三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

高松宮記念~キンシャサノキセキ

2008年03月30日 | 競馬
高松宮記念G1です。1番人気はスズカフェニックス。2番人気はローレルゲレイロですが、前走では59キロのスズカフェニックスと同タイムだったことと、1200m適性を考えると、この1番人気2番人気の間にはかなり差がありそうな気がします。ではスズカフェニックスで絶対かと言うと、あまりにも内枠すぎて我慢できるかどうかがカギとなります。今の中京はどうも内枠の方がよさそうなので、4角を内で回って直線の競馬をすれば十分届く計算です。鞍上が福永というのが少し気になるところ。
本命はキンシャサノキセキ。1400m以上だと前に行けば末をなくすし抑えると引っかかるしで、1200mで本領発揮できそうな気がします。フジキセキ産駒の外国産馬で、サンデーサイレンスの短距離路線の後継種牡馬になれるかの瀬戸際がこのレースです。なんとしても勝ってもらいたい。
相手はスズカと中舘騎手のブラックバースピン。それにマルカフェニックスペールギュントまで。外枠の逃げ馬ローレルゲレイロエムオーウイナーは消し。連勝中のファイングレインプレミアムボックスは勝ち時計がどうも中途半端な感じ。

◎キンシャサノキセキ
〇スズカフェニックス
▲ブラックバースピン
△マルカフェニックス
△ペールギュント

馬券はキンシャサから馬連を買います。


ジョブカードを無視せよ!

2008年03月26日 | 政治・社会・会社

ちょっとね、言葉がありません。どこまで若者を騙せば気が済むんだろうと思います。大田とかいうババアはどれだけ税金を無駄遣いしたいのでしょうか? この馬鹿みたいな政策に賛成しているのは偽装請負で労働者を酷使することで有名なキヤノンとトヨタで、それだけでもこのジョブカードの胡散臭さがわかろうというものです。こんな無駄遣いと新たな利権のために私たちの税金が使われると思うと、心底腹が立ちます。

全国の若者へ。ジョブカードはまやかしです。詐欺です。税金を使った官僚の小遣い稼ぎです。無視するのが、誠実な対応だと心得ましょう。


スプリングステークス~ドリームシグナルから

2008年03月23日 | 競馬
スプリングステークスG2です。今年のクラシック戦線は勝ち馬がころころ変わって皐月賞の本命馬選びに苦労しそうな感じです。今日の本命はドリームシグナル。別にセゾンが好きなわけじゃありませんが、なぜか「ドリーム」の冠名の馬を本命にする巡り会わせです。鞍上が岩田から吉田隼に替わったのが少し気になりますが、良馬場の今日は前走の瞬発力を素直に評価します。相手はちょっとひねってアイティトップアルカザン。それに堅実なアサクサダンディと前走チグハグだったサダムイダテンを抑えます。

◎ドリームシグナル
〇アイティトップ
▲アルカザン
△アサクサダンディ
△サダムイダテン

馬単と、3連単を少しだけ。


中山牝馬ステークス~ハロースピードから

2008年03月16日 | 競馬
中山牝馬ステークスです。
レベルが高かった昨年の3歳世代、つまり今年の4歳馬が中心となります。
本命はハロースピード。もともと能力が高かった馬ですが、去年の春先は調子が掴みきれなかったところがあります。前走の勝ちでトンネルを抜けた感じ。相手も4歳馬中心で。

◎ハロースピード
〇マイネカンナ
▲レインダンス
△ニシノマナムスメ
△イクスキューズ
△ダンスオールナイト
△キストゥヘヴン
△コスモマーベラス

点数が多くなるのでハロースピードから馬連を買います。


不寛容な「文化」

2008年03月15日 | 政治・社会・会社

礼儀作法や立居振舞について正式に詳しく学んだ人はあまり多くないと思います。庶民の日常生活に殆ど必要がないからで、国語算数理科社会のように、それについて最低限の知識がないと社会生活に支障を来たすものであれば義務教育の課目になっているでしょうし、親も熱心に教える筈です。1+1=2を知らないと生きていけませんが、正しい箸の扱い方を知らなくても自己流で十分やっていけます。

野球の投手の投げ方が悪ければ、肩を壊したり肘を故障したりします。ですから指導者は正しい投げ方を教え込みます。それが理にかなっているからです。
テニスのトッププレイヤーを見ていると、いつも基本どおりのきれいなフォームで打っています。やっぱりそれが合理的だからです。
プロのスポーツ選手は練習を繰り返すことで合理的なやり方を身につけます。そうしなければ勝てない訳ですから、当然のことだと思います。プロの選手でなければ体を壊すほどスポーツをする訳ではありませんから、自己流で構いません。仲間内でボウリングをしているときに、投げ方が正しくないからと非難されることはまずありません。非難する人もいません。

