三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

馬券上手

2007年02月26日 | 競馬
 日曜の馬券はなんというか不幸中の幸いと言うんですかね、中山記念はエアシェイディを信じて頭から流したんですが、どうも買いながら2着のような気がしていました。結果は案の定、直線で差してはきたものの、2着とまりでした。最初はローエングリンを狙っていたんですけど、最後の最後で迷ってしまいました。これも運でしょうか。逆に阪急杯は運がよくて、上位に予想した3頭から流すつもりが、買い方が面倒くさかったので、5頭のボックスで買ったら同着の馬単も3連単も的中しちゃいました。配当は大したことはなかったのですが、外れるのと当るのは大違いですからね。中山記念の方も、予想はほぼ当っているのに、買い方の違いで外れてしまいました。やっぱり馬券は難しいものです。どんなに精密に予想しても、競馬は不確定要素が多いから1点買いという訳にはいかないもので、馬券を買う技術のようなものが多分存在するんでしょうね。井崎脩五郎さんの言うとおり、「予想上手の馬券下手」がせいぜいです。私の場合は「予想下手の馬券下手、下手の横好き」ですから救いようがありません。

受付番号:0001   受付時刻:15:22   受付ベット数:105
受付内容
件数 場名 レース 式別 馬組 金額 的中
(1) 中山(日) 11R 馬 単 1着ながし 1着:09
相手:02,04,07,12,15 各2,000円(計10,000円)   
(2) 中山(日) 11R 3連単 1着ながし 1着:09
相手:02,04,07,12,15 各1,000円(計20,000円)   
(3) 阪神(日) 11R 馬 単 BOX 01,03,05,07,15 各1,000円(計20,000円) 的中
(4) 阪神(日) 11R 3連単 BOX 01,03,05,07,15 各1,000円(計60,000円) 的中
購入金額 110,000円   払戻金額 170,400円

 目指すは「馬券上手」ですが、「馬券上手」といえる人はこれまでたった一人しか知りません。それは有名人ではなくて無名の一般人ですが、彼の賭け方は尋常な金額ではなくて、たとえばオグリキャップとヤエノムテキで決まった安田記念は1点買いで600万円くらい買っていました。最後は馬券で家を建てて、それっきり競馬はやめたようです。それくらい潔くないと馬券は当らないんでしょうね。どちらかと言えば穴狙いの私には絶対に無理な買い方です。と言いますか、そんな金額は逆立ちしても買えません。それでも今度こそはましな馬券を買いたいと思って、相変わらず下手な馬券を買っています。


苦情対応~中山記念

2007年02月25日 | 政治・社会・会社

 この半年ほど、本社で苦情を受け付ける仕事をしています。苦情には段階がありまして、そのお客さんが初めて言う苦情を一次苦情、一次苦情に対する対応が悪かったために起きる苦情を二次苦情と呼んでいます。そして二次苦情に対する対応が悪いと三次苦情、さらに四次苦情となっていきます。つまり一次苦情に対する対応がよければ、二次苦情は起きないということです。だから出来れば一次苦情の段階で解決するのが望ましいわけです。
 一次苦情は普通に現場に入る場合と直接本社に入る場合とがあります。一次苦情のほとんどは真面目で悪意のないものでして、やれ従業員の言葉遣いが悪かったとか、笑顔がなかったとか、要するに愛想が悪い対応が悪いというものです。この段階での対応が悪くなければ苦情のほとんどはその場で解決します。
 二次苦情になると、すでに一度対応に失敗していますから、お客さんの気持ちも頑なになっていて、一筋縄ではいきません。一次苦情の段階で自分の気持ちをわかってもらえなかったお客さんが二次苦情をしてくる訳ですから、二次苦情の対応で大事なのはお客さんの気持ちをわかってあげること、最初の苦情で言いたかったことをすべて聞いてあげることです。だからどこまでも黙って聞きます。聞けばもっともな話ばかりです。本当に申し訳ないと思いますし、いったいどうして現場はそんな対応をしたのだろうかと、怒りの混じった疑問を覚えます。
 ところがその後店舗に連絡して確認すると、苦情のお客さんが言うことと微妙な食い違いがあるんですね。
 例えばお客さんの話だと30分も待たされたということなんですが、それを店舗に確認すると、10分ほどかかってしまったという回答で、レジの記録を見ると店舗の回答の通り10分しかかかっておらず、このお客さんが大袈裟に言っていたことがわかります。わざと嘘をついたのか、おおよそそのくらいだろうと適当に言ったのかはわかりません。いずれにしろ、お客さんの間違いを指摘することは絶対にしません。どんな商売でもお客さんを否定して得になることなどありませんし、問題はやはり店舗にあります。つまり、10分待たせたお客さんに30分も待たされたと感じさせるような営業をしているということです。待たせている10分をイライラするほど長く感じさせるか、それともアッという間に思わせるか、そこに店舗の営業力の差が出ます。このことをわかっていない店舗責任者が多いために私のところに苦情が回ってくることになります。
 苦情は売上の多い店舗でもヒマな店舗でも起きます。売上の多い店舗はお客さんの数も多いわけで、確率的には苦情の数も多くなります。売上が多くしかも前年比を上回っていて尚且つ苦情がまったくない店舗が最も優秀な店舗ですが、そんな店舗は滅多にありません。逆に売上が少なくしかも前年比を下回っていて尚且つ苦情が多い店舗が最悪ということになりますが、それほどひどい店舗もやはり滅多にありません。店舗責任者のレベルはまあ全体にそこそこといったところでしょうか。

