三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

ジャパンカップ~ウオッカ本命

2008年11月29日 | 競馬
ジャパンカップG1です。府中の2400メートルはごまかしのきかないコースで、前走ボロ負けの馬や格下の馬に出番はありません。長距離G1を勝った馬同士の争いになるでしょう。
外国勢だとペイパルブルでしょうが、前走の凱旋門賞で10着のメイショウサムソンからでさえ3馬身も離されていては、ジャパンカップでは用なしです。
本命はウオッカ。前走の反動が気になるところですが、休み明け3戦目のここはまだ大丈夫でしょう。ディープスカイにも同じことが言えて、むしろ心配なのは海外遠征帰りのメイショウサムソン。ローテーション的に元気一杯そうなのは去年の有馬記念馬マツリダゴッホ。勢いでいえばオウケンブルースリと、ここは人気サイドですが仕方ありません。

◎ウオッカ
〇ディープスカイ
▲マツリダゴッホ
△オウケンブルースリ
△メイショウサムソン

ということで、◎〇▲-◎〇▲-◎〇▲△△の3連単を買います。


マイルチャンピオンシップ~エイシンドーバー

2008年11月22日 | 競馬
マイルチャンピオンシップG1です。
先週はポルトフィーノからの馬券だったのでスタート2秒で馬券の外れが確定しました。今週はせめてゴール前までは楽しめるような馬券を買おうと思います。
いつも人気になる武豊スズカフェニックス。先週落馬したからではありませんが、武豊もスズカフェニックスも調子落ちと見て、ここは消し。実力馬ですから惨敗はしないでしょうが善戦どまりと見ました。
5歳牝馬ブルーメンブラットは得意の東京コースから京都に替わって、前走ほどのパフォーマンスは期待できないでしょう。
高松宮杯のファイングレインはやはり距離が長いでしょう。スマイルジャックショウナンアルバの3歳勢は実力も調子もいまひとつ。
スワンステークス組で買えるのは1、2着のマイネルレーニアローレルゲレイロ
富士ステークス組では勝ったサイレントプライドと4着0秒3差のエイシンドーバーリザーブカードは前々走の京成杯のように、信頼性がいまひとつ。京都のマイルで惨敗しているのもマイナス。
毎日王冠と天皇賞組のスーパーホーネットカンパニーで1番人気、2番人気になっています。しかしスーパーホーネットは安田記念でも1番人気を裏切っているし、カンパニーももう7歳。信頼の置ける人気馬ではないと思います。思い切って両方とも消し。

ということで穴狙いに行きます。

◎エイシンドーバー
〇ローレルゲレイロ
▲サイレントプライド
△マイネルレーニア

馬単と3連単をボックスで買います。秋になってから1度も当たっていないのでどこかで当てたいのですが、こんな馬券を買っているようでは、来年まで当たらないかもしれませんね。


エリザベス女王杯~ポルトフィーノ本命

2008年11月15日 | 競馬
エリザベス女王杯G1です。誰もが言ったり書いたりしていますが、ウオッカダイワスカーレットのいないここはG1にしては面子落ちの感が強く、荒れる可能性もあるのかなと思います。

一番人気のカワカミプリンセスですが、3歳のころはそれは強かったけれども、おととしのエリザベス女王杯の降着でミソがついて以来、どうも運に見放されているような感じ。実力からはこのメンバーではぶっちぎって当然なんでしょうが、ハイペースを追走してのサバイバルレースが得意な馬ですから、スローから平均ペースで最後の直線の瞬発力勝負になった時がどうなのかなと、その心配だけですね。馬格も他の馬を圧倒して一頭だけでかいのもウオッカダイワ並みで、勝ちそうな気配が満々。

相手はベッラレイアの瞬発力で決まりのような気もしますが、明日の天気が雨なので、直線一気が決まるかどうかは微妙なところ。秋山ジョッキーの手綱さばきも少し心配。
雨が得意そうで末脚もそこそこ繰り出せそうな馬というと、武豊のポルトフィーノか、ルメールのリトルアマポーラレインダンスは復調気味ですが、多分重馬場が下手。ならば評価が低すぎる感のレジネッタ

ところで、このレースはなぜかステイゴールド産駒が4頭もまとめて出ていて、妙に気になります。中で世代の比較を考えるなら4歳のアルコセニョーラ。一発穴をあける可能性はあるでしょう。ビエンナーレコスモプラチナマイネレーツェルに出番を期待するのは無理がありそう。ここはエアグルーヴの牝系が繁栄するのを願って、武豊から買ってみます。カワカミプリンセスはやっぱり3歳時がピークだったと思います。

