三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース結果~ダービー

2016年05月29日 | 競馬

ダービーの結果
1着マカヒキ      △
2着サトノダイヤモンド ◎
3着ディーマジェスティ 無印

私の印
◎サトノダイヤモンド 2着
〇マウントロブソン  7着
▲スマートオーディン 6着
△マカヒキ      1着
△ヴァンキッシュラン 8着

馬券は頭にしなかったマカヒキが勝ったのと、3着ディーマジェスティが無印でハズレ

4着がエアスピネル、5着がリオンディーズと、掲示板は皐月賞と同じ顔ぶれになりました。ずいぶんと堅い結果です。川田騎手は後ろからではなく、ゲートを出たなりに中段につけて直線抜け出す満点の騎乗でした。覇気がない印象は何だったのでしょうね。
サトノダイヤモンドは道中ずっとマカヒキの外につけていて、直線では馬群の真ん中からマカヒキと一緒に追い出しましたが、脚色が一緒で追い抜くことができませんでした。ディーマジェスティは外に出して2頭と同じタイミングで追い出しましたが、及ばず。半馬身差は力負けと言っていいでしょう。エアスピネルは武豊騎手がさすがの騎乗で、内の経済コースを進んで直線もよく粘りました。それでもディーマジェスティとは2馬身差。実力の差ですね。
ヴァンキッシュランサトノダイヤモンドのすぐ後ろから進みましたが、末脚の差で8着。スマートオーディンも直線でよく伸びていますが、皐月賞組とはレベルの違いがあったようです。スタートで大きく出遅れたマウントロブソンは、二桁着順になるだろうと見ていたのが、意外や0秒6差の7着に突っ込んできています。上がり3ハロンはスマートオーディンよりも0秒1速い33秒5でした。腐っても鯛ならぬ、出遅れてもディープインパクトといったところでしょうか。
それにしても着順上位の馬がディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒ばかりで、生産牧場が限定されてしまっています。血統の多様性がなくなると競馬が衰退してしまいそうな気がするので、ディープインパクトの次のスター種牡馬の出現が待たれます。

さて来週は安田記念です。G1を4連勝中のモーリスが登録しているので、この馬が出てきたら間違いなく2着争いのレースになります。ドバイを制したリアルスティールも登録しており、この馬も出てくるようなら3着争いのレースになってしまいます。オークス、ダービーと堅いレースが続いていて、安田記念もその流れになるのでしょうか。大金を賭けられるお金持ちが有利ですね。


ダービー~サトノダイヤモンド

2016年05月28日 | 競馬

ダービーG1です。

◎サトノダイヤモンド
〇マウントロブソン
▲スマートオーディン
△マカヒキ
△ヴァンキッシュラン

金曜日の午前中に雨が降りましたが、土曜日の東京芝コースは良馬場でした。道悪のことは考えなくていいでしょう。土曜日の東京競馬を見る限り、前がなかなか止まないレースが多かったように思います。先行馬が有利、そして内枠が有利なのは明らかです。

今年は出走馬のレベルが高いのでマイルカップ組は通用しないでしょう。皐月賞組と青葉賞、京都新聞杯のステップに絞っていいと思います。中心は当然ながら皐月賞組です。

皐月賞は後方待機のディーマジェスティが直線勝負で勝ったハイペースの展開でした。東京コースのダービーは追い込みがきく皐月賞と違って、先行馬と早めの仕掛けの馬が断然有利です。ディーマジェスティが皐月賞と同じように漫然と後方待機のレースをするとは思えませんが、この馬向きの展開にならないことは確かです。
出走各馬の能力が非常に高い今年のダービーでは、自分から動ける馬にチャンスがあります。したがって自在の競馬ができるサトノダイヤモンドが最有力。同じく先行できるマウントロブソンが2番手。皐月賞ではハイペースを追走して、直線で前をカットされながら0秒7差の6着に踏ん張りました。切れる脚はありませんが、東京コース向きのジリジリ伸びるバテない末脚があります。先行できる馬の次は、ゴール前が切れる馬ということで、京都新聞杯で強烈な末脚を繰り出したスマートオーディンが逆転候補となります。ダノンシャンティ産駒というのも面白い。この3頭を1着候補とします。
押さえは皐月賞で上がり1位の末脚を披露したマカヒキと青葉賞で強い勝ち方をしたヴァンキッシュランマカヒキは皐月賞のレースからすればダービーでは勝ってもおかしくありませんが、川田騎手の今年の騎乗ぶりにどことなく覇気のなさが感じられて、頭で買う気にはなれません。ヴァンキッシュランはタフな展開の青葉賞を先行して完勝。同じレースができればダービーでも勝ち負けでしょう。

