006年12月11日 | 健康・病気
 つい最近になって気がついたことがありまして、これはぜひ全国の男性に知ってほしいことなんですが、どういうことかといいますと、足の臭いや体臭は洗ってもなくなるものではないということなんです。

 今年の3月から半年ほど休職して家でゴロゴロしていましたが、半年を過ぎると退職扱いになってしまうから、デスクワークでもいいので復帰してくれと会社が言ってくれたものですから、お言葉に甘えて復帰しました。そうすると途端に靴の中の足の臭いや汗をかいたときの体臭が気になりはじめました。気になっただけでなく、実際に臭っていました。
 それで何とかしなければと思い、いろんな悪あがきをしました。

 靴の中に消臭中敷きを入れた。

 毎回消臭スプレーをかけた。

 同じ靴は中3日以上あけて履く。

 帰ると足をものすごくよく洗った。

 2回シャンプーをし、ボディソープを使って2回体を洗った。

 ときにはブリーチを薄めたお湯で足を消毒殺菌した。

 出勤前にもシャンプーをし、体も足もよく洗った。

 ワイシャツやズボンに消臭除菌のスプレーをした。

 にもかかわらず、朝出勤して、お昼が過ぎて夕方近くになってくると、特にまだ暑かった9月10月は席を立ったり座ったりするたびになんだかモワッと立ち昇ってくる臭いがあって、ものすごく気になりました。そこでなるべく身動きしないように、昼食にもトイレにもコーヒーを入れにもなるべく行かないようにしていました。それになぜかすぐに頭が痒くなる。といいますか、頭が痒くなりやすくなりました。洗っても洗っても頭が痒くなるんですね。フケも出るし、最悪でした。まあ、そんなかんなで上に書いたように、臭い防止の対策がエスカレートしていったわけです。で、エスカレートして最後には毎日のようにブリーチを薄めたお湯に30分も足を浸けて消毒していましたが、それでも翌日の午後になると臭ってくる。頭は1日2回も3回も洗っていましたが、それでもやっぱり痒くなります。これは一体どうすればいいんだろうと悩みますよね。

 しかし考えてみれば、仕事に復帰する前までは毎日家にいて、それほど意識して清潔に心がけていたわけじゃないのに、臭いはまったく気にならなかったんですね。しかし毎日会社に出勤することになったので毎日シャワーを浴びて体を洗って髪を洗って髭を剃って歯を磨いてというのを繰り返しました。そうすると、その努力に反比例するように足や体の臭いがするようになったのです。もしかしてやりすぎが原因なのでは? と思ったのが2週間前で、思い切って、ボディソープで体を洗うのをやめました。そのかわり、ちゃんとお風呂を沸かして、入浴剤を少し入れてゆっくりと20分くらいつかることにしました。頭はシャンプーを少しだけ使って、手だけで洗うことにしました。手だけ、と書いたのはシャンプーブラシというか頭皮のマッサージができるイボイボのものを使って頭皮をゴシゴシ、ゴリゴリと擦っていたので、それをやめたわけです。髭剃りと歯磨きは以前のままですが、T字剃刀をやめて電気剃刀にして、あまりしつこく剃るのをやめて、大体剃れたらよしと妥協することにしました。

 それから2週間ですが、自分でも驚いたことに、足や体が臭わなくなりました。やっぱり洗いすぎが原因だったんですね。臭いを気にするあまり体をこれでもかというほど洗い、それでもまだ臭うのでもっともっと徹底的に洗うようになり、そしてドツボにはまっていたわけです。
 なぜ臭わなくなったかということはなぜ臭うのかの裏返しを考えればいいわけで、詳しいメカニズムはわかりませんが、細菌やウィルスなどの微生物と酵素、化学反応などの関係で、いやな臭いが生じるものです。普通の考えは、アルコールやブリーチなんかを使って除菌や殺菌をしてしまえば臭いもなくなるだろうというもので、私もずっとそう思っていましたが、どうやらそれは間違いのようです。食器やまな板については殺菌すればいいのですが、こと生物の体では、除菌や殺菌で微生物がいなくなるのはそれを行なった瞬間だけでして、すぐにまた復活するんですね。だから除菌とか殺菌の考え方は人体に対してはNG。だから腸の中と同じように考えるのが正解です。腸の中では善玉菌と悪玉菌がいて、善玉菌を殺しすぎると悪玉菌が優勢になってお腹がおかしくなりますが、皮膚についてもまったく同じことがいえると思います。つまり私はずっと臭いをなくそうとして体を徹底的に洗うことで、善玉菌を洗い流していたんですね。そして代わって悪玉菌が天下を取り、体も足も臭うようになってしまったということです。

