三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

飛行機のバカ二人

2007年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム
気になることがいくつか。休み前にバタバタで処理した苦情処理のその後。来週に予定しているいくつかの会議の準備。それにこれから乗る飛行機が定刻に出発して無事に到着するかどうか。その前にその飛行機の搭乗に間に合うかどうか。ま、気にしても仕方がない、ケセラセラと駅に向かいます。大井町で乗り換えて浜松町のモノレールの駅で搭乗手続きの機械を操作します。複数の操作が表示されていてちょっとわかりにくい。「航空券を既に持っている」ではないので「航空券を受け取る」の方をタッチします。画面が変わって何やらカードを入れるような表示になったので、予約で使ったクレジットカードを入れると、暫くの沈黙のあと、「空港の搭乗カウンターでお手続きください」と出ました。アレレ、何か間違ったか? しかしモノレールの時間が迫ってきたので、ここでの搭乗手続きを諦めて改札をくぐります。モノレールの中で携帯から予約を確認すると、今日の飛行機とホテルの予約が見当たりません。浜松町で航空券を発行できなかったこともあって、もしかしたら知らないうちに予約が取り消されたか? 先ほどの搭乗手続きの機会の画面を思い出します。「航空券を受け取る」をタッチしたあと、画面の右側に「予約番号入力」という表示があったのを思い出します。カードを入れた後に、こっちをタッチするのが正しかったのかな、と思いました。多分そうだったに違いありません。
空港の搭乗手続きの機械は浜松町の駅にあったものと全く同じで、今度は「予約番号入力」をタッチします。メモしてきた9桁の数字を入れると、ハイ、航空券が出てきました。めでたしめでたし。席は真ん中しか選べなかったけれども、1時間半の飛行です。どこでもオーケーです。荷物検査のゲートをくぐって搭乗口に到着すると、出発が遅れるとのアナウンス。これだよ。間に合うかどうかと心配しながら家を出て、心配しながら電車に乗っていたのに、杞憂に終わりました。決して間に合わないことを望んでいたわけではありませんが、心配したことが損したみたいに感じてしまうのはどうしてなんでしょうかね。
さて、今回の博多行きは姪の結婚式に出席するため。月並みで陳腐な表現ではありますが、ついこの間生まれてきたような気がする姪が、もう結婚するのかと思うとちょっとした感慨があります。道理で自分が年をとる筈だというありふれた感慨ではありますが・・・・。
ということで夕方到着してホテルのフロントに行ったら、当然のように予約がされていて、荷物を置いてレストランで姪とその両親と会食。翌日は教会での結婚式から披露宴までサクサクと進み、夕食は姪の両親とホテルで取って、その翌日は福岡空港の出発ロビーにいました。
ホテルを出て地下鉄に乗って福岡空港、それから手続きを済ませて搭乗口に到着したときには例によってかなり腰が痛くなってきていたので、何はともあれ待合所の椅子に坐ります。すると、私の右隣に神経質そうな男が坐ってきました。しかし本を取り出して大人しく呼んでいるので害はありません。もうひとり、新しく現れた男性が更にその右隣に坐ろうとして「すみません、ここ、いいですか?」と、私の右隣の男に声をかけました。「どうぞ」と答えます。しかし男性が坐ろうとした瞬間に、右隣の男は「僕の荷物じゃありませんから」と言いました。私からは見えなかったのですが、椅子の下辺りに空席の右隣にいたおばさんの荷物が、多分あったんですね。坐ろうとした男性は一瞬凍りついて、それから「ああ、そうですか」と言って別の席を探しに行きました。右隣の男は、なんとも嫌味な男です。こんな嫌味な男の隣は嫌だな、と思っていたら、今度は左隣の席に乳飲み子を抱いて4歳くらいの子供を連れた母親が近づいてきました。4歳に「ここに坐っていなさい」と言って自分は少し離れた空席に坐ります。子供は一旦おとなしく座りましたが、やはりじっとしておらず、リュックの紐で私の脚を叩くので「やめなさい!」と低い声で言って、母親の方を見ました。正確にはわからないまでも、子供が私に対して何かをしたことはわかったはずです。しかし母親は謝るでもなく、子供を叱るでもなく、じっとこちらを見ているだけです。ただ、救いは母親がいかにも心配そうな表情をしていたことで、私もそれ以上感情を害することはなかったのでした。幸い、母親の隣の席が空いて、子供はすぐにそこに行きました。
搭乗手続きのときに前方と中間、後方を選ぶことができて、私は行きが中間だったので帰りは前方を選びました。これが失敗でした。席は前がスクリーンのある壁になっているところで、前に乗客がいないのでその部分では気を遣わなくていい席でしたが、私の席の荷物入れにはすでに大きなスーツケースが入っていて、何も入れられません。どうしようかと思っているところに、スチュワーデスが隣の席の空いた荷物入れを指して、こちらをどうぞご利用くださいと言ってくれたので助かりました。
ホッとしたのも束の間、席に座った途端に違和感があります。それは右隣の男二人の乗客で、かなり大きな声でずっと喋りっぱなしであることに加えて、靴を脱いだ足を前の壁にもたせかけているのです。椅子に背中を沈めて机の上に足を投げ出す坐り方にそっくりで、甚だ行儀がよろしくありません。さすがに離陸時にはスチュワーデスに注意されて足を下ろしていましたが、「ああ」と言って足を下ろしただけ。悪かったという意識は微塵もなく、相変わらずずっと喋りっぱなしでうるさくて仕方がないし、聞こえてくるその内容がまた、非常に不愉快な内容でした。なんでも、仕事で飛行機を使ってマイルが溜まってくるが、どれぐらい溜まっているか聞かれた場合には、わざと少なめに言っておいた方が得だとか、要するに仕事の関係で得たものをいかに有利に個人利用するかというテクニックの話で、きっとこのバカ二人は役人に違いないと思いました。離陸してシートベルトのサインが消えたと思ったら、また足を前の壁に置きはじめます。小学生レベルの精神年齢と幼稚園児並みのエチケット感覚です。こいつらはマナーという言葉を知らないのでしょうか? スチュワーデスが来ると壁に乗せた足を下ろします。会話の内容と行動がそっくり同じで、自分たちのやりたいことをやるために、その場しのぎを繰り返しているわけです。そういう人生を送っていくんでしょう。理念もモラルも哲学もヘチマも何もありません。どうすれば自分たちが得をするかだけ。やはり絶対に役人に違いありません。
飲み物が運ばれてきます。私は有り難くホットコーヒーを戴きましたが、バカ二人はスープを頼み、やおら立ち上がって荷物を出すと、煎餅を取り出してバリバリと食べはじめます。飛行機に飲食物の持込みが許されているのかという規定は別にして、周囲の乗客は愉快ではありません。どうしてここまで我が物顔に振舞えるのか、その精神構造が理解できません。普通の大人なら周囲に気を遣い、不快な思いをさせないように自分を律します。それができないこいつらはやっぱりまだ子供なんでしょうね。とにかく飛行機に乗ってこれほど不愉快な思いをしたことはありません。このバカ二人が早く死ねばいいと心から願いました。手っ取り早くこの飛行機が落ちることでその願いが叶うならそれでもいいと思いました。
午後1時40分、シートベルト着用サイン点灯とともに飛行機が揺れ始め、窓の外は灰色一色となりました。目の前のスクリーンには雨雲が映っており、レンズにぶつかる雨粒がはっきりとわかります。すると隣のバカ二人は、押し黙ってしまいました。ようやく静かになったのでこのチャンスに少し眠ることにしてウトウトしていると、暫くしてドンという衝撃があり、着陸したのがわかりました。途端に隣のバカ二人が喋り始めます。とてもわかりやすい精神状態で、底の浅さが透けて見えます。願わくばこのバカどもと二度と遭わないですみますようにと、そう願いながら飛行機を降りたのでした。