ところが、箸の扱い方については「正しいマナー」を教えるお節介な人がいます。たしかに箸の「持ち方」は、正しい持ち方をした方が合理的であるように思いますが、箸の扱い方については「正しいマナー」が必ずしも合理的であるとは言えません。また、やってはいけないとされている箸の扱い方が、必ずしも同席の人に対して不快感を与えるとは言えません。
たとえば、「渡し箸」は、箸を椀や皿の上に置くことを言いますが、これはもうお腹一杯で、器に蓋をすることから、食事が終わったとき以外にしてはいけないとされています。しかし箸置きがない場合、ビールを飲むのに、箸を持ったまま飲むよりは、「渡し箸」の方が合理的だと思います。特に同席の人に対して失礼とは思いません。箸を持ったまま飲むと、箸についていた汁が衣服に落ちるかもしれない危険性もあります。
箸で碗を叩いたり、人のことを指したりするのは人に不快感を与えるのでやらない方がいいと思いますが、同じものばかりを食べるのがいけないとか、食べ物に箸を突き刺してはいけないとかいう「正しいマナー」は、あまり気にする必要はありません。「渡し箸」は大抵の人がやっていると思いますし、大抵の人がやっていれば、それはマナー違反ではないのです。

因習からきている「マナー」はダジャレみたいなもので、合理性に欠けており、守る必要のないものです。たとえば、病院のお見舞いに鉢植えを持っていくと「根付く」から「寝付く」を連想するのでよくないなんて「マナー」がありますが、笑止千万です。擂り鉢のことを、「する」は博打でお金をなくすことだから「当たり鉢」と呼ぶのと五十歩百歩です。同じこじつけでスルメをアタリメと呼びます。人に強制するような崇高なマナーではないのです。

和食店舗の苦情で、こういうのがありました。

「ご飯の大盛りを頼むとテンコ盛りにしてきたが、あれは葬式の供物と同じだ、見たことがないのか?そういうしきたりを知らないのか? 縁起が悪くて気持ち悪い」

ここまで思い込みが激しいと、何を言っても理解されません。ご飯は葬式の供物ではなく、仏壇にお供えするもので、お供えして念仏やお経を唱えたあと、家族で食べます。だから決して縁起の悪いものではありません。要は亡くなった人を思いやる気持ちと、食物をありがたくいただく気持ちが大事なのです。縁起が悪いという言い方は、亡くなった人に対しても、ご飯に対しても失礼です。

礼儀作法もマナーも結構ですが、人に強制するのはどうかと思います。
道を歩いているときに、横に並んで歩いていたり、傘を振り回しながら歩いたり、または歩き煙草をしたりするのはよろしくないと思いますし、かなり迷惑です。他人の迷惑を考えることをマナーと呼ぶなら、マナーはなるべく守った方がよろしい。
しかし他人の迷惑という観点ではなく、因習からくるマナーは、特に守る必要もないし後世に引き継ぐ必要もありません。

最も悪質なのは、因習から来るマナーを「文化」だと言い張って、それを商売にする輩です。マナーを教えてお金を取るという、詐欺師みたいな連中。たとえば日本人はお辞儀をしますが、お辞儀の角度によって「会釈」「敬礼」といった分類をして偉そうに教える人がいます。こういう人に対して、お辞儀の仕方なんかを細かく分類してやるのは日本だけで、特に必要性を感じないという意見を言うと、「あなたは日本人でしょう。日本人なら日本の礼儀作法を守るべきです」と反論してきます。
やっぱりね。礼儀作法という「文化」の根幹にあるのは国家主義なんです。だから日本の「文化」が優れていると思っている。外国人を「毛唐」と呼ぶ「文化」です。実はこの精神構造は外国でもっと顕著で、自国の「文化」を他国に押し付けようとするのは日本の比ではありません。中国では所謂中華思想という思想がありました。自分たちが世界の中心にあって「華」であるという考え方です。東夷西戎北狄南蛮と言って、夷も戎も狄も蛮も全部「野蛮人」の意味ですから、東西南北全部、、無教養な野蛮人ばかりであるということで、自分たちの「文化」こそが重要で正しく、したがって他国民も従わねばならない、ということになります。つまり戦争をして支配しようとするのです。

ということは、お金を取って「マナー」を教える人たちは、実は戦争を仕掛ける人殺しと同じ精神構造を持っているということになります。先の「テンコ盛りご飯」の意味合いを誤解しているクレーマーも、同じです。こういう精神構造の人たちが、国家主義を盾に権力を握り、国民に「マナー」の遵守を強いて、場合によっては戦争に駆り出しているのが現代の国家の構造なんです。

本来文化は人類共通で、価値観は時代によって変遷するものの、押し付けたり押し付けられたりするものではないし、差別もありません。日本人の指揮者がドイツのオーケストラを指揮しても何の不思議もないこと、それが文化です。ドストエフスキーが世界中で広く読まれること、それも文化です。「もったいない」という言葉を広めようとしているアフリカ人がいること、これも文化と言っていいでしょう。

