三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース回顧~有馬記念

2013年12月23日 | 競馬
有馬記念の結果
1着オルフェーヴル   ◎
2着ウインバリアシオン △
3着ゴールドシップ   ▲

馬券は◎オルフェーヴル1着流しの3連単5,240円的中。今年最後の馬券を的中で終わることができてラッキーでした。
オルフェーヴル1着流しの馬券を買ったとはいえ、何が起こるのかわからないのが競馬。ホームストレッチではややかかり気味になっていたのを池添騎手がよく押さえたと思います。しかも3コーナーから外を突いて進出。強い馬は必ず外を突きます。4コーナー先頭から直線では離す一方の8馬身差の勝利は、体調万全とは言い難いコンディションだったこともあり、見事としか言いようがありません。
2着3着は実力馬が来たわけですが、5着に単勝最低人気のタマモベストプレイが入って、この馬が上位に来る可能性を予想していたことが、今回の私の予想のハイライトでした。3着に食い込んでいたら大変な馬券になるところでした。来年はそういう馬券を狙って生きたいと思います。

来年も例によって金杯からスタートの予定です。現段階では中山金杯に26頭、京都金杯には44頭が登録していて、にぎやかな正月競馬になりそうです。


有馬記念~オルフェーヴルの相手は

2013年12月21日 | 競馬
有馬記念G1です。
先週の段階から三冠馬オルフェーヴルが何馬身離して勝つかが見どころだと考えていました。G1馬4頭の争いかとも思っていましたが、前走の着順や追い切りの様子など、なかなか一筋縄ではいかないレースになりそうです。
出走メンバーを見ていると間違いなくスローの上がり勝負になるので、そうなるとゴールドシップには不利でエイシンフラッシュが有利かと思っていましたが、展開有利なエイシンフラッシュは足元の不安で回避してしまいました。ゴールドシップは前走負けすぎだし、トーセンジョーダンも有馬記念が不得意みたいなので、結局オルフェーヴルの1強になってしまった形です。

内枠から各馬を見ていきます。
ダノンバラードは前走が負けすぎですが、宝塚記念くらい走れば可能性はあります。切れない馬なので、いまの中山が合うかもしれません。
ヴェルデグリーンはオールカマーを勝ったことでやや人気になり加減ですが、いかんせん実績が乏しすぎて買えません。
カレンミロティックは金鯱賞勝ちで穴人気になっています。こちらも3走前は条件戦を走っていた訳で、やはり買いづらいところです。
ウインバリアシオンは久々で30キロ増の前走で3着。確実に追い込んでくるのでこの馬は買いでしょう。
デスペラードは前走ステイヤーズS勝ち。しかしその前の2400~2500m戦が9着、10着、6着ではやはり買えません。
オルフェーヴルは2回だけ10着と11着のポカがありますが、全成績が9-4-1-2。まともに走ったときは必ず上位ですし、まともに走らなかった阪神大賞典も2着に追い上げています。キズナもジェンティルドンナもいないこのレースでは、よほど調子が悪いとか、ホームストレッチで思い切りかかってしまうとか、または3コーナーで逸走してしまうとかがない限り、他の馬がこの馬を負かすのは困難だと思います。
タマモベストプレイはクラシック戦線から前走朝日チャレンジCを叩いての参戦。皐月賞で5着したくらい走ればここでも2着争いには加われる可能性があります。
ラブリーデイはクラシック戦線の途中で離脱。やや実績に乏しく、前走の金鯱賞2着だけでは買いづらい。
ルルーシュは良績が東京コースに集中しています。中山で1番人気に押されたAJCとオールカマーで4着、7着ではここも買えません。
アドマイヤラクティはジャパンカップ4着で人気になっていますが、この馬も良績は東京で、しかし安定していません。人気でも買いづらいところです。
ラブイズブーシェも3走前まで条件戦。実績がなさ過ぎです。
テイエムイナズマは成績が振るわず、上位は無理そうです。
トゥザグローリーはやや持ち直し気味ですが、この馬も中山コースが鬼門。
ゴールドシップの取捨が今回の最大のポイント。調子が戻っているかどうかも気になりますし、スローペースで上がりの速い競馬になることも懸念材料。それでもオルフェーヴル以外の馬とは格が違います。ただ今回はまくりきるまではどうでしょうか。
ナカヤマナイトはクラシック戦線で活躍した馬であり、中山は大の得意です。ちょっと人気がなさ過ぎる気がします。
トーセンジョーダンはジャパンカップで3着に残り、おかげで私の馬券が外れました。スローペースを先行してうまく残っただけなので、着順ほどの活躍ではありません。東京コースが得意なんですね。去年の有馬記念は、天皇賞勝ちでジャパンカップも2着と調子がよかったのに5着に終わりました。その前の年の有馬記念も5着ですから、そこそこ来る力はあるけれども有馬記念のコースが向いていないと思います。

