毎年1万件以上のひったくり事件が発生しています。日本もアメリカみたいな嫌な国になってきました。ひったくり犯を逮捕するには、犯行が判明してからの捜査では遅く、アメリカのようにおとり捜査をするのが手っ取り早いと思います。
なるべく屈強な男性がよく、カツラとスカートで女装します。小さめのショルダーバッグに10キログラム程度の鉄アレイを入れて、腕を通さずに肩に掛け、道路の左側を歩きます。
10キロの鉄アレイがちょうど入る程度のショルダーバッグでしたら、それほど大きくありませんし、重そうにも見えません。ただ、本物の女性が10キロものショルダーバッグを肩にかけたらふらついてしまって怪しいので、女装した男性が肩にかけてさりげなく歩くのがいいでしょう。腕を通さないで肩にかけるのはひったくりが持ち去ろうとしたときに腕にからまないためです。スムーズに渡せたほうがいいのです。
ひったくり犯は大抵が二輪車の二人乗りで、後ろの犯人が手を伸ばしてショルダーバッグの紐を掴んで持ち去るのが常套手段です。後ろに乗ったひったくり犯になったつもりで考えると、ひったくったらすぐに手元に引き寄せるために、相当な力でバッグを掴みます。そして力を入れて掴んだ場合は、簡単に離すことができません。女性が肩から掛けているバッグの重さは、どんなに重くても3キロくらいです。ひったくり犯の男が想定するのもその範囲です。
さて、駅から少し離れた直線の道で、夜9時以降に道路の左側を歩きます。10キロの鉄アレイは長い時間肩に掛けると食い込んでとても重いのですが、毎日同じ道を我慢して歩きます。直線道路を10分程度歩けばいいでしょう。毎日歩いていると、その内マークされます。
そしてある夜、同じように10キロの鉄アレイを入れた小さめのショルダーバッグを肩にかけて歩いていると、後ろからバイクの音がしてきます。ひったくり犯の登場です。後ろからスーッと近付いてきて、慣れた手つきでバッグの紐を掴みます。そして思い切り引っ張りますが、腕を通していないので、無抵抗に先方の手に渡ります。
いつもと違うのはそこからで、伸ばした腕に10キロの重さがかかると、あらかじめ想定していない限りは、必ずバランスを崩します。後ろの人間がバランスを崩すとバイクのバランスも崩れて転倒する確率が高くなります。もし転倒しなくても、バッグを思い切り引っ張るので、鉄アレイがどこかを直撃します。後ろに乗っている犯人の太ももかもしれませんし、運転者の脇腹かもしれません。またはバイクにぶつかるかもしれません。犯人がバイクを止める可能性があります。実験してみて、10キロでは軽すぎるなら20キロにすればいいでしょう。
という訳で、屈強な警察官がおとり捜査をやれば、かなりの確率でひったくり犯を逮捕できると思うのですが、いかがでしょうか。捕まえるときには2対1で激しく抵抗されたものとして拳銃を使用し、犯人の脊髄を撃ち抜くといいでしょう。再起不能になります。アメリカでは悪質な犯罪者に対しては警察官の判断で後ろからでも射殺する場合がたくさんあると思います。日本もアメリカみたいな社会になったのですから、警察官もアメリカの警察官に倣うのがいいかもしれません。