天皇賞~馬券

2007年10月28日 | 競馬
天皇賞です。金土の雨で芝は重馬場でスタートしましたが、8レースからどうやら稍重に回復した様子。ということは重馬場でこそのエイシンデピュティシャドウゲイトはここでは難しそう。パンパンの良馬場以外は走らないローゼンクロイツも消し。ピークを過ぎた感のあるコスモバルクデルタブルース、それにダイワメジャーにも消えてもらいます。少し格下の感じがするシルクネクサスボンネビルレコードアグネスアークブライトトゥモローも消して、残りは6頭。

◎アドマイヤムーン
〇メイショウサムソン
▲ポップロック
△カンパニー
△チョウサン
△マツリダゴッホ

ということで、非常に難解なレースなのでから3頭への流しと、穴で同士の馬連を買います。


テレビ朝日のやらせ

2007年10月26日 | 政治・社会・会社

長野新幹線の架線にヘビが絡んで停電する事故がありました。取材に行ったテレビ朝日のスタッフがJR東日本の職員に対してヘビを持ち上げて見せろと言いました。それだけならまだしも、次にヘビをトグロの形にしろ、という指示を出したのには驚きました。多分全国放送なので見た人はたくさんいると思います。ヘビの全体の長さを見せることにはあるいは意味があるかもしれませんが、トグロを巻かせて見せることに一体何の意味があるのでしょうか。
取材した人間の悪趣味以外の何でもありません。そしてそれを平気で一般人にやらせるという厚かましさ、絶対にこのスタッフは頭がどうかしています。きっと本物のバカに違いありません。こんなシーンをそのまま放送してしまうところにテレビ朝日のやらせ体質と驕りが顕著に現れています。せめて小宮悦子さんの出ている番組の中だけでもやめてもらいたいものです。


生命保険を解約しよう

2007年10月26日 | 政治・社会・会社

表題に反して、実は3社の保険に加入しています。古い順に全労済と第一生命、それにアフラックです。保険会社からもらえるはずのお金を保険金、保険会社に定期的に支払うお金を保険料といいますが、私の場合、月々の保険料はそれぞれ1800円 2040円 6009円で合計9849円と、結構な負担です。それでも、交通事故に遭ったり成人病を患ったりしたときのために、文字通り「保険を掛けている」訳です。

しかし、ここ数年で発覚した保険金の不払い事件の多発ぶりに、果たして自分に何か起きた場合、本当に保険金が支払われるのか危惧するようになりました。記者会見を見ても解約したときの返戻金について隠していたようですし、支払わなかった保険金をどうするのか、ちゃんとした回答がありません。私が苦情の窓口としてお客様に対応するときでも、もう少しはましな対応をします。もし保険会社の対応がこれほど不誠実でなければ、そんなには心配しなかったと思います。