◎オルフェーヴル
〇ナカヤマナイト
▲ゴールドシップ
△ウインバリアシオン
△タマモベストプレイ
△ダノンバラード

オルフェーヴルが有終の美を飾って引退式も盛り上がると予想します。馬券は3連単での1着流し20点勝負。


愚劣なジブリ映画

2013年12月21日 | 政治・社会・会社

ジブリ映画というのがあります。
要するにマンガですね。文字通りマンガみたいなアホらしさです。
出てくる言葉は教条ばかり。世の中の決まりごとに対して自分のスタンスをどうすればいいかという、政治で言えばポリシーではなく政局ばかりを考える映画です。
自分にとって得かどうかを判断して次の行動を決めるのは、政治家に代表されるクズどもですが、ジブリ映画の主人公たちは、なぜか政治家と同じで自分の損得ばかりを気にします。
そして反省もしない。
これは、ジブリ映画を作る人たちの世界観の狭量さに由来するものです。こんな狭量な世界観の映画を観て喜ぶのは、同じように狭量な世界観を持つ人種だけでしょう。日本人がそのひとつであるのは非常に残念なことでもあります。

たとえば自然破壊に対するアンチテーゼがあります。しかしそれは軽薄短小なアンチテーゼであって、見えている生き物だけが生き物であったり、哺乳類や鳥類など、大型の動物だけが生き延びればいいような世界観であったりします。動物は押しなべて他の生物を食べて生き延びているという厳然たる事実を見ようとしない。人間と、犬と猫とライオンと、その他の目に見える動物だけが生き延びても、自然破壊はどんどん進んでいることを理解しない浅薄さがあります。こんな映画を作るのは、はっきり言ってクズどもだと思います。思い切り商業主義に乗っかって金儲けをしているくせに、偉そうな教訓をたれるところに救い難さが透けて見えるのです。

その他のテーマについても同じで、組織と個人、共同体と個人のかかわりの中で個人の人権や尊厳が如何に損なわれてきたかというダイナミズムをまったく理解せず、組織の目的と個人の目的の齟齬について悩むようなアホな主人公を設定します。いまどきそんなバカはいないだろうと思うのですがジブリ映画が流行っていることからして、たくさんのバカがこんな映画を喜んで見ているのだということがわかります。

日本からジブリ映画なる下劣な文化が早く消えてなくなることを切に望みますが、日本人の下劣さがジブリ映画を今後とも支えていくのでしょう。ジブリ映画がなくなる日が来ない限り、日本人の精神はいつまでたっても救われません。


レース回顧~朝日杯フューチュリティS

2013年12月15日 | 競馬

朝日杯フューチュリティSの結果
1着アジアエクスプレス 無印
2着ショウナンアチーブ 無印
3着ウインフルブルーム △

馬券は◎プレイアンドリアルの頭からでした。7着に惨敗でハズレ。
それにしてもアジアエクスプレスとは驚きました。ダートしか勝ったことがない馬がいきなり芝のG1を勝つなんて滅多にないことなので、いの一番に消してしまいました。ショウナンアチーブも前走が1400mの500万特別だったので、いきなりは無理だろうということで消してしまいました。その2頭で決まったということは、このレースのレベルが相当に低かったということになります。そこまで予想できなかったのが敗因ですね。

プレイアンドリアルの他で期待したアトム5着ベルカント9着ショウナンワダチ6着に終わりました。ウインフルブルーム3着が最高というひどい予想でした。

さて、来週は有馬記念です。オルフェーヴル最後のレースですが、キズナジェンティルドンナは回避しましたし、ゴールドシップの復活も期待薄ですからオルフェーヴルが何馬身離して勝つかを見るレースになりそうです。