 「足の臭い」で検索すると、たいていのページに「足をきれいに洗って清潔にすることが肝心」と書かれているので、私のように素直で信じやすい人間は、兎にも角にもゴシゴシと洗ってしまうんじゃないでしょうか。そして、こんなに洗っているのにまだ臭うのは病気なのか遺伝なのか体の内部に原因があるのかと、あれこれ考えて悩んでしまいます。しかしそれは間違いでした。
 体をゴシゴシ擦って洗うのをやめると、背中が痒くなることも少なくなりましたし、頭の洗い方を優しい洗い方に変えてシャンプーを1日1回に限定したら、頭が痒くなるのも少なくなりました。仕事から帰宅して靴を脱いだ瞬間に顔をしかめることもなくなりましたし、なによりもお座敷のお店に誘われても気軽に行けるようになりました。今はボディソープはほとんど使いません。そのかわり湯船には入浴剤を入れて、20分くらいはつかるようにしています。それも関係があるかもしれません。ずっと湯に浸かっているのがしんどいときはときどきお湯から上がっています。

 過ぎたるはなお及ばざるが如し、とは徳川家康の言葉だったと思いますが、足の臭いをはじめとする体臭については、過ぎたるよりは及ばざるがずっとましなわけでして、臭いを気にしていらっしゃる方は、あまり神経質に洗いすぎないこと、単に湯船にゆっくり浸かるだけで十分と心掛けるとよろしいかと思います。


中山最終レース

2006年12月10日 | 競馬
 最終レースの即PATは間に合わずに終わりました。まもなくスタートします。

 と、8番は故障したものの、4,5,6の行ったきり馬券になって、70倍の配当を不意にしてしまいました。残念。

 それにしても三連単というのは、やっぱり配当が高くなるんですね。この3頭で70倍もつくのかと思ってしまいますね。ペリエの騎乗も見事で、4コーナー手前で微妙に溜めるところなんかは、福永洋一とエリモジョージを思い出しました。毎年暮れになると昔々のことを思い出してしまいますね。節目というのはそういうものなんでしょう。

 また来週も競馬があります。


最終レース

2006年12月10日 | 競馬
朝日杯を買おうと思いながらぼうっと新聞を見ているうちに、発走時間間近となってしまい、あわてて即PATにログインして、買おうと思っていた4頭、

2番ゴールドアグリ

3番ドリームジャーニー

7番フライングアップル

11番オースミダイドウ

馬連の3番流しを3点、三連単のボックスを買おうと思っていたのですが、馬連を買ったところで時間切れとなってしまい、三連単は買えなかった。結果的には馬連も三連単も外れていたので、よかったようなものですが、馬券を買う側としてはどうもすっきりしない。外れるならドカンと外れて損をしたほうがスッキリするわけです。

 というわけで、最終レースを買おうかなと、この短い時間で検討中。あと5分。

 12レースは初霜特別。なんかかなり落ちるメンツですな。GIと比べればそれはそうですね。でもって、ここは直感で、4,5,6,8の4頭の三連単ボックスを買います。間に合うかなあ。


ハロースピード~ジュヴェナイルフィリーズ

2006年12月03日 | 競馬
 昨日のステイヤーズステークスはひどい買い方をして、いわゆる「取りガミ」になってしまいました。アイポッパーで間違いないのなら頭固定の三連単が普通ですよね。ついつい、もし他の馬が来たらとか、アイポッパーが3着に落ちたらとか、欲をかいてしまったのが敗因です。
 今日の2歳牝馬戦はよくわからないながらも、武豊の馬が評判ほどの信頼性がない気がしまして、ハロースピードから買うことにしました。馬単を4点。