◎ポルトフィーノ
〇カワカミプリンセス
▲リトルアマポーラ
△レジネッタ
△アルコセニョーラ

ポルトフィーノ流しのマルチ馬券を買おうと思います。


食の安全は国民のレベルから

2008年11月07日 | 政治・社会・会社

1月の冷凍餃子のメタミドホス、ジクロルボスに始まって、最近はメラミン、シアンなど、食品に添加または混入された化学物質がニュースになっています。殺虫剤や消毒剤が入っているのがニュースになるのはわかるとしても、いまひとつわからないのが、メラミンです。これは食器などに使われているメラミン樹脂のメラミンと同じで、樹脂の方はメラミンとホルムアルデヒドの化合物で、メラミンが溶け出すなどの危険性はないそうですが、メラミン単独だと人体に害があるとのこと。

疑問なのは、何故メラミンを添加するのかということです。ニュースを読んでも窒素の含有量を増やすためとしか書かれておらず、窒素の含有量を増やすとどうなるのか、どんな機関が食品の窒素の含有量を調べているのか、どのように公表されて、それによってどういう影響があるのか、そこら辺がよくわかりません。メラミン添加を企業や国家のモラルに帰するのではなく食品管理に係わる政策や管理システムなどの構造にまで踏み込まなければ、再発防止はできないでしょう。

と、そうこうしている内に、今度は日本の醤油からトルエンやヒ素が検出されたと中国政府が発表しました。事態は政治的な思惑も絡んで、食の安全という命題から逸れ、国家間や企業間の自己正当化合戦の様相を呈してきました。なんとも浅ましい限りですが、科学が無駄に進歩しなければ、こんな事態に陥ることはなかったかもしれません。消費者が食品に求めるレベルはずっと右肩上がりで高くなり、同時に消費者の食品に関する知識も右肩上がりに増加してきました。業者はコストを抑制して尚且つ消費者の要望に応える必要に迫られ、食品添加物を使うようになりました。腐らない食品の誕生です。そして消費者の方は添加物や遺伝子組み換えの危険性をマスコミから煽られ、無農薬や有機栽培の食品に走る人、遺伝子組み換えの原料を避ける人などが出現して、企業もその要望に応えたりしています。

生鮮食品は腐るものであること、乾物なども経年劣化するものであることを知って、食品自体を自分で確認してから使用したり食べたりする人が少なくなったと思います。食品添加物はどのような種類があって、どのような目的で使われているのか、何が危険で何が危険でないのかなど、誰も自分で調べようとはしません。面倒臭いことは他人任せで、食の安全も金で買おうとする風潮。そのくせ、値上げは困るという。そして何か事が起こるたびに、メーカーが悪い、政府や役所の管理が悪いと、何かにつけて他者を責めてばっかりです。それは仕方のないことかもしれませんが、テレビで「私たちには何が危険かわかりませんから、専門家にきちんと管理していただかないと」というおばちゃんは、専門家にきちんと管理させるためにはどうすればいいのか、どのような税金の使い方をしたら食の安全が守られるのか、よく考えるべきです。

杜撰な食品管理は自民党政権が代々行なってきたものです。安全性が高いと思われる食品は例外なく値段も高く、それを買える所得層ととても買えない所得層を作ったのも自民党コイズミ政権です。つまり貧乏人は危険な食品を食べて死ねばいいという社会を作ったのが自民党なのです。その自民党に投票したのはほかならぬ私たち日本国民です。

面倒くさいことは他人任せというのは選挙の投票でも一緒で、候補者の主張や背景、所属の政党やマニフェストなどを真剣に考えて投票する人は本当にごく一部でしょう。前回の総選挙で、ムードやイメージ、その場のノリでコイズミ自民党に投票した人たちは、結果的には貧乏人は危険な食品を食べて死ぬしかない社会を作った人たちです。そんな人たちに、食の安全を求めたり、メーカーや政府や役所を非難する権利はありません。国民が自分で調べたり勉強したり考えたりして選挙で投票するようにならない限りは、食の安全などいつまでたっても実現することはありません。


自衛隊を解体せよ

2008年11月03日 | 政治・社会・会社

田母神俊雄という自衛隊の人が「日本が侵略国家だったというのは濡れ衣だ」という内容の懸賞論文を応募して最優秀賞に選ばれ、応募したことが内規違反に当たるため更迭されたということがニュースになっています。大方はその論文の内容が稚拙で誤っているという論調であり、こんな人物が自衛隊のトップ2にいることに対しても批判的です。世間の印象はおそらく、「ひどい人がいるものだ、自衛隊もだんだんひどくなってきた」といった感じでしょう。ただし、田母神という人がどういうふうにひどい人で、自衛隊がいつの頃と比べてひどくなってきたのかと聞かれれば、それに答えられる人はいません。あくまで、なんとなくの印象。しかしその「なんとなくの印象」が選挙になると浮動票の行方に直結するわけですから、マスコミは報道の仕方に気をつけなければなりません。