朝日杯フューチュリティステークス~プレイアンドリアル

2013年12月14日 | 競馬
朝日杯フューチュリティステークスG1です。
人気馬が強いレースですので、予想は素直にいきます。

◎プレイアンドリアル
〇アトム
▲ベルカント
△ショウナンワダチ
△ウインフルブルーム

本命は前走東スポ杯で内から差されながらも差し返してきてレコードの2着となったプレイアンドリアル。マイルチャンピオンシップを連覇したデュランダルの産駒で母父がティンバーカントリーなら距離はピッタリ。地方所属馬初の芝のG1制覇に期待します。
ディープインパクト産駒でデイリー杯2着のアトムと迷いましたが、アトムは馬格がないのでゴチャつく中山1600mは少し不利と見て2番手にしました。
牝馬ながら重賞勝ちのベルカントが単穴。サクラバクシンオー産駒なので、やや距離が長いのではないでしょうか。逃げ切りまではなさそうな気がします。
前走で500万の特別を勝った2頭が押さえ。

馬券は◎プレイアンドリアルを頭の3連単12点と馬単4点勝負。


レース回顧~阪神ジュベナイルフィリーズ

2013年12月08日 | 競馬
阪神ジュベナイルフィリーズの結果
1着レッドリヴェール 無印
2着ハープスター    無印
3着フォーエバーモア △

馬券は1着馬、2着馬ともにヌケでハズレ。ひどい外しかたでした。

勝ったレッドリヴェールはドロドロ馬場だった札幌2歳ステークスを勝って以来です。新馬戦も勝ちタイムが遅かったのでここではどうかなと思っていました。久々も速い時計も克服しての勝利は価値があります。同じく久々のハープスターが最速の上がりでしたが届かずハナ差の2着。早めに出たフォーエバーモアが3着に残る展開でした。クリスマスは後ろから行き過ぎてハープスターと同じ上がりタイムを記録したものの4着止まりでした。5着のマーブルカテドラル以下は流れ込んだだけなので着順はどう変わってもおかしくありません。

将来が期待できるのはやはりハープスター。馬群を縫って2着に追い込んできた末脚はかなりの迫力でした。クリスマスは勝負が終わってから来た感じです。馬格もないし、今後はどうでしょうか。先行して潰れてしまったホウライアキコはやはり距離が長かったのでしょうか。前走で見せたしぶとさが少しもないままに7着に終わりました。

さて、来週も2歳の競馬です。このまま連敗で今年も終わりそうな予感が満々ですが、何とか頑張って予想したいと思います。


特定秘密保護法の成立

2013年12月07日 | 政治・社会・会社

特にコメントはしないつもりではありましたが、気になる点が二つあるので書いてみます。

ひとつは「特定秘密」の内容について。
たくさんの人が書いているので定義については述べません。気になるのはたとえば「安倍晋三はバカ」とか「安倍晋三は二桁の掛け算ができない」とか書いたら、それは特定秘密の漏洩に当たるのかどうかということです。二桁の掛け算についてはたしか溝口敦さんがどこかに書いていました。
いまは文字通りバカ話で済むかもしれませんが、来年あたりになるとブログで「安倍晋三はバカ」と書いたら逮捕されてしまうのではないかという気がします。ゾッとしますね。

もうひとつは、日本人の弱さについて。
日本人が弱いのは、孤立に対する耐性のなさだと思います。逆に言うと、個人としての自分自身の人格を組織や共同体と同化することで精神の安定を図ろうとする精神性があることです。それは共同体への依存心であり、日本人に限らず人類に共通の精神性ではありますが、日本人の場合特にそれが強く働いて、共同体に依存しない人を罰するまでにエスカレートします。

次のような行動にそれは見て取れます。
頑張れニッポンと応援する。
ニッポンを応援しない人を非難する。
肩を組んで「六甲おろし」や「闘魂こめて」を歌う。
靖国神社を参拝する。
会社のために休みも取らないで働くことを美徳として称える。
「使えないやつ」と言って同僚や部下、上司を非難する。

戦前の日本人の行動で言えば、
非国民だと他人を非難する。
反体制的な人を密告する。
反体制的な言動をする人の家族を迫害する。

これらの行動に対して、私たちが日常的に仕事として行なっていること、たとえば、プロジェクトを成功に導くためのチームワークやゲームに勝つためのチームプレイも同じようなメンタルですが、これらの場合は役割分担をはっきりして、それを果たすことが求められるのであって、チームに人格を同化させることではありません。チームに精神的に依存してしまうことは目的のためには却ってマイナスに働きます。あくまで個人のプレイの集約がチームとしての働きになるのです。そしてプロジェクトやゲームが終了すればチームに執着することなく個人に戻ります。こちらの行動は正常な行動と言えます。