 苦情の中で困るのは無理な要求をしてくる場合です。次に何かをただにしろ、などと言ってくるお客さんが結構います。多分こういった要求は厳密に言うと恐喝ということになるのかもしれませんが、なにしろ相手は苦情のお客さんで、元はと言えばこちらに原因がある訳ですから、刑事告訴などといった強い態度に出る訳にもいきません。ひたすら何卒ご勘弁をと言ってお許しを請うしかありません。あまりにもしつこい場合は恐喝で訴えますと言うことになりますが、幸いにもこの半年の間はそこまではなくてすみました。
 お客さんからの苦情だけでなく従業員やその家族からの苦情もわりとたくさんありまして、例えば主人(息子)は異常なくらい長い時間残業手当もなしに働かされて身体を壊している、ちゃんとした対応をしてもらわないと労働基準監督署に訴える、なんてことを言ってきたりします。または主人(息子)は無理にこき使われたせいで鬱病になった、どうしてくれるのだと電話をしてくる場合もあります。外国人の従業員もいるのでその場合はさらに話がややこしくなります。アベちゃんが外交と経済政策を失敗したお陰で少子化が進み、外国人を雇わざるを得ないので、これからは外国人を相手の雇用トラブルが増えるでしょう。今から憂鬱です。
 ひとつ言えることは、こういう仕事は人が好きでなければできないということです。ところが実は私は、周囲にはひた隠しにしていますが、人間嫌いなのです。誰にもバレないように装っていますが、人間嫌いの人間にとって苦情処理がどれだけ苦痛か、せめてブログの中では思い切り叫びたいくらいです。まあ、叫びませんけれども。

 さて、先週のフェブラリーステークスはサンライズバッカスはかろうじて買ったものの、2着~4着は蹴飛ばした馬ばかり来て、馬券はさっぱりでした。福永のシーキングザベストは6着に沈んで、ひとつも当る要素がなかったので、かえってサバサバとしました。
 気を取り直して今日は中山記念です。かつてクシロキングがここをステップに天皇賞を勝ちまして、メジロトーマスという穴馬が2着に来たおかげで連勝は万馬券になりました。数少ないいい思い出のひとつです。
 今日の中山記念はここを勝って天皇賞という馬はさすがにいないようです。どちらかと言うとマイラーから中距離馬の争いで、ここ数年はその傾向が強くなっています。今日のメンバーはいまひとつ信頼性に欠けるメンバーですから、生涯連帯率を信頼性のバロメータにすると、ここは文句なしにエアシェイディで、シャドウゲイトインティライミタガノデンジャラスブライトトゥモローがかろうじて5割ちょうどの連帯率に比べて0.688と一頭だけ高い連帯率となっており、この馬の能力の高さを示しています。ただ中山の成績が1103というのが少し気になる点ですが、1800メートルは3011で、中心はこの馬でしょう。先行馬が揃ったのでスローペースにはならないでしょうから追い込むこの馬にとって悪い展開ではありません。しかし中山千八ですから、やはり相手は先行馬。

