レース回顧～ダービー

ダービーの結果
1着キズナ・・・・・・△
2着エピファネイア・・△
3着アポロソニック・・無印

馬券は◎メイケイペガスターが11着、〇テイエムイナズマが6着でハズレ。

順当な結果です。キズナは後方3番手から進み、4角を回ってからようやく動き出して、最後の最後に追い出して差し切りました。武豊お得意の戦法です。掲示板がやっとではないかという予想は見事に裏切られました。脱帽するしかありません。

レースの上りが35秒2でキズナの上りタイムは最速の33秒5です。凄い末脚でした。期待したメイケイペガスターは向こう正面でかかってしまい、末脚を生かす本来の競馬ができなくなった時点で終わりました。テイエムイナズマはキズナに次ぐ上りタイム33秒8をマークしたものの、位置取りが後ろ過ぎてキズナから0秒4差の6着に終わりました。この馬は皐月賞も6着でしたね。

エピファネイアは直線でいったん勝ちが見えたのではないでしょうか。中段を進んで直線勝負という王道の乗り方でしたが、今回は力負けです。アポロソニック、ペプチドアマゾンが掲示板に載ったのは展開のアヤですね。ロゴタイプ、コディーノは末脚が切れるタイプではないのでもっと前に行くべきでしたが、意外と行けなかったのかもしれません。同じ上りタイム34秒5で5着と9着に敗れました。

キズナとエピファネイアが強かったレースですね。ロゴタイプにはやはり距離が長かったのかもしれません。コディーノにしても平均的に速いペースで上りもそれなりに速いレースなら先行して粘りこむタイプなので活躍する可能性があり、意外に秋の天皇賞あたりで狙えそうです。

馬券は、どこまで続くぬかるみぞ、といった感じですが、気を取り直して来週の安田記念に向かいます。

ダービー～メイケイペガスター

日本ダービーＧ１です。

基本的にダービーは皐月賞出走馬かＮＨＫマイルカップの上位馬、あとは青葉賞と京都新聞杯の優勝馬が馬券の対象です。
従いましてアポロソニック、サムソンズプライド、アクションスター、ペプチドアマゾン、レッドレイヴンの5頭は消し。
新聞を見ると、皐月賞の上位3頭とキズナの争いというのが大方の見方のようですが、キズナはこの2戦の勝ち方が派手だっただけで、対エピファネイアは2戦2敗だし、弥生賞は不利があったのもありますが、ラジオNIKKEI杯ではバッドボーイさえ交わせずに3着ですから、皐月賞組と比べると実力的に少し落ちるのではないかと思えてきました。ペルーサを思い出します。トライアルの青葉賞で4馬身千切っての好時計勝ちが評価されてダービーで2番人気に推されましたが、結果は6着でした。キズナは掲示板に乗るのが精一杯かもしれません。
かといって皐月賞馬のロゴタイプが抜けて強いかというと、皐月賞では好位の内側を追走して直線抜け出すという展開的にラッキーだったこともあり、2着、3着とは力差が無いように思えます。
力が拮抗して上位人気馬同士で決まることも十分考えられますが、展開次第で変わってきそうなのでここは穴狙い。穴をあけるとすれば皐月賞組です。

◎メイケイペガスター
〇テイエムイナズマ
▲コディーノ
△エピファネイア
△ロゴタイプ
△マイネルホウオウ
△キズナ

本命は皐月賞でスタートから極端に抑えて最後方からの展開で、直線大外を回って最速の上りで9着まで押し上げたメイケイペガスター。共同通信杯だけ走れば勝ち負けでしょう。よく考えたら皐月賞もこの馬が本命でした。
相手は皐月賞では不利な大外枠からの発走でしたがメイケイペガスターに次ぐ2番目の上りタイムで6着に入ったテイエムイナズマ。
コディーノは皐月賞がチグハグな競馬ながら3着に踏ん張っており、これが3番手評価。皐月賞で外々を回らされたエピファネイアが4番手。あとは皐月賞馬とＮＨＫマイルカップ馬。押さえでキズナ。

馬券は◎からの馬連6点と、押さえで〇からの馬連5点の11点勝負。3連単は当たらないので今回は買いません。

レース回顧～オークス

オークスの結果
1着メイショウマンボ　無印
2着エバーブロッサム　△
3着デニムアンドルビー〇

4着アユサン 　　　△
12着クロフネサプライズ◎
17着レッドオーヴァル　▲

ということで本命のクロフネサプライズが予想よりもかなり速い時計で逃げてしまい、案の定、直線ではズブズブとなりました。展開が向いてなかったのもありますが、距離もやっぱり長かったんでしょうね。最後は歩いていました。もちろん馬券もハズレ。

それにしてもメイショウマンボとは驚きました。木曜の馬体重が1頭だけプラス24キロだったの驚いていましたが、当日もプラス10キロでの勝利。いよいよ馬に身が入ったということなんでしょう。桜花賞10着でかなり評価を落としたのと、暮れの阪神ジュベナイルでも10着だったので、大舞台には用無しかと思っていました。