しかし箸の扱いやお辞儀の仕方を教え、それで金を稼いでいるのは、決して文化ではありません。それは商売、または詐欺です。こういう人たちが救いようがないのは、自分のことを正しいと信じこんでいる点で、「テンコ盛り」クレーマーと同じく、何を言っても理解しない、独りよがりの精神構造になってしまっています。ヒトラーの精神構造です。そして、周囲の人間も彼らを説得することを諦めています。だれからも何も言われないと、人間は増長し自尊心が肥大化します。肥大化した自尊心の持ち主は、往々にして他人に平気で厳しくすることができ、思いやりの欠片もありません。そして現代社会では、驚くべきことに、こういう怪物人間が支配層にいるのです。寛容な人と不寛容な人が権力争いをすれば、不寛容な人が必ず勝利します。そういう社会なのです。

私たちはこれからも当分、不寛容な「文化」を押し付ける詐欺師の犠牲者であることを強いられ続けるのです。やれやれ。


本番は負けた馬から

2008年03月10日 | 競馬
マイネルチャールズですか。スローペースの上がり勝負になった割りに、レース自体の上がりタイムが35秒2と意外に遅い。今年の3歳馬の全体的なレベルを示している気がします。本番は、牝馬ではオディール、牡馬はブラックシェルというところが妥当でしょうか。それにしても安易に先行馬を勝たせてしまうところが、ちょっと信頼性に欠けるところではあります。秋の天皇賞やジャパンカップで活躍しそうな3歳馬は見当たりません。


現代の虚無主義者

2008年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム
一度はダイエットしようと思い立って体脂肪率計つき体重計を買ったものの、体重が減ったのは買った当初だけで、その後すぐに元に戻り、戻ってからは増えも減りもしなくなりました。粗食や運動といった努力を何もしていないので当り前といえば当り前の話です。もともと飽きっぽい上に虚無主義者でもありますから、ちょっとでも苦しくなるとダイエットなんぞ何になる、どうせあと何年かすれば死んでしまうのだ、と思ってしまうのです。誠にもって都合のいい、自分を甘やかすための虚無主義でもあります。その結果70kgの体重が3ヶ月経っても70kgのままです。別にお腹が出ている外見を気にしている訳ではないし、どうでもよくなりました。ただ、これ以上体重が増えると動き辛くなるので少しは気をつけるつもりです。

言うまでもなく、人間が生きることに特別な意味は何もありません。人生は無意味なのです。それは普遍的な真実だと思います。それでも現実に生きている以上は毎日の生活を営まざるを得ない訳で、どうせいつかは死んで無に帰するとはいえ、今日明日の衣食住はなんとか確保しなければならない。しかし虚無主義者であるからにはできるかぎり衣食住に無頓着であるべきで、野に寝起きして必要最低限の食事さえもなるべく摂らず、病気を患っても医者になど絶対に罹らない。そして人知れず野垂れ死にをするのが理想です。

ところが、人間という存在は救いがたくできていて、なるべく快適な環境で生活したい、なるべく着心地のいいものを着たい、なるべく美味しいものを食べたいという欲求があります。誰もが今よりもましな生活、他人よりもましな生活をしたいと願っています。そして自分さえよければいいと思っています。情けは人のためならず、という意味合いでのみ、人を大事にすることがありますが、基本的には自分さえよければそれでいい。にもかかわらず、他者との係わりがなければ生きていけない。人間という生き物はつくづく救い難くできています。一方では生の充実を図るべく現実生活を営みながら、心の底では密やかな死を夢見ているのが、現代の虚無主義者のありようでしょうか。


中山記念~穴は差し馬

2008年03月02日 | 競馬
中山記念GⅡです。かつて岡部ジョッキーのクシロキングがここを勝って、目黒記念の3着を経て天皇賞を勝ちました。連勝は1-2で万馬券。取った馬券はいつまでも憶えています。逆に外したことはケロッと忘れてしまうんですね。だからこそ競馬を続けていられるのかもしれません。
さて、このところ競馬の世界も高齢化なのか、7歳以上の馬が大活躍しています。このレースも4歳、5歳の出走自体が少なく、高齢馬が有力になっています。開幕週の中山、1800mの小回りコースを考えると、当然先行馬有利で、過去のこのレースでは逃げ馬やその直後の大名マークの馬が順当に勝っています。追い込みは難しいレースということですね。
そこでメンバーを見ると、行きそうなのはコンゴウリキシオーチョウサンマルカシェンクヨイチサウスも行くでしょう。プリサイスマシーンエアシェイディも前に行く方です。安定性を考えるとこの6頭の中から軸を選ぶのが正解でしょう。ただ、前に行く馬が多いだけにペースが速くなりそうなので、4コーナーを回ってからの急坂で止まる馬もいるはずです。するとそこに追い込み馬の出番も無きにしも非ずということで、穴馬は最高齢の10歳馬アサカディフィートと、前走で上がり33秒4の脚を使ったリキッドノーツということになりそうです。エイシンドーバーも意外と1800mが向いていそうだし、前が止まればチャンスがあるかもしれません。

◎エアシェイディ
〇マルカシェンク
▲アサカディフィート
△エイシンドーバー
△リキッドノーツ

コンゴウリキシオープリサイスマシーンは中山の坂が鬼門で消しました。馬単と3連単を買います。