もともと保険会社に対してはいいイメージはなくて、所謂保険のオバチャンとあの分厚い約款に象徴されるシステムのわかりにくさ、保険料は毎月きっちり取るのに、保険金はナンダカンダと言って払わない、保険料が1回でも引き落としされないとすぐに警告のハガキが来て、2度続くと自動的に解約されて、しかも解約返戻金は払われない、そういうイメージです。やらずぼったくりというか泥棒というか保険金詐欺ならぬ保険料詐欺みたいなイメージ。仕方ありません。そういうイメージを作り出しているのは保険会社自身なのです。80歳まで医師の診断なしで入れることがウリの保険は、免責期間が1年半もあります。どういうことかといいますと、保険料を支払いはじめてから1年半の間は、死のうが病気になろうが保険金は1円も支払われないということです。持病があっても入れるのは当り前で、この保険の狙いは免責期間中に死んでもらって、保険料を掠め取ることにあります。だから、なるべくなら早く死にそうな人がよろしい。死ななければ死なないで保険料は毎月入ってきますし、死んだら死んだで何やかやと理屈をつけて保険金を払い渋っていればその内諦めるだろうくらいに考えています。

また、こんなケースもあるでしょう。老人が子供たちのために保険に加入しておこうとして、しかし保険に入ったことを子供たちに言うのは恩着せがましくて嫌だと。だから保険には入るけれども入ったことは黙っている。死んだあとで子供たちが保険金を受け取り、おじいちゃんは自分たちのことを考えてくれていたんだと、そう思ってもらえればいいというケース。

残念ながらおじいちゃんの思いが叶うことはありません。保険に入っていたことを知らない子供たちが保険金を請求することはなく、請求されない保険金を支払う保険会社はありません。もし後日になって保険に加入していたことがわかって子供たちが保険金を請求しても、すでに2ヶ月連続で保険料が引き落としされていないので自動的に解約されていますと嘯いて、解約返戻金だけを支払って終わりにされるのが関の山です。

ある保険会社の子会社で、大々的に中途採用を募集した会社がありました。ありましたというのは既にこの会社が店仕舞いをしたからなんですが、この会社の実態を知っていた者にとっては、そりゃ店仕舞いするだろうよというのが正直な感想です。この会社が中途採用を大々的に募集したのは、応募してくる人たちの縁故が欲しかったからなのです。社会人になって10年とか20年とか経っていれば、それなりに知己が増えてきます。そこで、そういう人たちを相手に営業活動をやらせて保険加入者を一気に獲得しようというのがこの会社の狙いでした。その証拠にこの会社では入社に先だって、縁故関係の人名を200人ほど書かせます。それくらい書けない人はうちではオミット、採用しませんよ、と言います。その時点で、アレ?この会社少しおかしくないか?と気づいた人たちと、気づかなかったけれども200人も知り合いがいない人たちは応募を取りやめました。しかしこの会社のカラクリに気づかない人たちや、気づいても尚お採用してもらいたい人たちは200人の名前を書いて採用されました。そして誰もが想像する通り、200を相手に保険加入の勧誘をやらされて、一時的な高収入を得ました。しかしその代償として友人をなくしたり、親戚縁者から出入り禁止にされたりしています。そこまでして保険の加入者を増やした彼ら中途採用社員を、この会社は、それ以上辿れる縁故がなくなったという理由、つまり一定期間ノルマ未達成ということで放り出してしまいます。使い捨てにする訳です。この事例が、利益だけを追及して従業員のことも保険加入者のことも一顧だにしない保険会社というものの本質を象徴しています。

個人は、絶対に保険に入ってはいけません。私もなるべく早く解約しようと思っています。


ドリームジャーニーに期待

2007年10月21日 | 競馬
菊花賞です。ドリームジャーニー武豊に期待します。相手は休み明けで古馬相手に踏ん張ったアルナスライン。大型馬でひと叩きの効果はかなりありそうです。それにデュオトーン。ウォッカがいない代わりのタニノギムレット産駒として頑張ってくれそうな気がします。先行勢ではホクトスルタンアサクサキングスアサクサキングスは馬券の相性が悪い馬ですが、ここではヴィクトリーよりも前に来そうです。ロックドゥカンブは早めに仕掛けてつぶれそうな感じ。キャリア不足が出そうです。粘る先行勢と決め脚のある追い込み勢でゴール前はかなりの接戦が予想されます。馬券は少しだけにしておきます。

