
フエダイ科の魚もいろいろ食べてきましたが、こんな派手なフエダイはまだ食べたことがありません。
ヒメダイ属のハナフエダイPristipomoides argyrogrammicus (Valenciennes,1831)です。
ヒメダイ属の魚は、フエダイの中でも、やや長めの体でスタイルもよい、顔はフエダイよりも丸みを帯びています。日本にはオオヒメ、ナガサキフエダイなど8種ほどが分布していますが、その中でも特に美しいのが本種。体はピンク色で、体側には青い線があり、尾鰭や体側の上方は黄色。他の種類は、灰色や茶色などのが多いです。
南日本にも分布しますが、基本的に沖縄あたりに多い種類です。この個体も沖縄県産です。

クビレヅタをおいて、刺身にしていただきました。右がハナフエダイ。左がまた別の魚(アザハタ)です。肉は白身で、かなり脂がのっており、南方の魚としては美味しいものです。