ディーマジェスティとともに無印としたリオンディーズは皐月賞でハイペースを先導して0秒5差に粘ったレースぶりは評価できますが、直線で苦しがっていたことがどうにも引っかかります。もしかしたら距離が長いのではないでしょうか。1800m以上の重賞を勝っていないことも気になります。
エアスピネルは不利なく進んだ皐月賞を見る限り、上位の馬とは差がありそうです。この馬も1800m以上の重賞を勝っていません。

青葉賞組で気になるのは久々の競馬を2番人気で4着だったプロディガルサン。ディープインパクト産駒で、久々を叩いて上昇しているのは間違いないところで、東京コース向きの馬ですが、いかんせん実績不足。まだまだ皐月賞組には及ばないと思います。2着だったゼンノロブロイ産駒のレッドエルディストも同様です。気になる両馬ですが、ディーマジェスティを切ることにしたのでこれらの馬を買う訳にはいきません。

馬券は3連単◎〇▲-◎〇▲△△フォーメーション(8、9、10-3、8、9、10、14)36点勝負

 


舛添に投票した都民の責任

2016年05月23日 | 政治・社会・会社

政治資金の使い道のことで舛添都知事が責任を追及されていますが、都知事が政治資金を不正に使用したのは石原慎太郎のときからずっと続いていることです。石原は在任中にそのことが指摘されたにもかかわらず、知事選では再選されました。得票数は大差の圧勝でした。
舛添も大差の得票数で都知事選で圧勝し、選出されました。選出したのは東京都の有権者です。当然有権者に責任があります。しかしテレビのコメンテーターの中には「私もこの人に投票したけど、こんな人だとは知らなかった」と言っている人がたくさんいます。もっともらしく聞こえますが、言い訳であり、有権者としての責任転嫁にほかなりません。

たとえば結婚した後で相手の欠点がわかることがあります。そういうときも人は「こんな人だとは知らなかった」と言い訳しますが、選挙の場合と違って、その後の生活で大変な思いをしなければなりません。人がそういった苦しさを甘んじて受けるのは、選んだ自分にも責任があるということを自覚しているからです。

舛添を選んだ都民が「こんな人間だと知っていたら投票しなかった」と言うのはあまりにも無責任です。舛添という人はテレビによく出ていた人で、自分の意見を存分にしゃべっていましたし、著書も何十冊もあります。どんな人間かを知る手段はたくさんありました。告示日から投票日まで18日もあったので、人間性を知るには十分な時間もありました。今回のような事案が生じることは十分に予測できましたし、一般的な洞察力を持っている人なら人間性に疑問を抱いたはずです。
にもかかわらず、都民のうち200万人以上の有権者が舛添に投票し、結果的に圧勝させて知事に就けたのです。彼に投票した有権者の責任はどのように追及されるのでしょうか。

2020年には東京オリンピックが開催される予定です。石原が発案し、猪瀬のときに決まりましたが、どうもワイロを渡して選ばれた可能性が強いという報道があります。金で買ったオリンピックです。オリンピックは開催地に何をもたらすかというと、庶民には何ももたらしません。ゼネコンなど一部の大企業に利益をもたらし、役人に許認可権という既得権益による利益をもたらすだけです。ハコモノをたくさん造成し、オリンピックが終わったら廃墟になります。それは住民にとって長い間の負の遺産となるのです。世界のどの場所でも、オリンピックは住民を幸福にすることはありません。経済がグローバル社会になった今、オリンピックの意義は商業的な利益以外にありません。そしてその商業的利益は住民ではなく一部の大企業と役人にしか利益をもたらさず、住民にはその後の長い負担が課せられます。オリンピックはもう世界の庶民には必要がないのです。
もし舛添が都知事にならなければ、東京オリンピックの開催が見直しされたかもしれません。都税の無駄遣いも生じなかったでしょう。

舛添に投票した有権者の責任は、別の候補に投票した有権者も含めて、都民全体の不利益として私たちに降りかかるのです。いい迷惑です。しかしここでこんなことを書いても、舛添よりもさらに無能で有害だった石原を4回も圧勝させた有権者にとっては馬の耳に念仏となるのは間違いありません。徒労感だけが残ります。