◎16 ドリームジャーニー
〇12 アルナスライン
▲14 デュオトーン
△10 アサクサキングス
△17 ホクトスルタン

一応、ドリームジャーニーからの流し。それにアルナスラインからも少し買います。


温泉旅行~湯河原

2007年10月20日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の金曜日、久しぶりに平日の休みが取れたので、思い切って温泉宿に出かけることにしました。ホテルじゃなくて旅館、料理のおいしいところ、一泊だけだからあまり遠くない近場で、料金は多少高くてもいいかな、とネットで探したところ、神奈川県の湯河原温泉によさそうな旅館がありました。10畳間を平日に限って1名でも利用できるということで、少し値は張りますが、どうせ贅沢をするための旅行ですから没問題(メイウェンティ)です。予約した後、朝の等々力渓谷を散歩していると、料理の希望について確認の電話が携帯にかかってきました。やや年配の落ち着いた女性の声で、ますます期待が持てそうです。
等々力渓谷はマンションの近くにあるのにこれまでは橋の上から眺めるだけでした。今回はじめて遊歩道を歩きましたが、なかなかいい感じでした。朝の9時過ぎで、ここを通って駅に向かう人たちがたまにいるくらいで、川に沿った道はやや湿り気を含んでひんやりとする心地のよいものでした。等々力不動尊まで足を伸ばして戻ってくるとあっという間に1時間半が過ぎて10時半になったので、一旦家に戻って旅支度をします。これから温泉に行くのに風呂というのも変かなと思いつつ、やはり出かける前はちゃんとしないと、といういつもの習慣を重んじて、湯船に柚子の香りのバブを入れて長々と30分くらい浸かりました。髪を洗って体を洗って服を着て準備完了です。髭は剃りません。休みの日のいつもの習慣です。
念のためにネットで天気予報を調べると、夕方から雨になるとのこと。午後4時のチェックイン予定ですから、傘を持っていくかどうか微妙なところです。でも降られたら嫌なので持って行くことにしました。カバンひとつと傘ひとつ、財布と小銭入れと携帯電話とパスモ。坐骨神経痛の私にとっては結構な荷物です。ま、金曜日とはいえ平日だし、昼間の電車はすいているだろうとタカをくくっていました。駅に行くと、電車はもちろんそれほど運んではいなかったのですが、座れません。自由が丘で東横線の特急に乗り換えたときもやっぱり座れない。横浜駅で降りてJRのホームまで歩きついたときにはかなり腰痛がひどくなっていたので、東海道線の列車が到着したときには、なりふり構わず空いた席へ突進しました。意外にたくさんの人が乗り込んできて、座れない人もかなりいました。とりあえず座れてよかったなと、改めて思いました。坐骨神経痛を抱えている今は、1時間20分も立っているのは絶対無理です。本当は快速アクティに乗る予定だったのですが、時間が合わず、各駅停車に乗りました。各駅でも3時過ぎには湯河原の駅に着く計算なので大丈夫。
と思っていたら、藤沢の駅に着いた途端に車内アナウンスが「茅ヶ崎と平塚の間の踏切で乗用車が立往生したため、東海道線は運転を見合わせます」と言いました。ま、遅れるようだったら旅館に電話を1本入れればいいだけのこと。せっかくの休日だからのんびりした気分でいようと思いました。10分くらいの停車の後、動き出して再び車内アナウンス「踏切内で乗用車が立往生したため、遅れが生じました。ご乗車のお客様にはご迷惑をお掛けいたしまして大変申し訳ございません」 しかし、考えてみれば変な話です。乗用車に立往生されて一番迷惑したのはJRです。私がJRの社員なら、こうアナウンスします「踏切で乗用車が立往生したため、現在10分ほど遅れて運転しております」以上です。謝罪の言葉は要りません。それに乗用車というのも引っかかります。どうせ老人かオバサンの運転だろうという失礼な憶測はさておき、踏切で立往生するのは日頃からあまり運転しなれていない人で、用もないのに車で出かけるからこういうことになる訳です。やはり乗用車は必要最小限に制限すべきです。
さて、大磯の次は二宮。15年位前に苦情処理のために来たことがあります。かなりの田舎です。そのときは苦情処理専門ではなかったのですが、店長だったのと有力なコネクションを持つ客だったのとでやむを得ず行きました。根府川駅に近づくと窓から海が見えました。久しぶりに見る海で、しかも東京湾でなく太平洋。生憎の曇り空でしたが、水平線も見え、満足しました。まもなく湯河原です。熱海の一駅手前。近いのか遠いのかよくわかりませんが、パスモで行ける範囲ではあります。午後3時半すぎ、湯河原駅に到着しました。
するとそこへ仕事の電話。しかし大した用事でなくて、すぐにタクシーへ乗り込み、10分弱で予約の旅館へ。入り口の光景を見て、まず思いました。ありゃりゃ、これはまたネットの画像とずいぶん違います。かなりの落差で少し気落ちしました。ネットにはもっと現実に近い画像を載せた方がいいのではないでしょうか。常識的な人は、話半分、画像半分でネットを見ていて、ある程度は割り引いて予想しますから、実物を見たときに意外にマシだと思わせる方がいい気がします。人のフリ見て我がフリ直せ、私の会社のホームページも直した方がいいかと思いました。
さて、館内は思ったより広く、3階まであって私の部屋は3階。階段が急でちょっとしんどい。それに途中にパントリーやら準備室やら物置やらが散在していてしかも丸見えなので、旅館は普段の生活から離れた非日常を演出してくれるものという私の期待はもろくも崩れ去りました。まるで、大きな家に住んでいる親戚のところに泊まりに来たみたいで、果たして客扱いされるのか、不安になってしまいます。
70歳を超えていると思われるフロントのおばあちゃんはスタスタと先導して、部屋に着くやいなや、矢継ぎ早に説明。私はまだそれについていけましたが、もう少し年配の客はほとんど憶えられないのではないでしょうか。客のペースよりも自分のペース。他人のペースに合わせるのはエネルギーが要ることなので、あまり高齢の人は接客に向かないかもしれません。
代わって、お茶を持ってきてくれた仲居さん。50代くらいか。夕食と朝食の時間を聞かれたので、午後6時と午前8時に決定。宿帳のための帳票を持参していて、ご記入くださいと。名前や住所を書きながら多少質問。ま、普通に答えてくれたので、用意しておいた2,000円入りの小さな封筒を「少しですが、よろしくお願いします」と言って渡しました。すると、
「何もできませんが、有り難く頂戴いたします」
うーん、少し違う気がします。この言い方だと、「チップをもらっても特別なことは何もできませんし、しませんよ、それはわかってくださいね、でもせっかく出していただいたからもらうものはもらいますね」という意味に聞こえてしまいます。まるで私が便宜を図ってもらうために賄賂を渡したみたいです。私は越後屋じゃないし、仲居さんだって悪代官じゃありません。もし私が仲居さんだったらこう言います。
