オークスG1です。
今年の桜花賞は勝った
アパパネから9着の
コスモネモシンまでが0秒4差の大接戦でした。
桜花賞組が馬券の中心ですが、10着以下の3頭は切っていいでしょう。
勝ち馬の
アパパネは阪神JFの勝ち馬であり、G1を2勝していて格で言えば一枚抜けていますが、どうしても血統的に長い距離が向かなそうなのが気になります。それでも桜花賞馬ですから1番人気は間違いないでしょうし、取捨に迷うところです。
桜花賞2着の
オウケンサクラはリアルシャダイの母親に凱旋門賞馬のバゴという血統で、こちらは2400mもどんとこいというタイプです。先行して粘りこむ場面が十分に考えられます。
桜花賞3着の
エーシンリターンズは
アパパネと同じキンカメ産駒ですが、母系がスタミナ系なので、こちらは距離が持つかもしれません。ゴール前の力強さに欠けるので、善戦はするものの5着くらいまでに来れればというところ。
桜花賞4着の
ショウリュウムーンは4角8番手から上がり34秒0で4着まで押し上げました。チューリップ賞で
アパパネに勝っていることもあって上位人気になっていますが、キンカメ産駒ということでベストはやはりマイルでしょう。中段のままで伸びない確率が高い気がします。
桜花賞5着の
アプリコットフィズはクイーンステークスを快勝した後、少し間が開いてからのレースで、4角5番手から
ショウリュウムーンに抜かれて5着。得意の東京コースに変わることは有利ですし、父親が今年の春の天皇賞を勝ったジャガーメイルと同じジャングルポケットなので距離不安もなく、好位から抜け出して上位に来る確率は高いと思います。
桜花賞6着の
シンメイフジは、年末の阪神JFで1番人気に支持されたものの、
アパパネの0秒4差5着。フラワーカップも
オウケンサクラから0秒4差の5着で、桜花賞も
アパパネから0秒4差の6着でした。3戦連続で0秒4差で負けているという珍しい記録です。桜花賞では最速の上がり33秒8で4角14番手から6着まで押し上げてものの、そこ止まりという印象です。フジキセキにティンバーカントリーという血統からも距離が伸びていいとは思えません。
桜花賞7着の
ギンザボナンザは、3走前のクイーンステークスで
アプリコットフィズに1秒2も離されているのがネックです。東京コースが不得意なのではないでしょうか。
桜花賞8着の
アニメイトバイオですが、桜花賞では馬体重20キロ減ということで、レースになっていません。3歳時に東京コース1400mでのレコード勝ちもあり、フレンチデピュティにゼンノロブロイで距離は大丈夫でしょう。穴をあけるとすればこの馬。
桜花賞9着の
コスモネモシンは中山の未勝利戦で不良馬場の1800mを2着に1馬身以上の差をつけて勝っています。明日の東京の馬場がどうなるのか微妙なところでもあり、ゼンノロブロイにシングスピールで距離は有利でしょうから、消耗戦になると浮上するタイプでしょう。11番人気で1番人気
アプリコットフィズに勝った意外性もあります。
桜花賞組以外で勝負になりそうなのは、フローラステークス勝ちの
サンテミリオン1頭だけです。血統がラストタイクーンにゼンノロブロイですから、2400mがどんとこいというタイプではありませんが、前走の上がりタイムは出走馬中2番目の速さであり、2番手からの抜け出しで2着に1馬身差をつけるというゴール前の瞬発力もありました。桜花賞上位組に相当するレベルだと言えるでしょう。2着だった
アグネスワルツは久々の前走を好走した反動が心配。
他のレースは、忘れな草賞もスイートピーステークスも記録が平凡で、ここで通用するレベルではありません。
◎アプリコットフィズ
〇オウケンサクラ
▲アニメイトバイオ
△サンテミリオン
△アパパネ
△コスモネモシン
アパパネは折り合いと距離の不安から、押さえに回しました。中心は血統的に距離が大丈夫なアプリコットフィズとオウケンサクラ、それにアニメイトバイオ。今年も去年に続いて安勝対四位の一騎打ちになるかもしれません。馬券は◎と〇からの馬単とフォーメーションでの3連単を買います。