レース結果~オークス

2016年05月22日 | 競馬

オークスの結果
1着シンハライト △
2着チェッキーノ ◎
3着ビッシュ   ▲

私の印
◎チェッキーノ   2着
〇デンコウアンジュ 9着
▲ビッシュ     3着
△ペプチドサプル  5着
△シンハライト   1着

馬券はシンハライトの頭ではなかったのでハズレ。こういう堅い馬券はなかなか買えません。

1000m通過が59秒8の平均ペース。上がりが47秒2から34秒5なので、レースのレベルとしても標準レベルでした。こういうレースになると格がものをいいます。シンハライトが一枚上の末脚で制したのも当然でした。
早めに抜け出したビッシュ、外から一足先に追い出したチェッキーノも善戦しましたが、シンハライトの底力に屈した形です。
デンコウアンジュはシンハライトに直線で前を塞がれて万事休す。勝ち馬からの差が0秒4ですから、まともなら勝ち負けだったかもしれません。ペプチドサプルは力を出し切りましたが上位には届かず。しかし掲示板を確保したあたりが堅実駆けのこの馬らしい走りでした。今後も勝ちきれないレースをすると思いますが、菊花賞や天皇賞がハイペースの消耗戦になったときにチャンスがあるかもしれません。

来週はダービーです。皐月賞でハイペースを先行して5着に粘ったリオンディーズ、後方から最速の上がりタイム33秒9で追い込んだマカヒキ、そして勝ったディーマジェスティが有力。皐月賞組には他にサトノダイヤモンドエアスピネルマウントロブソンなどもいるので、他のレースからの参戦組にはほとんど出番はないと思います。京都新聞杯で強い勝ち方をしたスマートオーディンに僅かに可能性があるかもしれません。


オークス~チェッキーノ

2016年05月21日 | 競馬

オークスG1です。

◎チェッキーノ
〇デンコウアンジュ
▲ビッシュ
△ペプチドサプル
△シンハライト

前走のレースレベルの比較がポイントで、言うまでもなく桜花賞は群を抜いてハイレベルでした。桜花賞2着のシンハライトが断然の一番人気になるのも当然です。しかしこの馬は切れすぎるところがあって、オークスが平均ペース以上のタフな展開になると距離適性の面で末が甘くなるかもしれません。スローペースになって直線のヨーイドンになればこの馬が一番強い競馬をするだろうとは思いますが、小柄な馬なので馬群にもまれると、それで消耗してしまう可能性もあります。
桜花賞3着のアットザシーサイドは勝ち距離が1400mにとどまっているのが気にかかるところで、2400mは長すぎる気がします。その他の桜花賞組はそれぞれに一長一短がありますが、2歳時に東京コースのアルテミスステークスでメジャーエンブレムを破っているデンコウアンジュが血統的にも長距離向きで有力馬の一頭です。

ロッテンマイヤーが勝った忘れな草は1000m通過が64秒8の超スロー。逃げ切りにもあまり価値はありません。3着だったクイーンステークスで0秒1差の2着に先着されたフロンテアクイーンがフローラステークスで0秒6差の4着に負けていることから、忘れな草賞はフローラステークスよりもレベルが低かったと思われます。

そのフローラステークスは1000m通過が59秒7の平均ペース。後半の1000mが60秒0で勝ち時計が1分59秒7ですから、時計的には十分。勝ち馬チェッキーノは2着に3馬身差をつけており、オークスでも有力です。1番人気で5着に負けたビッシュですが、内枠から出て大外を回す展開で、距離ロスが大き勝ったことを考えると勝ち馬に引けをとらない力があると思います。

スイートピーステークスは1000m通過が61秒7のスローペース。逃げ切りのジェラシーはそれほど強いとは思えません。忘れな草賞で6着だったフロムマイハートが2着に来ていることから、忘れな草賞組よりもスイートピーS組はかなり落ちると見ていいでしょう。

