坐骨神経痛がひどく痛むときなど、自転車があると便利がいいかもしれないと思います。特にスーパーに食料を買いに行くときなど、行きは特に問題ないのですが、スーパーの中で品物を見ていると頭の中であれこれ献立を考えたりしているうちにどうしても滞在時間が長くなってきます。やっと会計を済ませて品物を袋に詰めて外に出ると、買い物の最中には忘れていた神経痛がどっと来てしかも荷物の負荷がかかって余計に痛みます。そういうとき自転車があると楽だろうなと思うんですが、東京の駐輪事情を見ていると買うのをためらってしまいます。
公務員の飲酒運転が相次いだせいで取締りが厳しくなっているしそれは自転車も例外ではないそうです。もちろん厳しく取り締まってくれるのは大いにいいことで、それで事故が少なくなったり駅前の歩道が広くなったりして歩きやすくなるのは神経痛持ちにとって喜ばしいことです。しかし自転車を使う人にとっては、タバコを吸う人が肩身の狭い思いをするようになって吸う場所に苦労するようになったように、止める場所に苦労することになります。変な場所に止めると一発で持って行かれて罰金と場合によっては前科までつきます。
ところで、たとえばマンションの自分の駐輪場に自転車を止めようとしたらすでに他人がそこに止めていたので、その侵入車を排除して表に出して自分の自転車を止めたあとに、外に出していた他人の自転車に誰かがいたずらをして壊してしまいました。駐輪場の持ち主には責任がなさそうなこの出来事ですが、その勝手に人の場所に止めた図々しい他人がさらに図々しさを発揮して、自分の自転車が壊されたのは勝手に表に出されたからだと言って、駐輪場の持ち主を訴えたところ、この理不尽な訴えが認められて壊された自転車を弁償しなければならなくなったそうです。
なんで、どうして?と思う人がほとんどだと思います。私もそう思いました。しかしそれが現行の法律だそうで、駐輪場の持ち主が取るべき行動は直ちに警察に通報して勝手に他人の駐輪場所に自分の自転車を止めるという違法行為を法の手続きに従って処理するというものでした。しかしそんなことは考えただけで面倒くさいことですし、警察がそのために直ちにパトカーを現場によこして対応するとも考えにくい。しかし勝手に他人の自転車をどけたらそれだけで罪になってしまうというのですから、迷惑をかけた者が勝つという不明朗な社会になってしまいました。罪になりたくなければ非常に煩雑で面倒な手続きをとって訴訟を起こさなければならないという、どこかのアホな国と同じようなシステムになってしまったみたいです。訴訟社会、なんでも訴訟から始まるあの低能の国です。
というわけで、どうも日常生活を営むのにも小さな迷惑行為が後を絶たないからそれをいちいち訴訟していたら日が暮れてしまうわけで、もしかしたらそのために司法試験合格者を大幅に増やしたのかと勘ぐられても仕方のない現状ですが、行政がもうちょっとちゃんとしたサービスをして日常生活の迷惑行為までいちいち訴訟しなければならないことのないように、たとえば警察官を増員して細かな迷惑行為をテキパキと取り締まるとかしてくれれば私たちも暮らしやすくなるし安心して自転車にも乗れるというものなのに、小泉さんが「小さな政府」とか言って民間に対するサービスを大幅に減らしたものだから、私たちの日常生活は非常に危険で安心できないものになってしまいつつあります。公務員が酔っ払い運転で人を殺すようになっているわけですから行政のサービスもへったくれもありませんわな。
自分の自転車を勝手に他人の駐輪場所に止める程度の行為ならまだそれほどの大問題にはならないかもしれませんが、これだってれっきとした違法行為には違いないわけですからしっかりきっちりが大好きな安倍ちゃんはしっかりきっちりと取り締まっていただきたい。それから生命保険会社と契約してお金を借りた人を自殺に追い込んでいる大手サラ金武富士プロミスアイフルアコムレイクサンワなどもしっかりと取り締まっていただきたい。それから教育の現場に日の丸君が代を持ち込んで強要するテロリストも取り締まっていただきたい。怪しげな壺を法外な値段で押し売りしているカルト教団も取り締まっていただきたい。さらには北朝鮮を挑発して外敵扱いしそれに乗っかって人気を得ようとしてさらには憲法違反してまで核兵器を持とうとしている背任政治家としてご自身も取り締まっていただきたい。そうすれば前代未聞の歴史的な政治家として世界史にも残りますよ。どうでしょう、安倍ちゃん?
安倍と書いてアンバイと読む。しっかりしないとアンバイが悪くなるよ。
ところで、実は去年の10月に引っ越しまして、その時に返還請求した敷金がいまだに振り込まれてきておりません。面倒くさいから泣き寝入りしようかとも思っていましたが、もしかしたらそういうのって1年くらいで時効になるかもしれないので、そういう悪質な大家(この場合は管理会社ですが)を許しておくのもなんなので、肚を決めて戦ってみようかとも思っています。国民生活センター、内容証明郵便、少額訴訟、弁護士、いろいろ手は考えられます。しかしもちろん右翼ややくざを使っての取立てはしませんよ。あくまで合法的な手続きに従ってですが、20万円程度のためにモチベーションを維持するのも大変かもしれません。こういうときのための行政サービスがあるとどれだけの人が助かるかなと、つくづく思いますね。今後のご報告はまたの機会に。