しかし共同体に依存する行動は正常とは言えません。
個人として自立することよりも、共同体に精神的にも経済的にも依存することで生きている人間は「お国のため」という大義名分の前に自由も財産も差し出してしまいます。そうしたほうが気持ちが楽だからです。孤立し迫害されるのは耐えがたいことなのです。そして指導者にとって依存的な国民ほど扱いやすいものはなく、場合によってはお国のために命を差し出せとさえ簡単に言うのです。

人間の強さは孤立に対する耐性であって、暴力と迫害を恐れないことが「強い」ということなのです。それは他人の権利を守るやさしさであり寛容さでもあります。
組織や共同体に精神的に依存して生きる人は、組織や共同体の利益を一番に考え、他人の権利を忖度することがありません。やさしくないのです。不寛容なのです。そして私が一番心配しているのは、特定秘密保護法が成立する背景には、こうした不寛容な精神が日本中に蔓延しているということがあるのではないかということです。

そうだとすれば、弱い人間たちが共同体の大義名分の下に他人を迫害する世の中が、もうそこまで来ています。心の底からゾッとする年の瀬になってしまいました。


阪神ジュベナイルフィリーズ~ホウライアキコ

2013年12月07日 | 競馬
阪神ジュベナイルフィリーズG1です。
戦績の少ない2歳牝馬だけに比較が難しいところです。

◎ホウライアキコ
〇クリスマス
▲マーブルカテドラル
△レーヴデトワール
△フォーエバーモア
△マジックタイム

本命は3連勝中のホウライアキコ。阪神1600mの外枠が気になるところではありますが、過去5年で18番枠は1勝3着2回と、3回も馬券に絡んでいます。大外枠は気にしなくていいでしょう。展開的にもそれほど前に行く馬がいないので、外枠から先行して押し切ることが可能だと思います。
前残りの展開とみてデムーロのクリスマスが相手。そのクリスマスに勝ったマーブルカテドラルが単穴。差してくるレーヴデトワールフォーエバーモアマジックタイムの3頭が押さえ。

人気のハープスターは臨戦過程がどうにも気に入らないので消しました。同じ理由でレッドリヴェールも消し。前が止まらない展開ではハープスターの追い込みが届かない気がします。冬毛も気になるところです。

馬券はを頭の3連単20点と、◎〇▲-◎〇▲△△△の馬単15点。


レース回顧~ジャパンカップダート

2013年12月02日 | 競馬
ジャパンカップダートの結果
1着ベルシャザール   ▲
2着ワンダーアキュート 無印
3着ホッコータルマエ   〇

馬券はローマンレジェンドの頭からだったのでハズレ

それにしても2番人気で13着に惨敗するとは思いませんでした。スタートはよかったのですが、行きっぷりがなんとも悪くて、4角手前で手が動き始めたときはもうダメだなと諦めました。岩田騎手は悪い騎乗ではなかったと思いますが、ジェンティルドンナを外されたときからツキが離れていったのかもしれませんね。直線に向いたときは内と外で離れてはいましたが、勝ち馬と同じ位置にいました。直線まったく伸びなかったのは体調不良だったのでしょうか。

勝ったベルシャザールは中段をゆったりと追走して3コーナーから外をついて動き出し、直線も外から差し切る強い競馬でした。1000メートル通過が61秒6なので速いペースではありません。前に行ったホッコータルマエにとっては絶好の展開だったはずですが、昨年のジャパンカップダートも3着だったように、どうもこの馬はG1では決め手に欠けるようです。ベルシャザールと一緒に上がってきた実力馬ワンダーアキュートが2着。この馬は大敗が殆どなく、かなりの割合で馬券にからんでいるのにあまり人気にならないという不思議な馬です。私も無印にしてしまいました。

さて、エリザベス女王杯が当たってから、また連敗に陥ってしまいました。3連敗。来週と再来週は不得意な2歳戦ですが、何とか当てたいなと思っています。


JCダート~ローマンレジェンド

2013年12月01日 | 競馬

ジャパンカップダートG1です。旅先なので簡単に書きます。
◎ローマンレジェンド
〇ホッコータルマエ
▲ベルシャザール
△ブライトライン
△クリソライト
△ナイスミーチュー
前走59キロで不利がありながら0秒2差の3着に踏ん張ったローマンレジェンドが昨年の雪辱を晴らすと予想しました。
絶好調のホッコータルマエと底を見せていないベルシャザールが相手。みやこステークス組が押さえで、穴はJBCクラシック大敗の3歳クリソライト
馬券は◎を頭の3連単20点と馬単5点勝負。