ハロースピード1着流しで相手は、

 9 アストンマーチャン(仕方ないですよね)
 16 イクスキューズ
 3 ルミナスハーバー
 17 ローブデコルテ

の4頭。当たる気がまったくしません。宝くじみたいな感じです。


アイポッパー中心~ステイヤーズステークス

2006年12月02日 | 競馬

 仕事でときどき殴られているうちに、不思議なもので段々と殴られることが平気になってくるんですね。自分が殴られても平気になってくると、他人を殴ることにあまり抵抗を感じなくなるんじゃないかと思います。たとえばいま電車の中でこれを書いていますが、近くにいる他人をいきなり殴りつけることを想像しても、以前はできそうになかったのですが、いまは割と平気でできそうな気がします。人間はどんな状況にも慣れてしまうという特性がありまして、たとえばアフリカに住んでいる現地の人間とその近くに住んでいるライオンとをアラスカに連れて行った場合、もちろんライオンは死んでしまいますが、人間は寒さ対策をしたりどうにかして食糧を調達したりで生き延びるそうです。これを適応と呼ぶのは誰もが知るところで、変化してきた地球環境の中で淘汰されあるいは進化してきた中で人間が生き延びました。しかし今の段階が最終形態というわけではなくて、途中かもしれない。適者生存という言葉が正しいなら現代社会でのさばっている人たちは現代社会に最も適応した人たちであると言うことができます。現代という時代がいい時代なのか悪い時代なのかを考えると、もちろんいい時代ではありえず、したがって悪い奴らがのさばる時代なんでしょう。というよりも、人間の歴史でいい時代などというものはかつて存在しなかったような気がしますし、ということはいつの時代も悪い人間ばかりがのさばってきたということになりますが、おそらくその通りなんだと思います。
 人間はかつて恐竜が絶滅したように絶滅して人間に変わる新しい種が取って代わります。それは遠い未来のことかもしれないし近い将来かもしれませんが、そんなことを考えても日常を生きなければならない苦しみが軽減されるわけでもなく、仕方なく無意味な生を生きて無意味に苦しんでなんとかそこから逃れるすべがないものかと思いつつ、本心は心の奥底に隠してさもやる気満々であるかのように見せかけながら仕事をしている人は私だけでなくたくさんいると思います。はからずも生まれてきたので仕方なく生きていて生きる続けるために食べなければならないし食べるためには仕事をして稼がねばならないというスパイラルから抜け出すためには、食べることをやめればよく、食べることに対する意欲、つまり食欲がなくなれば、生の苦しみから解放されるでしょう。だから宗教家はみな断食をします。ずっと断食を続けると、いつかは生きていてもいなくてもどちらでもいいような心境が得られるものです。その前に食欲に負けてしまう人がほとんどですけど。人間は自分の生を充実させる意欲で生きていまして食べることは生の充実に直結する行為ですからそれをやめるというのは人間のありように逆らうことですから、普通の人には食料がたくさん得られる中で餓死することなどできません。

 ということで今日もなんとかうまいものを食べようと、馬券を買ってしまうんですね。
 今日は中山競馬場でステイヤーズステークス。ステイヤーというのは、イメージとしてはなんとなく血圧が低い痩せ型のイメージで、逆にスプリンターは血圧の高い筋肉隆々のイメージ。だから朝起きていきなり活動的なスプリンターに比べて、ステイヤーは起きてからしばらくはぼうっとしてだんだんと調子が出てくるものではないかと思っています。変わり身も遅くて、いい調子も悪い調子も長続きするタイプでもあるでしょう。
 そういうイメージからすると、ステイヤーズステークスで活躍しそうなタイプが浮かんできまして、割とコンスタントに使われていて前走であまり大負けしていない馬ということになります。
 前走で大負けしている馬
  チャクラ(しかも休み明け)
  ゴーウィズウィンド
  ラヴァリージェニオ(今年2戦だけ)
  メジロコルセア
  ブリットレーン
  ファストタテヤマ
 これらは思い切ってきってしまいます。
 前走500万条件のシンハルカジョウには条件が厳しく、そうすると残る5頭はすべてアルゼンチン共和国杯組で、最先着だったアイポッパーが最有力、チェストウイング、トウカイトリックがこれに続き、9、10着だったグラスポジションとルーベンスメモリーは少し落ちるということになります。全馬57キロの別定戦なら実力どおりの結果が予想されます。
 さて馬券ですが、当然アイポッパー中心で3着以内は間違いないということで、4頭を相手の三連単マルチ36点で勝負したいと思います。