フローラＳの連対馬が2、3着です。着順が逆になったのは、エバーブロッサムのほうが長距離向きということです。
アユサンは中段から追い上げたものの4着止まり。末脚も上位3頭には及びませんでした。桜花賞もそうでしたが、それほど決め手のあるタイプではないだけにこんなものでしょう。
レッドオーヴァルの大敗には驚きました。小柄な馬で馬体減があったのは調子落ちでしょうか。秋の活躍は少し難しいかもしれません。
全体に低調なレースでした。

来週はいよいよダービーですが、このところのふがいないハズレかたからして、当たりそうな予感は全くありません。キズナとロゴタイプの2強の争いでしょうけど、穴馬が飛んできそうな気もします。

オークス～クロフネサプライズ

オークスＧ１です。
前哨戦の4戦を見ると、レースのレベルは明らかに桜花賞が一番で、次がフローラＳ。スイートピーＳと忘れな草賞はかなり落ちるのではないかというのが一般の見方でしょうし、私もそう思います。とは言っても、18頭のうち、13頭は桜花賞とフローラＳ組。そこでトライアルのフローラＳ組は連対馬2頭に、桜花賞組も4着以内に絞ります。ずいぶん簡単な予想ですね。桜花賞3着のプリンセスジャックは展開のアヤで突っ込んできただけと思われるので消し。

◎クロフネサプライズ
〇デニムアンドルビー
▲レッドオーヴァル
△アユサン
△エバーブロッサム

前走だけ見ればデニムアンドルビーが差し切りそうな感じですが、何せ後ろからしか行けないのでスローペースで極端に上りの速い展開になった時に間に合うかどうか。
本命は前走ハイペースに巻き込まれながら0秒4差の4着に粘ったクロフネサプライズ。クロフネの仔なので距離が心配ですが、スローペースで上りを34秒前後にまとめることができれば距離も持つし勝機もあるでしょう。相手はディープインパクト産駒の4頭で、これらの馬がウォッカがダービーを勝った時みたいに33秒0の末脚を出したら負けてしまいますが、超スローのフローラＳでも勝ったデニムアンドルビーの上りが33秒8ですから、33秒0はまず無理だと思います。展開の利で武豊が逃げ切る可能性に賭けてみます。

馬券は◎を頭の3連単12点と、押さえで◎からの馬連4点。

レース回顧～ヴィクトリアマイル

ヴィクトリアマイルの結果
1着ヴィルシーナ
2着ホエールキャプチャ
3着マイネイサベル

馬券は◎アロマティコが10着、〇イチオクノホシが11着、▲サウンドオブハートが14着で大ハズレ。
△ヴィルシーナが勝って△マイネイサベルが3着したものの、ホエールキャプチャは抜けでした。先が思いやられる酷いハズレかたです。

競馬はポンとスタートよく飛び出たヴィルシーナがそのまま先行、4角先頭から押し切りました。
レースの上りが34秒2ですから、後ろから行った馬は届きません。◎アロマティコは最速の上り33秒2で追い上げたものの、前が止まらず0秒5差10着に負けました。ジョワドヴィーヴルはアロマティコに次ぐ33秒3の上りタイムで4着に入りました。そして驚いたのがホエールキャプチャ。もう終わったのかと思っていたのに中段から進出、3番目の末脚33秒4で上り、34秒0のヴィルシーナに鼻差まで迫りました。
ドナウブルーも5着に入っていて、今回のレースは実力馬が実力を見せたレースとなりました。ホエールキャプチャが人気がなかったので馬券は荒れましたが、実績からすれば順当な結果と言えるでしょうね。牝馬は各よりも調子だと思って予想したんですけどねえ。

さて、来週はいよいよクラシック第3弾、第74回オークスです。
別路線組がパッとしないので桜花賞馬が強いということになりそうです。
アユサンは7番人気での勝利なので信頼度がいまひとつですが、母方の血にノーザンダンサーが入っていて、2400メートルも大丈夫そうです。レッドオーヴァルは2番人気2着なのでこちらのほうが信頼度が上かもしれません。母方がミスタープロスペクター系なので馬力もスタミナもありそうです。

今日のレースまでで今年は5勝11敗。せめてオークス、ダービーは当てたいところです。

ヴィクトリアマイル～アロマティコ

ヴィクトリアマイルＧ１です。
ヴィルシーナが人気ですが、ゴールドシップ、エーシントップと１番人気を裏切っているウチパクが乗るだけに消えそうな気もしないではありません。