「有り難く頂戴いたします。精一杯努めさせていただきます。今日はどうぞごゆっくりおくつろぎくださいませ」
ま、いいでしょう。とりあえずお風呂に入りますか。なんせ温泉に来たのだから、何と言ってもお風呂でしょう。なんでも、お風呂は一階と二階にひとつずつあって、午後7時に男湯と女湯が入れ替わるとか。青い暖簾が男湯で、赤い暖簾が女湯。OK。要するに青い暖簾のお風呂に入ればいいということです。この時間は二階のお風呂が青い暖簾でした。いつでも入れると言っていた割りに明かりがついていないのは何故でしょう? 仕方なく自分でスイッチを入れて入りました。うーん、やっぱりネットの画像とはかなりの落差があります。これもやむを得ないか。ま、広くはないけれども他に客がおらず、貸切状態でゆっくり30分ほど浸かりました。あまり特徴のないお湯ですが、やはり新しいお湯がどんどん流れ込んでくる大きな浴槽は気持ちがよろしい。
上がった後に、マッサージを頼もうと思いましたが、以前、あまり坐骨神経痛のことをご存じないマッサージ師から、痛い箇所を思い切り押されて動けなくなったことを思い出して、やめました。お茶を飲みながらゆっくりしていると、先ほどの仲居さんが「夕刊です、よろしければどうぞ」と持ってきてくれました。5時過ぎに雨が激しく降り始めました。
夕食が運ばれる10分前に、再び仕事の電話が入りました。今度は簡単ではなく、以前のクレームのぶり返し。直接お客様に電話して謝罪しているところへ、夕食が運ばれてきました。最悪のタイミング。なんとかご納得いただいて、その後の指示の電話を会社へ。これ以上電話してこないように、お願いするのも忘れません。頼むよ、本当に。
生ビールと黒龍の九頭竜の燗酒を注文しました。生ビールはちょっと変な味。サーバーの洗浄が不足しているのかもしれません。黒龍は最高でした。食前酒に梅酒がお猪口に一杯ついていて、料理は刺身が平目と鯛とイカとマグロのトロと赤身。焼き物が鯵と栗と海老。お椀が鱧と松茸と三つ葉の椀。鮑の肝ソースは柔らかくて、肝もおいしい。やや濃い目の味付けのソースをフランスパンにつけて食べます。なぜか燗酒によく合う。ウニを乗せた甘鯛の蕪蒸しは対照的に味付けが弱く、次のメバルの煮付けは煮すぎて硬くてしょっぱい。紙鍋はハマグリと白菜と豆腐とホタテと魚。おいしいのはおいしいが、あまり特徴がない。和牛のステーキはしょっぱいし、焼きすぎ。やや古くなった肉の臭いがしていたので、だからよく焼いて濃いソースにしたのかもしれません。止め鉢は酢の物。松茸ご飯と赤だし、たくあん、胡瓜の糠漬け、紫葉漬が出て、最後に柚子のシャーベットとお茶が出て8時過ぎに夕食終了。黒龍を6合も飲みました。
会社に電話して、先ほどの指示を確認しているときに仲居さんが布団を敷きに来ました。少し早い気もしました。食べたらすぐ寝ろと? 時刻は8時20分。そうか、そりゃそうだよね、仲居さんたちは朝の6時くらいから働きはじめるわけだから、もう仕事を終える時間だわ。いちゃもん的な発想を反省します。布団の反対側から枕に頭を乗せてウトウトし、そのまま3時間ほど眠ってしまいました。夜11時半に起きてお茶をガブガブ飲むと今度は眠れなくなり、結局朝の5時過ぎにようやく寝付き、6時45分に目覚めました。1時間半ほどの睡眠ですが、その前に3時間寝ているので合計4時間半。多くはありませんが、十分です。起きてすぐにお風呂に行きました。昨晩と違って一階のお風呂に青い暖簾が掛かっています。またしても自分で明かりのスイッチを入れます。やはり貸切状態で30分。出たところに他の客が来ました。旅館ではじめて他の客の姿を見ました。「おはようございます」と声を掛けても返事がないので、顔を見上げると、外人さんでした。一瞬、英語で挨拶しようかなと思いましたが、なんとなくピエロの日本人を演じることになる気がしたのでやめました。
風呂から戻ってきたところに仲居さんがお茶と梅干、それに朝刊を持ってきてくれました。朝食はよくあるような焼き海苔や納豆などの通り一遍ではなく、茶碗蒸しとガンモの煮付け、鯵の干物、キノコの和え物と板わさ、それに漬物と、ちゃんとしていました。板わさがかまぼこにわさびを添えたものではなくて、ちゃんとわさび漬けが添えられていておいしかった。食後に仲居さんがコーヒーを持ってきてくれました。お膳を片付けた後、仲居さんが戻ってきて、挨拶をしてくれました。心付けを渡したときの言葉に反して、この仲居さんはよくやってくれたと思います。「よくしてくれて、本当にありがとう」と言いました。
会計は35,710円。1泊2食としてはかなりの値段です。本当に贅沢でした。外へ出ると曇り空でしたが、雨は降りそうにありません。傘を持ってきたのはまったくの無駄になりました。旅館の隣のひもの屋で鯵とえぼだいのひもの、わさび漬けを買い、向かいの店で温泉まんじゅうを買ってバスで駅へ。温泉まんじゅうのお店ではたった1,470円の買い物に、お茶を出してくれました。見習いたいところです。駅に着くと鈴廣のかまぼこという看板があって、それを見て朝食の板わさを思い出しました。わさび漬けは買いましたから、あとはかまぼこということで、紅白の2本セットを買いました。
駅に戻ってホームに出たら、ちょうど9時29分発の特急リゾート踊り子号なる黒塗りの立派な電車が到着しました。中はかなり豪華な造りで乗れるものなら乗ってみたいと思いました。駅入り口の表示では全席指定となっていたので、乗れるのかどうか乗務員に聞こうと立ち上がったら、その前に女性2名が乗務員に話しかけています。私と同じ考えで、乗れるのかどうかを聞いたようです。それに対して乗務員が、ただ東京に戻るだけなら普通列車のほうがいいですよ、と言っていました。ああそうですかと、女性2名はホームのベンチに戻りました。それを見て私もよく事情がわからないまま、乗るのを断念して9時50分発の各駅停車を待つことにしました。
行きと同じく進行方向右側の席へ。ただし方向が反対ですから山の方を眺めることに。早川の駅に止まったところで、白い大きな仏像が見えました。ナントカ観音でしょうか? ネットで調べると東善院の魚籃観音とのこと。観音様というのは釈迦の修行時代の呼称で、それがさまざまに姿を変えてナントカ観音とかナントカ菩薩とか観音菩薩とか観自在菩薩とか、体系的に勉強しないとわけがわからないほど多種多様に伝えられています。それにしても白くて大きくてふくよかで立派な像なので、次に東海道線を旅することがあったら、寄って見ることにします。そのときは是非あの真っ黒の豪華な電車、リゾート踊り子号で行きたいと思います。
平塚あたりに来ると、山ははるか遠くになり、関東平野という感じ。横浜に近づくにつれて電車はどんどん混んできてほぼ満員状態。お土産と荷物を抱えて東横線に乗り換え。川を渡ると東京都です。戻ってきました。明日は菊花賞です。