◎エアシェイディ
○インティライミ
▲ローエングリン
△シャドウゲイト
△マルカシェンク
△ダンスインザモア

馬単と3連単を少し買います。
たった今ニュービギニングが阪神9レースで負けたので、そのお兄さんのブラックダイドも買いません。引退した偉大な兄弟に比べると、それほど期待するのも可哀想ですしね。

 阪急杯はスズカフェニックスキンシャサノキセキシンボリグランのほぼ3頭立てでしょう。今週は堅い決着になりそうな気がします。

◎キンシャサノキセキ
○スズカフェニックス
▲シンボリグラン
△エイシンドーバー
△プリサイスマシーン

上位3頭からの流しで馬単と3連単を、やっぱり少しだけ買おうかなと思っています。実は先週あまりにも負けすぎたので、今週は少し控えないといけない羽目になりました。


フェブラリーS~シーキングザベスト

2007年02月18日 | 競馬
 京都記念は本命ガチガチで決まってしまい、期待したロジックは不発に終わって元取りになりました。土曜日は東京も京都もメインレースが堅い決着だったので明日はなんとなく荒れそうな予感がします。

受付番号:0001   受付時刻:13:59   受付ベット数:36
受付内容
件数 場名 レース 式別 馬組 金額 的中
(1) 京都(土) 11R 馬 単 BOX 03,06,07,09 各5,000円(計60,000円) 的中
(2) 京都(土) 11R 3連単 BOX 03,06,07,09 各2,000円(計48,000円) 的中
購入金額 108,000円   払戻金額 131,400円 

 気を取り直してGIフェブラリーステークスの検討をします。このレースは絶対的な本命が不在で、荒れそうな感じのレースです。展開はアジュディミツオーが行って、そのあとをシーキングの2頭、あとはスタート次第という感じで、アジュディミツオーが行くからにはそれほど遅いペースにはならないでしょう。しかし先行有利は間違いのないところ。ジョッキーはそんなことは百も承知でしょうから、3コーナーからの早い仕掛けも予想され、直線は何が来てもおかしくないハンデ戦みたいな大混戦になるでしょう。絞りづらいレースです。そこで今回はいつもの正攻法の消去法はやめて、過去のレースから各馬の力関係を比較していきます。

 平安ステークスでは、スローペースを後方から差したメイショウトウコンサンライズバッカスが目立ちました。先行したシャーベットトーンやタイキエニグマ、サカラートが3、4、5着に流れ込む中、上位2頭の底力の違いが明らかでした。ただ、そのレースで上位人気だったのに直線で出られずに脚を余した感のあるタガノサイクロンフィールドルージュの巻き返しも十分に考えられるところです。ただ今日の本番では4頭とも増量となるだけに、同じような末脚が使えるかどうかが心配です。

 根岸ステークスは1400メートルだけあってさすがにハイペース。先行勢が沈んでいくところに人気薄のビッググラスやニホンピロサートといったところが突っ込んで漁夫の利的な勝利を収めました。しかし勝ちタイムも平凡だし、このレースではハイペースを先行して粘ったシーキングザベストと同タイムのリミットレスビッドの2頭が本番でもチャンスがあるかもしれないといった評価です。ただ、リミットレスビッドには少し距離が長いかもしれません。

 東京大賞典は大井の2000メートルでハイペースの競馬。勝ったブルーコンコルドは4馬身千切って非常に強い印象でしたが、3コーナー先頭から3着に粘ったシーキングザダイヤも同じくらいの評価ができるでしょう。

 ジャパンカップダートでは川崎記念をぶっちぎりで勝ったヴァーミリアンが4着で、3着にフィールドルージュ、2着にシーキングザダイヤという結果。サンライズバッカス5着、ブルーコンコルド9着、メイショウバトラー12着と続きました。

 メイショウバトラーはその前のJBCマイルでブルーコンコルドに負けていて、そのときの3着がリミットレスビッドメイショウバトラーは少し調子落ちかもしれません。リミットレスビッドはやはり距離が長いかもしれません。