さて、報道の中であまり問題にされなかった「内規違反」について、私はかなり引っ掛かりを感じました。一般の会社で、たとえば懸賞論文に応募するのに上司に内容を読んでもらい許可を得てから応募しなければならない、などという規定はありません。公表された内容が会社に著しく損害を与えた場合は、就業規則に従って処罰の対象になることがありますが、応募する前から検閲するような規則はありませんし、会社はそんなにヒマではありません。また会社が違法な行為を組織ぐるみで行なっていて、それを告発する論文だった場合、無論上司に内容を確認してもらうこともできないし、また会社としてもその論文のおかげで会社が社会的制裁を受けたからといって、論文を発表した人を就業規則の処罰対象にすることは、世間的にできないでしょう。

ところが自衛隊の場合はそういう内規が存在する訳で、今回の事件がなければ一般的に知られることはなかったでしょう。自衛隊は自衛隊法に基づいて存在している組織で、すべての法律は上位の規範である憲法に違反していないことが要件です。

日本国憲法21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

自衛隊の内規は、この条文に違反してはいないのでしょうか? 会社の就業規則でいえば、法律に反している規則があれば、その部分の適用は無効です。就業規則の大部分が法律に反していて、しかもその就業規則どおりに仕事が行なわれているとすれば、その会社は組織ぐるみで違法行為を行なっていることになり、そんな会社は認められません。

もともと自衛隊は軍隊という性格上閉鎖的な組織にならざるを得ない訳で、内部では基本的人権もクソもありません。「軍事機密」という大義名分を掲げて情報をほとんど公開しないから、何兆円という予算がどんな使われ方をしているのか、知りようがありません。そういう組織なのです。
本来なら、この事件を契機に自衛隊の存在そのものが問い直されなければならないのに、みんなで寄ってたかって田母神という人を悪者に仕立てることで、自民党や官僚お得意のトカゲの尻尾切りで済ませようとしている気がします。

自衛隊は軍隊で、軍隊は人殺しのための組織なのですから、自衛隊は人殺し組織です。当たり前の話です。自衛官ひとりひとりが実際に人殺しになってしまう前に、自衛隊は解体しなければなりません。

「軍隊があるのに反対なやつは、強盗が押し入ってきて妻子が殺されたり犯されたりするのをただ黙って見殺しにする腰抜けだ」という議論をどこかで目にしました。
話のすり替えです。軍隊を認めないのは、強盗に対して無抵抗ということではありません。武器を買い揃えたりしないということです。
強盗がくるからといって、給料を武器に費やすサラリーマンがいますか?逆に警察に捕まってしまいますよね。たとえ武器を揃えたところで、窓からグレネードを投げ入れられたり、RPGで攻撃されたらどうすればいいのでしょう?
運よく目の前に来た強盗をやっつけることはできました。しかし実は後ろで糸を引いているヤツがいて、次から次へ強盗を送り込んで来られたら、どうしますか?
そして強盗に送り込まれるのは実は家族を人質にとられたそこらへんのお父さんやお兄さんで、無理やり強盗をさせられているとしたら?

軍隊があるのに賛成の人に、逆に聞きたい。家族を人質にとられて外国に人殺しに行かなければならなくなってもいいんですか?

何度もいいますが、今回の事件はトカゲの尻尾切りで終わらせてはなりません。なんとしてもこれを機に自衛隊という憲法違反の人殺し組織を解体しなければなりません。解体したら予算もたくさん浮くでしょうし、自衛隊員は身体を鍛えているので第一次産業に転職すれば、日本の食料自給率も上がるでしょう。そのために予算をつけるなら、私たちは納得します。


天皇賞~ドリームジャーニーとタスカータソルテ

2008年11月02日 | 競馬
天皇賞G1です。菊花賞とは打って変わって、面子が揃いました。両ダービー馬に桜花賞馬の争いというのが大方の見方でしょうが、3連単がその3頭で決まるかというと、そこまではどうかなと思います。
競馬は格と調子で、基本は格ですが、穴馬は調子のいい格下馬です。今回は前走を勝ったドリームジャーニータスカータソルテ。特にドリームジャーニーは2連勝をしていて、ひょっとすると人気馬3頭に先着する場面もあるかもしれません。
ただ、展開を考えると、ダイワスカーレットが逃げ切る場面しか浮かびませんけどね。

◎ダイワスカーレット
〇ウオッカ
▲ドリームジャーニー
△ディープスカイ
△タスカータソルテ

上位人気3頭の1、2、3着はないものと見て、ドリームジャーニータスカータソルテをそれぞれ軸に、3連単マルチ馬券を2通り買います。