体脂肪計つき体重計

2007年10月18日 | 健康・病気
形から入るのが好きな私としてはダイエットも例外ではなくまずは体脂肪計つき体重計をコジマで買いました。税込で3880円。オムロンの体スキャンはずっと高くて1万円以上でいろんな機能がついているようでしたが、もともと持っていたアナログの体重計が見えづらくなったことが新しく買う主な動機で単に体重さえ量れればよかったので、これで十分です。早速年齢と身長を設定入力して体重を量ってみました。
これまで使っていたアナログの体重計は東急ハンズで買った、足よりも小さい可愛いものでした。お洒落ではあるのですが、乗る位置によっては2kg以上の差が出たり、見にくいので屈み込んで見ると針がブレたりしていました。最後に量ったとき、例によってよく見えないながら、なんとなく70という数字が見えまして、まさかと思いつつも再度量る気にはならず、この際だから精確に量れるデジタル体重計を買おうと思いました。
という訳で量った結果ですが、案の定、デジタル体重計でもアナログと同じく70kgでした。50kg代の体重が一気に70kgまで増えてしまった現実に愕然としてしまいました。もう絶対に夜は何も食べない!と宣言したいくらいですが、誰かに晩メシを誘われたら決して断われない自分を顧みて、それはよしました。改めて表示を見ると、体脂肪率が22%。最近の太り具合から考えて25%は下らないだろうと覚悟していたので、体脂肪率については意外に少ないと感じました。しかし体重計についていた体脂肪率の目安表によると標準は約14%で、現状から8%も減らさなければなりません。8%というと単純に70kg×8%=5.6kg減らせばいいのかというとおそらくそうではなくて、50kg代だった頃の体脂肪率から考えて少なくとも5.6kgの3倍、16.8kgは減らさないと体脂肪率が14%には下がらないだろうと思います。
ただ、驚いたことに、体重計を買って体重を量った次の日にはもう1.3kgも体重が落ちていました。ショックで何も食べなかったという訳でもなく、やや抑え気味にしたのと、長風呂をしつつ深呼吸を繰り返してサラサラの汗をたっぷり流したのが効果があったのかもしれません。今のところ、積極的な運動は腰痛があってできないので、毎日体重計に乗るのがダイエット法となります。あまり有効でない気もしますが、病は気からという諺にちなんでダイエットも気からということであれば体重を気にすることで体重が減るのだという虫のいい理論を信じてみようかなと思っています。

秋華賞のウォッカは最後に伸びてきたものの3着に終わりました。しかしレースは中だるみのレースで、いつもどおり外を突いて正攻法で勝ちに行った結果ですから悲観することはありません。ダービーと同じジャパンカップで、もしハイペースで引っ張る外国馬がいたら、中断から楽々と抜け出してレコード勝ちもありうると思います。ここ20年余りで最も中距離で強かった牝馬はエアグルーヴですが、果たせなかったジャパンカップ制覇を日本の牝馬としてはじめて行なう可能性があると思います。