 ブルーコンコルドシーキングザダイヤは南部杯で1着と4着となっていて、この関係を見るとブルーコンコルドの方が有利なのかなと思いますが、この馬には東京コースが鬼門となっていまして、4年前に人気薄でレコード勝ちした以外は、上位人気で負けています。

 ということで、力関係を比較してもどうもこれといって抜けた馬がおらず、今日の馬場と距離、東京コースということを考えて、やはり前に行く馬、中でも抜群に安定した成績のシーキングザベストが中心となりそうです。ブルーコンコルドには消えてもらいます。

◎シーキングザベスト
○シーキングザダイヤ
▲メイショウトウコン
△サンライズバッカス
△フィールドルージュ
△タガノサイクロン

 ということで問題は馬券ですが、福永に賭けて、10番シーキングザベストを軸に馬連勝負、3連単は遊び程度に買おうかなと思います。


きさらぎ賞 ダイヤモンドステークス馬券

2007年02月11日 | 競馬
 共同通信杯はニュービギニングで4着に沈んだ武豊でしたが、どうも今年の3歳クラシックはオーシャンエイプスに乗るのかもしれません。しかしいくら馬なりで8馬身差をつけたとはいえ、時計は平凡だし、まだ1勝しかしていないし、頭固定の馬券まではちょっと買いづらいところです。
普通に考えればここは3頭立て。
 3番ナムラマース
 6番オーシャンエイプス
 7番アサクサキングス
中でもアサクサキングスの巻き返しの方に期待して、3連単をボックスで買います。

 東京競馬場メインのダイヤモンドステークスは、以前は3200メートルで、岡部幸雄ばかりが勝っていた記憶があります。中にはイングランディーレのようにその後天皇賞を勝った馬もいます。古くはスリージャイアンツ。このときは秋の天皇賞でしたが、府中の3200メートルでした。郷原洋行が乗っていて、2着のメジロファントムには横山富雄。今はそれぞれの息子たちがそろそろベテランの騎手になろうかというところです。メジロファントムは引退後にしばらく東京競馬場の誘導馬をしていました。そのメジロファントムを見るのが楽しみで通っていました。
 昔の話はこれくらいで、今日のダイヤモンドステークスですが、万葉ステークスで3着チャクラ以下を離したトウカイトリックバイロイトの再戦の印象です。あとは東京コース得意のチェストウイング。この3頭は何れも父親がジャパンカップの勝ち馬というのもなにかの縁かもしれません。それから前走1番人気で勝ちあがったエリモエクスパイア。57.5キロでハンデ頭のアドマイヤフジですが、いまひとつ信頼が置けず、ここは外し。

馬券は2番トウカイトリック4番バイロイト12番チェストウイング13番エリモエクスパイア3連単ボックスを買います。今回は少しだけ。


宗教団体不要論

2007年02月10日 | 政治・社会・会社

 愛知県知事選挙で自民公明の推す神田とかいう現職が当選して三選を果たしました。この人に投票した142万人の有権者の方々には、日本国民の大半が失望していると思います。142万人全員が創価学会員ということなら話はわかりますが、そういうこともないでしょうから、学会員でもないのに与党候補に投票した理由がとんと見当もつきません。
 というのも、折からの官製談合事件の多発で、長期政権が腐敗を生みやすいものであることは誰もが知っているはずだと思っていましたし、どこぞの大臣の「産む機械」発言の向こうに自民公明政権の本質が見えたはずだとも思っていました。封建的で不寛容、女性蔑視の軍国主義政権という本質です。しかし、愛知県の有権者の142万人にはそのことが理解できなかったようです。愛知県はこのところ経済状態がよく、変化を望まなかったという理由もあるのでしょうが、この選挙が日本の将来にとってどのような位置づけなのかを理解していれば、当然違う投票行動になったのではないかと思います。本当に残念でした。