前哨戦のレースレベルは、桜花賞>>フローラステークス>忘れな草賞>スイートピーステークスということになります。

その他のレースはさらにレベルが落ちると思いますが、血統を見ると明らかに長距離向きなのがマンハッタンカフェ産駒のペプチドサプルです。7戦して最低着順が4着という堅実駆けで、ゴール前に弱いジリ脚の感じもしますが、逆にジリジリ伸びてくるところが東京コース向きと言えます。忘れな草賞では3コーナー手前から仕掛けたものの、先に仕掛けたリセエンヌに前をカットされる不利がありました。そこから外に出してさらに伸びてきた末脚は評価できます。頭からは狙いにくい馬ですが、連下なら十分あります。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△の3連単(8、13、14-3、5、8、13、14)36点勝負


レース結果~ヴィクトリアマイル

2016年05月15日 | 競馬

ヴィクトリアマイルの結果
1着ストレイトガール  無印
2着ミッキークイーン   〇
3着ショウナンパンドラ 無印

私の印
◎スマートレイアー    4着
〇ミッキークイーン    2着
▲ウインプリメーラ  11着
△マジックタイム     6着
△カフェブリリアント 15着

馬券は1着のストレイトガールと3着のショウナンパンドラがヌケでハズレ。兎に角当たりません。先週の段階ではショウナンパンドラを予想していましたが、どうも内枠が有利な気がして変えてしまいました。

平均ペースで流れるだろうという大方の予想とは異なり、レッドリヴェールが予想外の逃げを打ち、ハイペースのレースになってしまいました。こうなると末脚の確かな実力馬が出番となります。上位3頭はすべてG1馬でした。スマートレイアーは淡々と逃げる予定のところがハイペースを追いかける展開となってしまいました。マジックタイムも同じです。上位3頭とは実力の差が出てしまいましたが、条件が下がればこの2頭は再び台頭できそうです。展開有利という点だけで買ったウインプリメーラカフェブリリアントは二桁着順となってしまいました。
本命予想をしても外れるし、ひねりすぎると外れるというドツボにはまっています。

来週はオークスです。桜花賞馬が戦線離脱したので2着のシンハライトに人気が集中しそうです。この馬は馬格がないのがネック。せめて440キロ以上あれば安心して本命に出来るのですが、どうしても線の細さがあやうさに繋がる印象があります。
桜花賞3着のアットザシーサイドも430キロと細い馬で、やはり心配。
今の段階ではフローラステークス勝ちのチェッキーノが中心かと思います。つづいてシンハライト、スイートピーステークス勝ちのジェラシーアットザシーサイドの順ですね。 


ヴィクトリアマイル~スマートレイアー

2016年05月15日 | 競馬

ヴィクトリアマイルG1です。

◎スマートレイアー
〇ミッキークイーン
▲ウインプリメーラ
△マジックタイム
△カフェブリリアント

東京コースは直線が長いので差し馬が活躍すると思われがちですが、意外と逃げ馬や先行馬が残ります。逆に中山コースの方が差しが決まりやすい印象。マイル戦は特に先行馬有利で、昨年の大万馬券を持ち出すまでもなく、人気薄でも逃げ先行馬には要注意です。
今回は消去法で消していきます。
ショウナンパンドラは頑張っても差しが届かない可能性が大。中距離向きの差し馬で、距離短縮はどう考えても不利だし、枠順が去年の17番枠に近い15番枠で、8着だった去年と同じような結果になりそうです。
ルージュバックも距離短縮。マイルの桜花賞では1秒離された9着でした。同様に逃げ馬ではない距離短縮組のシャルールシュンドルボントーセンビクトリーも消し。
休み明けは不利と見てクイーンズリングショウナンアデラも消し。ショウナンアデラは阪神ジュベナイルフィリーズのレースを見ると凄い能力の馬ですが、結果が出るのはここを叩いてからでしょう。
高松宮記念組ではレッツゴードンキは直線で不利があったものの、8着に終わりました。スピードが売りのこの馬が先行しなかったのは、先行して差される競馬が続いていたからで、後ろから行っても届かないことがわかった以上、この馬を買う理由がありません。9着のウリウリと13着のウキヨノカゼは不利のない展開で負けており、巻き返しは難しいと見ました。
阪神牝馬ステークス組では9着のストレイトガールと13着のメイショウマンボは負けすぎ。

残りは5頭。
阪神牝馬ステークスの上位組が中心となりました。
本命は勝ったスマートレイアー。先行力があり、末脚もしっかりしています。3連勝でG1制覇を期待します。
休み明けでほぼ直線だけの競馬ながら上がり1位の末脚で迫った2着ミッキークイーンが強敵。差し馬が届きづらいコースなので、早めの仕掛けが必要です。
3着ウインプリメーラが単穴。牡馬相手の金杯を勝って、今年は絶好調だと思います。ステイゴールド産駒で気難しいところがありますが、歳を取ってまともになってきました。
4着カフェブリリアントとダービー卿を牡馬相手に勝ったマジックタイムが押さえ。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△3連単フォーメーション(1、2、10-1、2、6、9、10)36点勝負