内臓脂肪で動けない

2007年10月13日 | 健康・病気
どうも最近ちょっと動いただけで息切れがしたり机の下に落ちたものを拾うのに「よっこいしょ」と声が自然に出たりするので、やっぱり少し太ったのかなと思って体重を量ってみたら、一年半前に現場にいたときに比べて13kgも増えていました。元の体重からすると22%増です。売上が22%増とか利益が22%増とかなら喜べますが、体重の2割増しはシャレになりません。以前からダイエットしないといけないとは思っていましたし、このブログにも何度か書きましたが、まだ漠然とした段階でした。しかし今週、靴下を穿くときにお腹が邪魔をして脚を外側に上げないと手が爪先に届かない状態になって、アレ?前はこうじゃなかったよなと、ふと気づいたとき、さすがに危機感を覚えました。
私の場合、皮下脂肪よりも内臓脂肪がたくさん蓄えられている感じで、この内臓脂肪が身体の動きを阻害します。たとえばヨガで椅子に坐って顔を膝の間に入れるポーズが、お腹の内臓脂肪が邪魔をしてできません。体育坐りにしても、身体と膝を近付けるのに手で膝を持って引き寄せてやっとできる有様です。昔のテレビドラマで体育坐りから膝を胸に寄せて腕で抱えるようなシーンがありましたが、いまの私には絶対に不可能です。体育坐りでもやっとなのに、そこからさらに腕で膝を抱えるなんて、バスケットボールをお腹に抱えているような体ではまず無理。考えただけでもお腹の肉に肺が押しつぶされて呼吸困難になりそうです。
やっぱり何が何でも痩せなければなりません。インターネットでダイエットを検索すると、サプリメントやダイエット食品の広告が山ほど出てきますが、どうも怪しくて使う気がしません。ダイエットのサロンに通うのも時間的にかなわない。そこでまずは薬や食品や場所に頼らないダイエットをはじめようと思っています。実はここに書くこともそのひとつでして、目標達成の第一段階は宣言したり宣誓したりすることです。後はダイエットの王道である食事制限と運動。現場から本社勤務になってほとんどデスクワークばかりの毎日で、しかも拘束時間が12時間と長いので、なかなか運動ができません。食事のほうは現場を離れて少しずつ量が減ってきたのですが、それでも運動量の減り方の方が多かったんでしょうね。余剰のカロリーが体重となって蓄積されてしまいました。従って運動があまりできない以上、食事制限に比重を置いたダイエットをすることになります。料理をすることが数少ない趣味のひとつであり、しかもワインや日本酒、ビールが大好きな私がダイエットできるのか? 甚だ疑問ではありますが、何とかやってみるしかありません。7月に買って以降、毎朝大活躍しているご飯炊きの土鍋ですが、白米だけでなく玄米や雑穀もうまく炊けるのかどうか、試してみようと思います。


横断歩道の渡り方

2007年10月08日 | 政治・社会・会社

横断歩道で待っていて、歩行者信号が青に変わった直後に渡ろうとしたら、そこに自動車が突っ込んできて危うく轢かれそうになったことが何度かあります。そのとき轢かれていた方が、その後ひどい座骨神経痛に悩まされながら愚か者たちの苦情処理をしてなんとか生き延びている現状に比べればはるかにましだったのかもしれませんが、そんな話はまた別の機会に譲るとして、信号無視の悪質ドライバーになんとかして天誅を下したいと思っているのは私だけではないと思います。しかし相手は自動車という走る凶器に乗っていて、一方こちらは丸腰の歩行者ですから普通にぶつかっては怪我をしてしまいます。そうなったら裁判や示談でいくらかの賠償金はもらえるでしょうが、後遺症が残る可能性もあってリスクが大きい。自分が怪我をしたり罪に問われたりしないで、悪質ドライバーに自覚を促す有効な方法はないものでしょうか。

通常、信号機は車道側が赤になってから歩行者信号が青になるまで、少しだけタイムラグがあります。それを当て込んで間に合うだろうと勝手に解釈して突っ込んでくるのが悪質ドライバーです。救急車や消防車が赤信号の交差点に侵入する場合は、回転灯を点滅させ、サイレンを鳴らして注意を促し、しかもスピードを落としてから入ってきます。しかし悪質ドライバーが信号無視をする場合は逆にスピードを上げて突っ込んできます。間に合いたい、間に合わせようとする気持ちがアクセルを踏ませる訳です。たとえ人格的にはまったく悪質でない人でも、心にゆとりのないときなど思わず赤信号に突っ込んでしまうことは十分考えられます。誰でも悪質ドライバーになる可能性があるのです。

だからと言って、その悪質ドライバーを責めない訳にはいきません。信号無視や酒酔い運転による交通事故で被害に遭ったり家族を亡くしたりした人にとっては、誰でも悪質ドライバーになる可能性があるという一般論は、なんの慰めにもならないのです。交通事故で家族を亡くした人にとっては、悪質ドライバーはすべて死刑にしてほしいくらいでしょう。極論を言えば、自動車という凶器を運転するわけですから、その場の焦りや出来心も含めて、例外なく悪質ドライバーは死刑にすべきです。

しかし現状は危険運転致死罪が最高で、間違っても死刑にはなりません。福岡県で幼い子供3人を殺した今林大(ふとし)は、殺人罪が適用されれば間違いなく死刑なのに、10年くらいの刑になってしまいそうです。私たちには今林大が死ぬまで、今林大が殺人犯であることを語り継ぐことしかできません。その間にも、第2、第3の今林大が現れて、罪のない人たちが信号無視や酒酔い運転で殺され続けることでしょう。戦争をしたくない私たちが戦争反対を叫び続けることしかできず、その間に死の商人たちが悪質な政治家を仕掛けて次々に戦争をし続けるのと同じです。

日本の死の商人たち
http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/jjw/servlet/ippan/sangyo/kigyo;jsessionid=F42L1VwXL2fW2Gbo4PKO0nvyjWv6tkwbXFeN5zVrHxBz5vAdWWgZ!91611089!-1408236000!7001!7002?largeIndustryID=0006&previousCategoryDiv=4&searchDiv=2&industryID=0033&sortID=1