 突然子供の頃の話で恐縮ですが、四歳くらいの時に斜向かいに住む五歳くらい年上の男の子と駅近くの踏切のそばで遊んでいました。純ちゃんという名前でした。列車が通るのは一時間に一本か二本くらいで、棒が降りてこないタイプの踏切でした。純ちゃんと私はそこらに生えているクローバーを摘んだり、その中で四つ葉のものを探したりして遊んでいましたが、遠くから列車の音が聞こえてくると純ちゃんが私を呼び、合図をしたら向こうに走って渡るように言いました。幼い私は何の疑いもなく「うん」と頷きました。警笛がカンカンと鳴りはじめたのもお構いなしに、純ちゃんの「行け!」という掛け声に踏切の向こう側を目指して駆け出しました。踏切には線路が五本くらい走っていて、列車は一番向こうの線路を右手の駅に向かって左から近付いてきていました。もうすぐ駅なので速度は落としていたと思います。ゆっくり走る列車と全力疾走の四歳の私との競争です。どちらが勝ったでしょうか。
 もちろん今こうして書いている私がいる以上、どうにか轢かれずにすんだわけですが、最後の線路に差しかかったときに左を見ると目の前に列車が迫っていて、思わず立ち止まりそうになりました。パニックです。しかしわけがわからないまま、目を瞑って駆け抜けました。列車が警笛を鳴らしたかどうかは覚えていません。反対側の道路に着いたときにちょうど自転車に乗ったおまわりさんが通りかかって、「コラッ!」と叱られました。危ないことをしたから叱られたんだということはわかりました。振り返って純ちゃんを見ると、おまわりさんを避けるように踏切のそばの繁みに隠れようとしていました。そこに自転車でおまわりさんが近付いて、純ちゃんを叱りつけました。私と純ちゃんの年格好を見て、純ちゃんが私を走らせたのだとわかったんでしょう。私自身も、それを見て初めて純ちゃんが私をおもちゃにしたことに気がつきました。そして純ちゃんが大嫌いになり、同時にたいそう悲しくなって、泣きながら家に帰りました。そして家族に聞かれるままに一部始終を話しました。その後父親が純ちゃんの家に怒鳴り込んだような気もしますが、よく覚えていません。いまになると、話さなければよかったと思います。純ちゃんとは年も五歳くらい離れていたこともあって、その後会うこともなかった。純ちゃんの家は創価学会の熱心な信者でした。
 それから十年くらいたった頃、純ちゃんは自殺しました。噂によると失恋が原因とのことでしたが、自殺の本当の理由は誰にもわからないものです。私との小さなエピソードが彼の人生の中でどのような記憶だったのか、あるいは記憶にさえ残らない程度のものだったのかもわかりません。純ちゃんが自殺した後も彼の母親は熱心に創価学会の活動を続けていました。そして私が思い当たったのが、純ちゃんの自殺は母親をはじめ、家族が創価学会の熱心な信者であったことと無関係ではないだろうということでした。以来、宗教団体とは一切係わらないようにしています。
 聖書や仏教書は少し読みました。布教の課程で師と弟子の関係が生じ、それが発展して宗教団体となりました。布教の目的はあくまで個人の魂の救済なのに、宗教団体が形成された後は、個人よりも組織の存続及び利益が優先されるようになりました。村落や国家といった共同体が一度形成されると、組織の論理というメカニズムが働きはじめて、共同体の存続そのものが目的化されていったのと同じ構図です。個人の魂は救済されるどころか、宗教団体の利益がすなわち個人の救済という論理のすり替えによって蹂躙されています。蹂躙される魂を増やそうとしているのが宗教団体であり、その代表的な存在が創価学会であることは誰もが認識しているところです。
 もともと、お釈迦様は「スッタニパータ」の中で、「何ものにも属さずとらわれずこだわらず、犀の角のようにただひとり悟りの道を歩め」と説いています。世のすべてのしがらみを解き放つことが、魂の解放、涅槃への第一歩であるということです。にもかかわらず、組織に属することで魂が救済されるという誤った認識を持つ人が、たくさんいます。そしてそういう方々が自民公明の救いようのない政権に投票し、組織に属さない人を巻き込んで魂を蹂躙させているのです。このような組織がある限り、日本に未来はありません。


