この時期になると世代間のレベルがある程度見えてくるものです。
今年の3歳馬はと言うとディープスカイとオウケンブルースリの2頭だけが古馬に太刀打ちできそうな気がします。あとの馬はとてもまだレベルが追いついていない感じ。という訳で、クラシック馬でもない3歳馬ベンチャーナインとフローテーションは消し。フローテーションはハイペースになったときに突っ込んでくるという無理な予想もできなくはありませんが、前走で負けたエアジパングはアルゼンチン共和国杯を54キロで15着だった馬。ここでは足りないでしょう。
3歳馬が期待できないとなると、ここは4歳馬。特にアルゼンチン共和国杯で58キロを背負って53キロのスクリーンヒーローから0.2秒差の3着だったアルナスラインは、馬体重540キロという大型馬だけに休み明け3戦目のここは狙いごろの気がします。ジャパンカップ勝ちのスクリーンヒーローは、前走が何もかもうまく行ったレースだけに、2番を期待するのは難しい。1番人気ダイワスカーレットは上がりの掛かる今の中山ではハイペースの逃げが決まりそうな気もしますが、上がりの掛かる馬場ということは逃げていても負担がかかるわけで、直線で失速する可能性もあります。であれば、不得意な東京コースの天皇賞でそこそこ走ったドリームジャーニーが中山に代わって直線一気を決めることも考えられます。アサクサキングスはどこまでも決め手に欠ける馬で、頑張って5着以内に入ることはあっても勝ち負けまではないでしょう。
5歳勢ではメイショウサムソンの取捨ですが、同じオペラハウスのテイエムオペラオーがクラシックで活躍した翌年に8連勝と大活躍したのを思い出します。オペラオーは5歳になってからも掲示板を外したことはありませんが、有馬記念は5着でした。メイショウサムソンはオペラオーよりも成績が劣るので、6着以下に負けそうな気がします。カワカミプリンセスは成績から男馬相手では無理。ということで5歳馬で期待できるのは中山得意でジャパンカップでも小差に踏ん張ったマツリダゴッホ1頭となります。
6歳以上はあまり活躍しない有馬記念ですが、ハイレベルの天皇賞で0.1秒差に粘ったエアシェイディが3着以内に入る可能性をわずかに持っているかもしれません。
◎アルナスライン
〇ドリームジャーニー
▲マツリダゴッホ
△ダイワスカーレット
△エアシェイディ
アルナスラインとドリームジャーニーそれぞれを軸のマルチ3連単を買います。