自動車産業が入っているのに驚く人もいるでしょう。そうなんです。自動車メーカーは交通事故を引き起こすために自動車という殺人マシーンを作って大儲けしているだけでなく、本物の人殺しのための武器も作っているんですね。三菱自動車なんてあれだけリコールが問題になったのにまだ臆面もなく自動車を作り続けていますが、その一方ではせっせと武器も作っているんですね。供給は需要の大きさによるわけですから、武器商人はどんどん戦争をして武器をたくさん使ってほしいと願っています。戦争は人殺しですから武器商人の願いはたくさんの人が殺されることです。そして人殺しの道具をたくさん売って儲けたお金で政治家を買収し、さらに儲けるために戦争をしかけたりアメリカの戦争屋であるブッシュに協力させたりしている訳です。テロ対策特措法でブッシュに協力しているのは日本の軍需産業が儲かるからなんですね。武器商人は間接的に殺人を奨励し幇助していて、刑法で言えば主犯格ということになります。しかしそこをごまかすために政治家を使って愛国心をあおったりして何とか大義名分をこしらえようとしている訳です。北朝鮮をアベが糾弾するのは「敵の敵は味方」大作戦で、北朝鮮という「日本国民の敵」という幻想を提示することで、国民を味方に付けようという姑息な手段なのです。アベは武器商人の操り人形にすぎません。

というわけで、人殺したちが自動車を作っている以上、信号無視や酒酔い運転による殺人は、いつになっても、どう転んでも、死刑になることはないでしょう。取締りが強化されることもありません。交通違反の量刑や取締りを厳しくしすぎると肝心の車が売れなくなってしまいます。そうなると武器商人と政治家が共倒れになってしまうので、交通違反については警察官が点数を稼ぐための最低限くらいは取り締まり、世間がうるさくない程度には法律を厳しくする、ということでお茶を濁すことになります。ただし法律は厳しくしたけれども解釈は別という常套手段があるので、現実はあまり変わらないでしょう。暴走族が相変わらず幹線道路を走っていますが、自動車メーカーにとっては彼らも立派なお客様。警察もそう簡単には取り締まるわけにいかないのです。悪質ドライバーはいつまで経っても野放しのままです。

さて、信号を無視して突っ込んでくる悪質ドライバーに対して、私たちができるせめてもの抵抗は、歩行者信号が青になった瞬間に横断歩道に飛び出すことです。実際に自分の体で飛び出してしまうとそのまま轢かれてしまう危険が大きいので、何かで代用しなければなりません。それは悪質ドライバーの視線から見ても十分に目立つ大きさがあり、車に当たってもたいした損害にならない程度の金額のものでなければなりません。

たとえばおばあちゃんがよく押して歩いている台車なんかどうでしょうか? 黄色が一番目立つ色だと思うので、台車に黄色い布を被せ、横断歩道の端で待機します。片側二車線の道路。右を見るとどうでしょう、お誂え向きにかなりスピードを出している乗用車が近づいてきています。車道の信号は黄色。台車を押し出すために腰を落として身構えます。車道の信号は赤。乗用車はスピードを緩めるどころか逆にアクセルを踏み込んでいるようです。狙いは内側の車線です。歩行者用の信号が赤から青に変わりました。腕を思い切り前に突き出します。台車は勢いよく飛び出し、内側の車線へ進み、まさに突っ込んできた車の正面に到達しました!

スケートボードでも、同じ方法が使えるかもしれません。スケートボードに何か目立つものを乗せて歩行者信号が青になった瞬間に横断歩道の真ん中くらいまで蹴りだすのです。赤信号を突っ込んでこようとする悪質ドライバーがいたら、少しはヒヤッとするでしょう。でも大丈夫です。歩行者信号が青になるのは車道側の信号が赤になってからさらに一拍置いてからで、停車するのに十分な時間の余裕があるはずなのです。しかもこちらは歩行者信号が青になるまで待つわけですから、違法行為はひとつもありません。自分が横断歩道を渡るより先に台車を出して、安全を確認してから渡るという実に慎重な渡り方をしたにすぎないわけです。

あるいは傘でもいい。できれば黄色の傘、なければ青や赤の明るい色がいいでしょう。右から突っ込んできそうな車がいるときは、ドライバーに注意を促し、停車を促す意味で、歩行者信号が青になった瞬間に、広げたままの傘を前に突き出すのです。自動開きの傘なら、突き出してから開いてもいいでしょう。当たったら何か要求しようというのではなく、あくまで自分の安全のためです。何せこちらの信号は青、向こうは赤なのですから、当たるはずがありません。

そうやって、信号が赤になったときに交差点に突っ込もうとすると横断歩道から何かが飛び出してくるというイメージを植えつけることができれば、少しは信号無視が減るんじゃないかと思います。日本全国すべての横断歩道に、押し出すための台車が用意してあれば便利なんですけどね。


毎日王冠と京都大賞典~結果

2007年10月08日 | 競馬
ダイワメジャーはもともと末脚の瞬発力で勝負するタイプではなくスピードで押し切るタイプですから、上がりタイム34秒8の競馬で後ろから来た瞬発力に勝る馬に抜かれたのもやむをえないとは言えます。しかし抜かれた相手が条件戦を勝ち上がったばかりのチョウサンと3歳馬のアグネスアークというのがいけません。このあたりの馬に差されるということは去年に比べて調子落ちしているのでしょう。ここを叩いて本番は天皇賞という陣営の青写真もあるでしょうが、ダイワメジャーのような先行脚質のスピード馬は休み明けでも走るものですから、天皇賞でも今回以上の上積みはないと思います。ただ、本番では斤量が同じになるので依然として有力候補の一頭ではあります。京都大賞典のインティライミは見事でした。不調から脱出したかもしれません。本番の天皇賞は5歳馬が中心となりそうです。