うんざり首相と守銭奴オテアライ

2007年02月04日 | 政治・社会・会社

 このところ、呆れ返る事件がたくさんありすぎて、悲観的な気分になってしまった人がたくさんいるんじゃないでしょうか。
 あるある大事典のやらせと捏造はいまさらという感じで、逆に、いまだにあの番組を信じていた人がいたのが驚きでした。フジテレビに限らず、テレビ屋さんというのは最終的には視聴率を上げるために番組を作るわけで、決して真実を伝えるためではないという現実がわかっていれば、テレビを信じる根拠などひとつもないことは不思議でもなんでもなく、むしろ日本の常識でなければならないのですが、もちろんテレビ自身も関係の深い新聞社もそんなことは国民に知らせません。それはそうでしょう、「私たちは嘘つきです」と告白する報道機関はありません。しかし現実はそうなんです。日本の報道機関は、嘘つきです。私たちはその中で必要な情報を拾い集め、何が真実かを見極める必要があります。個人と組織の利益や思惑の錯綜する現在社会では、ただ待っているだけでは本当のことは見えてきません。
 バラエティ番組は、どっちの料理ショー、電波少年、ねるとんナントカ、その他もろもろの番組はほぼ嘘と捏造とやらせです。なんせ視聴率命ですから、ニュース番組やドキュメンタリーでも、裏ではやらせや捏造や嘘を疑わねばなりません。また、百歩譲って報道されていることが事実だけだとしても、何をどのように報道するかはそのテレビ局なり新聞社なりの思惑が反映されます。どこぞの外国人売春婦を追い掛け回す低俗なテレビ局もあり、その一方で報道されなかった事実があったりで、国民は不必要な情報だけを知らされ、必要な情報が提供されていないかもしれない可能性があることを認識していなければなりません。やはりただ待っているだけでは本当のことは見えてこないのです。
 わかりやすいのは安倍ちゃんで、そのまんま東が当選したときは、「再チャレンジが成功した例だ」と言い、政治家の介入と圧力で番組を改編したというNHKの判決が出たときは「政治家が介入していないことが明確になった」と言って、自分がどれだけ頭が悪いかを世間に知らしめました。森喜朗の知能指数もひどいものでしたが、安倍ちゃんについては無残としか言いようがなく、こんな首相をいただいている私たちは世界から同情されてしかるべき国民だと思います。もし次の参院選で自民党や公明党が大敗しなかったら、世界は同情どころか、日本人の国民性の低さに軽蔑をあらわにするでしょう。
 そう言えば、もうひとりわかりやすい人がいました。おなじみ経団連のオテアライさんですね。1月19日のブログにも書きましたが、この人は偽装請負という法律違反まで犯したうえに、さらに従業員の給料を削れるだけ削って、莫大な利益を上げているのに、さらに残業代ゼロ法案を通そうとして政府に圧力をかけているという、いわゆる典型的な守銭奴です。もう墓穴に片足を突っ込んでいるくらいの年なのに、悟らないと言うか、もう少し世のため人のためになることを少しはしたらどうなんですかねえ。利益利益と、ゼニゲバ人生はもういいでしょうに。ボランティアというか、無償の行為だけが人間の格を上げるものだということがわかっていらっしゃらない。日本中、世界中の国民から守銭奴と蔑まれたまま死んでいく人生が空しくないのでしょうか。まあ、どのように生きようとオテアライ守銭奴さんの勝手ですが、法律違反だけはいけませんよ。

 さて、節分も終わった今日は、かつてミスターシービーが勝った共同通信杯があります。東京コース芝1800メートルですね。しばらく使わなかったコースだし、このところの好天気から、場合によっては1分46秒台の決着もあっていいのですが、9頭という少頭数、逃げ馬不在のスローペースが予想され、4角回って直線ヨーイドンという競馬が予想されます。瞬発力勝負ですね。展開にもマギレはないでしょう。
 やはりどう考えてもフサイチホウオーで、2番手がディープインパクトの弟のニュービギニングということになります。馬連で1.8倍。うーん、まったく買う気がしません。フサイチホウオーは最初に変換したら「負債地方オー」となって、現在の自治体の経済状態を考えるとあまり笑えないものでした。そういう意味でも買いたくないので、このレースは今回は見送りします。3-1-7の3連単も5倍ちょっとだし、こういうレースは見るレースでしょう。今週は馬券は買わないことにします。