レース結果~NHKマイルカップ

2016年05月08日 | 競馬

NHKマイルカップの結果

1着メジャーエンブレム 無印
2着ロードクエスト   無印
3着レインボーライン  無印

私の印
◎ストーミーシー  9着
〇ハクサンルドルフ 6着
▲アーバンキッド  16着
△イモータル    11着
△ティソーナ    17着

上位3頭を無印にしたことと印の馬の着順から、散々なハズレ
1番人気のメジャーエンブレムが快勝し、皐月賞組のロードクエストが2着という結果。あれこれと欠点を見つけ出そうとしていたのは結局消したいための難癖に過ぎなかった訳です。大橋巨泉が競馬評論をしていたときに、競馬は1に格、2に調子と言っていたことを思い出します。それに従えば1着馬と2着馬は買えた訳ですが、穴馬は買えなくなります。もどかしいところです。
印をつけた馬では、ハクサンルドルフの6着が最先着でした。ロードクエストから1馬身後ろから追い出し、一緒に大外を回りましたが、差をつけられてしまいました。ロードクエストの33秒8に次ぐ2番目に速い33秒9の末脚で最後にまた差を詰めていることがこの馬の将来性に僅かな望みを残します。
ストーミーシーは後方から不利もなく進み、直線で大外に出しましたがそこからの伸びがなく、バテた馬を交わしはしましたが、さらに後方から来た馬に抜かれて9着。上がり1位を続けていましたが、レースの格とレベルが低かったということです。
アーバンキッドは先行していい位置につけたのに、直線ではズブズブになってしまいました。調子が悪かったのか距離が長かったのか。巻き返しには結構時間がかかりそうです。
イモータルは気性難ですね。今後はハイペースで進む短距離レースに的を絞るのがいいでしょう。
ティソーナは出遅れて後方2番手を進み、最後までその位置でした。こちらも短距離向きでしょう。

さて来週はヴィクトリアマイルです。素直にミッキークイーンショウナンパンドラルージュバッククイーンズリングあたりでしょうか。


NHKマイルカップ~ストーミーシー

2016年05月08日 | 競馬

NHKマイルカップG1です。

府中のマイル戦とあって、ゴール前の決め手勝負になりそうです。そこで各馬の過去3走の上がり順位を調べてみました。左から前走、前々走、3前走です。

1 シュウジ 12位 9位 2位
2 エクラミレネール 5位 10位 8位
3 アーバンキッド 3位 4位 1位
4 メジャーエンブレム 5位 3位 8位
5 ロードクエスト 5位 2位 1位
6 ティソーナ 2位 3位 2位
7 トウショウドラフタ 1位 1位 1位
8 イモータル 3位 6位 5位
9 シャドウアプローチ 8位 3位 3位
10 ダンツプリウス 3位 4位 2位
11 ペルソナリテ 11位 11位 1位
12 ハクサンルドルフ 1位 1位 1位
13 シゲルノコギリザメ 10位 4位 13位
14 ブレイブスマッシュ 1位 12位 3位
15 ストーミーシー 1位 2位 1位
16 カネノイロ 9位 3位 2位
17 ブランボヌール 8位 13位 3位
18 レインボーライン 4位 4位 6位

ポイントは、たとえ上がりタイムがメンバー中1位でも着順が悪ければ価値がないということ。レースの格も大いに関係します。そこで上がり順位に着順をプラスし、レースの格をG1=0、G2=2、G3=4、オープン戦=6、条件戦=8、新馬、未勝利戦=10として数字を合計してみました。

1 シュウジ 28 14 6(48)
2 エクラミレネール 10 20 19(49)
3 アーバンキッド 9 13 9(31)
4 メジャーエンブレム 9 8 9(26)
5 ロードクエスト 13 7 5(25)
6 ティソーナ 9 12 12(33)
7 トウショウドラフタ 6 8 10(24)
8 イモータル 9 15 13(37)
9 シャドウアプローチ 11 8 10(29)
10 ダンツプリウス 6 10 9(25)
11 ペルソナリテ 30 25 7(62)
12 ハクサンルドルフ 10 11 12(33)
13 シゲルノコギリザメ 19 11 29(59)
14 ブレイブスマッシュ 7 28 12(47)
15 ストーミーシー 5 12 12(29)
16 カネノイロ 26 12 13(51)
17 ブランボヌール 16 31 6(53)
18 レインボーライン 11 9 16(36)
※(カッコ内)はレースの格を加味した3走の合計。少ないほど成績が優秀で安定していることを示します。