◎アロマティコ
〇イチオクノホシ
▲サウンドオブハート
△マイネイサベル
△ヴィルシーナ

本命は思い切ってアロマティコ。秋華賞ではジェンティルドンナと同じ脚を使って3着に来ました。1600万の条件戦勝ちを経て、前走の福島牝馬ステークスは大外を回った上に直線はマイネイサベルに寄られた不利がありながらも最速の34秒0で上がってきました。
イチオクノホシ、サウンドオブハートは距離は少し長いかと思われますが、ペースが速くならず、直線の瞬発力勝負になるでしょうから、スタミナよりも末脚の切れで選びました。マイネイサベルは逆に少し忙しいかもしれませんが、こちらも直線の末脚勝負は望むところです。
前走で初めて掲示板を外したヴィルシーナが押さえ。実力関係からいえばあっさり勝って不思議はありませんが、調子がどうなんでしょうか。
ジョワドヴィーヴルも実力馬ですが、休み明けの2戦がパッとしないので外しました。オールザットジャズは前走展開に恵まれた感があり、ハナズゴールは前走の直線で他馬に交わされてしまったのが本調子ではない感じです。このところパッとしないドナウブルー、アイムユアーズは消し。

馬券は◎を頭の3連単12点と馬連はヴィルシーナが入るとつかないので、それ以外の4頭のボックス6点。

レース回顧～ＮＨＫマイルカップ

ＮＨＫマイルカップの結果
1着マイネルホウオウ
2着インパルスヒーロー
3着フラムドグロワール

馬券はマイネルホウオウ本命だったものの、2着馬と3着馬がヌケでハズレ。

3連勝しているインパルスヒーローは最後まで悩んだものの、デビュー戦のマイルで勝ち馬から2馬身半も離されていることとその後は1400ｍしか走っていないことで消してしまいました。痛恨のミスです。

レースはコパノリチャードが引っ張る速い流れで、予想通り上がりタイムは34秒台後半の34秒9で、勝ったマイネルホウオウの上がりタイムが33秒7でした。展開の予想はぴったりだったんですけどね。
マイネルホウオウはさすがにロゴタイプと0秒3の競馬をしただけあって、3角杉からの行きっぷりが既に他馬を圧倒していました。直線の伸びもよく、安田記念でも勝負できるのではないでしょうか。
前に行ったフラムドグロワールが3着、ガイヤースヴェルトが5着に粘っており、このあたりは騎手の腕でしょうか。
出遅れたレッドアリオンが4着まで押し上げています。この馬は勝ち馬に次ぐ能力がありそうです。
ゴットフリートは出遅れたにしても、それ以上に出遅れているレッドアリオンの4着に対して11着はいただけません。父はロゴタイプと同じローエングリン。距離が足りない訳でもないと思います。不調だったのかもしれませんが、暫くは買えません。

来週はヴィクトリアマイルです。昔の名前で出ている馬がたくさん出ますが、いずれも近走の成績が悪くて、どれから買っていいのか迷うレースになりそうです。押し出されてヴィルシーナあたりが人気になりそうですが、連勝中のサウンドオブハートでいけそうな気がします。

ＮＨＫマイルカップ～マイネルホウオウ

ＮＨＫマイルカップＧ１です。
東京競馬場の昨日の芝のレースの上りタイムと勝ち馬の４角の位置取りをみると次のようになっています。
5R1600ｍ上り35.1で12番手
7R1600ｍ上り35.0で8番手
9R1400ｍ上り33.6で2番手
10R2400ｍ上り34.6で12番手
11R2000ｍ上り34.1で先頭
レースの上りが34秒台後半なら、後方からの差しも届くが、34秒台前半未満だと先行馬が押し切るという展開でした。

1番人気のエーシントップが外枠から先行しようとするでしょうから、前半は速めの時計になるでしょう。ニュージーランドトロフィーは上り34.8でも先行勢の決着になりましたが、雨で差しのききにくい馬場だったことが幸いしたと思います。今回は差しのきく馬場である、上りが34秒台後半より遅くなると予想して、差し馬を中心に印をつけました。

◎マイネルホウオウ
〇ゴットフリート
▲ガイヤースヴェルト
△ローガンサファイア
△ストーミングスター
注エーシントップ

なんだかんだ言ってもこの世代の今のところの最強馬はロゴタイプです。ロゴタイプとどれだけの差の競馬をしたかがひとつの物差しになります。
本命はスプリングＳ組で0秒3差3着のマイネルホウオウ。対抗は朝日杯組で0秒4差3着のゴットフリート。両馬とも前走ＮＺＴで負けていますが、エーシントップは朝日杯で0秒7差の8着でした。単穴はガイヤースヴェルト。前走毎日杯はキズナが強すぎて2着に負けましたが、3着には3馬身半差をつけています。デビューからずっと外国人騎手ばかり乗っている珍しい馬です。前走最後方から差し切ったローガンサファイアと脚をためる乗り方をすれば上位可能なストーミングスターが押さえ。
ウチパクはゴールドシップの天皇賞を見ても最近ツキがないように感じます。エーシントップは馬連の押さえまで。レッドアリオンはローテーションがきつそうだし、先行争いに巻き込まれそうな気がします。

馬券は◎〇▲－◎〇▲△△－◎〇▲△△の3連単36点と◎〇▲－◎〇▲△△注の馬連12点。