合計が40以上の馬と前走が11以上の馬を消すと、残るのが8頭。太字にしました。
見かけ上で最も成績が優れているのはトウショウドラフタで、合計が24とメンバー中最小値。過去3戦はすべて上がり1位で勝利しています。しかし3走とも差し馬有利になりやすい1400mのレースで、平均ペースで流れる1600mに必要な器用さに欠ける気がします。同じコースのサウジアラビアカップで7着に負けているのも気になります。
次は合計が25で前走が6のダンツプリウス。成績としては安定していますが、レース振りからするとジリ脚のように思えます。G1でゴール前の強さを発揮できるかが課題。
そして合計26で前走が9のメジャーエンブレム。ルメール騎手が桜花賞の乗り方を反省して前に出していくようなら、内にシュウジ、外にシゲルノコギリザメがいるのでハイペースに巻き込まれる恐れがあります。かといって控えるようだと差し比べになって、やはりこの馬には不利になります。今回は乗り方が難しい。
驚いたことに合計が4番目の成績になったのはストーミーシーでした。前走は5でメンバー中1位です。ニュージーランドトロフィのレースレベルが問題にされますが、中山で1分33秒台なら平均の水準です。ゴール前の足は際立っていました。
アーバンキッドは前走がメジャーエンブレムと同じ9で、先行してスマートオーディンの2着、上がりが3位なら上々の結果と言えるでしょう。
ティソーナは合計が33で前走が9。ここ3走の上がりは2位、3位、2位と安定しています。ここ2戦は1400mですが、府中マイルは2戦して2連対。うまく先行できればというところでしょう。
イモータルは前走の共同通信杯2着が優秀ですが、休み明けがちょっと心配。
ハクサンルドルフは今年2月のデビュー。スタートで置かれる癖があるような感じがやや不安ですが、直線では弾むようなフットワークでぐいぐい伸びてきます。 

◎ストーミーシー
〇ハクサンルドルフ
▲アーバンキッド
△イモータル
△ティソーナ

本命は前走の数値が5と最小だったストーミーシーにしました。強敵は3走連続上がり1位のハクサンルドルフ。毎日杯でスマートオーディン相手に上がり33秒0の脚で粘ったアーバンキッドが単穴。東京コースが得意そうなイモータルと連勝中のティソーナが抑え。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△の3連単フォーメーション(3、12、15-3、6、8、12、15)の36点勝負。 


レース結果~天皇賞春

2016年05月01日 | 競馬

天皇賞の結果

1着キタサンブラック  無印
2着カレンミロティック 無印
3着シュヴァルグラン  無印

私の印
◎トーホウジャッカル 5着
〇フェイムゲーム   8着
▲レーヴミストラル  10着
△アルバート     6着

馬券は1着から3着まですべて無印でものの見事にハズレ
ゴールドアクターサウンズオブアースの日経賞組に不安を感じて外したまではよかったのですが、ちょっと穴を狙いすぎました。キタサンブラックは枠順も展開も絶好で、予想通りのレースになりました。しかしキタサンブラックを買えたとしてもカレンミロティックは買えないので、どう転んでも馬券はハズレです。
本命にしたトーホウジャッカルが掲示板に入ったので少しホッとしています。今後の巻き返しはかなり期待できると思います。宝塚記念に出るようなら再度本命にします。
ゴールドアクターは12着で、やはり気性に問題があったのか、それとも鞍上の緊張が伝染してしまったのか、いずれにしろ敗因は精神面にあるようです。
シュヴァルグランはG1初挑戦で3着なら上々の結果といえます。今後もある程度の活躍は見込めそうです。 

来週はNHKマイルカップです。桜花賞を1番人気で4着に負けたメジャーエンブレムがここでも人気になりそうですが、リズムが崩れた牝馬は調子を取り戻すのが難しい面があります。前哨戦を勝ったダンツプリウスのほうが安定しているかもしれません。